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silver girl(銀の少女)について少しだけ

2006-12-24 00:21:55 | 雑談
solarisさんから、「明日に架ける橋」(1970)の中の"silver girl"(銀の少女)が何者なのかについて教えてもらった。ちなみに"silver girl"が出てくるのは歌詞の三番である。
銀の少女よ、出航するんだ
ついに君が輝く時が来た
夢がすべて実現するんだ
その輝きを見てご覧
もし友達が必要になったら
僕が後ろから船を漕いでついていこう
荒れた海にかかる橋のように
君の心に安らぎを与えよう
訳詞 musikerさん

"silver girl"とは、ポール・サイモン本人によれば、当時つきあっていた彼女で、後に妻となるPeggyのことなのだそうだ。「そうだったのか、知らなかった」というのが正直な感想である(典拠Research Day: Who The Hell Is Silvergirl?)。

Peggyについては、頭に引っかかるものがあった。よくよく考えると、彼の「お体を大切に」という、ゆるい感じの歌に出てくる(アルバム「ポール・サイモン」(1972年)所収)。
家に帰りベッドへ潜り込んだ
頭を休めるため
妻がやってきて優しげな言葉でいう
「あなたどうしたの?ねえ、具合が悪いの? 」
僕はどこが悪いか説明し、
こう告げた
「ペギー、君もよく考えなよ
いつまでも無理し続けられるはずはないんだ
あとどの位昔のように動き回れるかわからないよ
冗談いっているんじゃないさ、本当だって 」
訳詞 musikerさん

出航を手助けした"silver girl"が妻となって「あなたどうしたの?ねえ、具合が悪いの? 」と、ポールに安らぎを与えてくれるわけだ。そして、ポールは医者から言われた通りのことを妻に繰り返しているのだ。あまーい生活だ!しかしそれで完結しないのも人生だ。1975年ポールは離婚するのであった。
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