押尾とノリピー

今春、学生に対する啓発のために薬物乱用ビデオを見た。大麻に関するものがメインなのだが、申し訳程度に簡単なＭＤＭＡ編もついていた。その中では、若いカップルが薬物を服用して性的交渉に至るかのような雰囲気が描かれ、その後男性は興奮し上半身裸で屋外で雄たけびを上げ続け、他方室内では女性が死亡しているという悲劇的結末が映された（なぜ女性が死亡しているのかは説明がなかったが、私は映像の雰囲気から、男性が興奮のあまり考察したに違いないと思い込んでいる）。

このようなビデオを見たとき、乱用防止の啓発とは言え、なんとも安易なつくりであると思った。しかし（私は何をしているのかまったく知らない人物であったが）押尾学がＭＤＭＡ服用に関して同じような状況に陥ったと知り、ビデオ製作者の先見の明を感じるとともに自分の不明を恥じた。世の中は思っている以上に単純なのかもしれない。

押尾学問題とは無関係であるが、偶然同じ時期に露呈した夫の薬物問題のために失踪したノリピーの方が私には気にかかる。もっともノリピーの顔くらいは認識でき、彼女が歌手であることは知っているが。どのようなヒットソングがあるのかは良く分からない。昔々ノリピーファンの学生がいたという記憶があるだけだ。しかしそのノリピーも３８歳であるか！。