どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

おいしさつながる昆布の本

2024年09月07日 | 絵本(日本)

  おいしさつながる昆布の本/松田真枝・文 キッチンミノル・写真 得地直美・絵/福音館書店/たくさんのふしぎ474号/2004年

 

 思わずうまみが伝わってくる昆布の写真。作者の料理への思いが伝わってきます。

 昆布の種類から、昆布ができるまでのこと、昆布をつかった料理、広まった歴史まで。

 輸送手段が限られたころには、ぜいたくだった食べ物。北前船もでてきます。

 作者の羅臼昆布愛が、伝わりました。

 羅臼昆布は富山から北海道に移住した人々が広めましたが、昆布漁が本格化したのは百年ほど前。昔からあったと思っていたら、つい最近のことです。羅臼昆布がヨーロッパにひろがった経過も興味深い。


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