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バイ・デザイン社長は、アキア元社長だったのか

2006-07-22 01:09:43 | 雑談
90年代の終わり、アップルが、一時期互換機を認める路線をとったとき、液晶モニタとセットで、スマートなデザインの(アップル互換)デスクトップを作っていたアキア(AKIA)というメーカーがあった。結局アップルが、互換機を認めない路線に戻り、アキアは振り回されるという格好になった。

アップルの互換機路線が、継続していたら、私はきっとアキアのデスクトップを購入していたはずだ。私のパソコン買い換えのサイクルが、残念ながら、アキアの互換機発売期間とあわなかっただけである。

その後アキアは、PC/AT機を作ったという話であった。しかしPC/AT機は、私の関心外であったので、その後どうなったのかは詳しく知らなかった。結局パソコンからは撤退となったらしい。

アキアのマック互換機は、私の潜在意識に強く影響を与えていたのであろう。現在のMacMiniプラス液晶モニタというのは、中で動いているソフトはさておき、外形的には90年代に見たアキアのデスクトップとほぼ同じものである。

「ケチケチで対ブランド」(朝日新聞7月21日、ウェッブ版はなし)という記事を読んでいて、アキアの元社長が、バイ・デザインの社長を務めているということに、私は強烈に反応してしまった。お名前は飯塚克美さんである。(もっともアキアの前はデルの日本法人社長も務めたのである)

バイ・デザインは、地デジチューナー搭載の37インチフルハイビジョン液晶テレビを19万円台で売るベンチャー企業ということである。私のテレビ環境が、何年も前に買ったブラウン管14型であり、バイ・デザインが売っているものとは、違いすぎるのでよく分からない。しかしバイ・デザインのものは、ブランドメーカーより10万円安いということである。

なぜ安く売れるのかというと、バイ・デザインは、「工場を持たず(いわゆるファブレス)、ブランドイメージを高めるための広告宣伝費を大手のように使わず、出費がかさむ営業もしない」からである。

それじゃどうしてバイ・デザインの商品を広められるの?という疑問が出るが、飯塚さんによれば「口コミを使えば、お金を使わずに認知度を高められる。それにはインターネットで取り上げてもらうのが一番」ということになる。

「バイ・デザインの売上高の約7割は、消費者がブランドをあまり気にしない北米の稼ぎによる。だが、飯塚社長は「日本人のブランド志向は弱まっている」とみる。米アップルコンピュータの携帯音楽プレーヤー「iPod」が、ソニーの「ウォークマン」をけ散らしたではないか、そう考えている」

うーん。私は「アップル」もブランドで、ブランドイメージを維持するために、ものすごいお金をかけていると思うので、飯塚さんの見解には同意できない。日本人のブランド好きはまだまだ強固だと思う。でもバイ・デザインというメーカーを私は強く支持したいと思う。2011年くらいに、14型のブラウン管テレビを買い換えざるを得ないであろうから、そのときにはバイ・デザインのものを買います。多分。

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