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座右の銘

2007-09-15 18:10:21 | 時事問題
福田康夫元官房長官の座右の銘は、「誠実に日々一生懸命」であるという。古典に依らず、分かりやすいものである。官房長官時代、皮肉であいまいな発言を行い、人を煙に巻いていたような印象があるが、職責を尽くすために「誠実に日々一生懸命」であったに違いない。

他方、麻生太郎幹事長の座右の銘は、「天下為公」である。天下を公となす。世の中はみんなのものくらいの意義なのであろう。「天下為公」の典拠は「礼記」の一節らしい。また麻生氏の派閥の名称も、ニュースなどでは麻生派と呼ばれるが、正式には為公会である。

「天下為公」は、孫文も唱えたものだ。孫文の生涯は、負け戦の連続であった。「幕があがったら、芝居は終わっていたでは……」とまた麻生氏は名文句を吐いたそうだが、これも「天下為公」の宿命であろうか?
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