どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

雪の男の子・・フランス

2015年06月19日 | 昔話(ヨーロッパ)

    雪の男の子/空にうかんだお城 フランス民話/山口智子・訳/岩波書店/1981年初版


 子どものいなかった夫婦が、雪の降った日に雪だるまをつくると、その雪だるまが腕や足を動かしはじめます。この男の子は心がうつくしく、やさしい子でした。
 国中の人が男の子をみようとやってきます。

 しかし冬中いきいきした男の子は、春がやってきて6月の夏祭りのとき、子どもたちがたき火のそばにつれていくと炎で溶けて消えてしまいます。

 短く幻想的で、絵本にしてみたい話です。

 どこの国にも沢山の昔話があって、そのなかから訳者のかたはどのように選択しているのでしょうか。