G.S-130 見知らぬ明日

★見知らぬ明日　グイン・サーガ130巻☆　　栗本　薫

　パロに押しかけてきたイシュトバーンだったが、スーティとフロリーを求め
ヤガに向かって旅立つ。
これでリンダとヴァレリウスはほっと胸をなでおろす。
リンダは明るい未来を夢見るが、その一方で暗い予感がもたげる。
　一方のイシュトバーン。
ヤガに向かって旅立ったはずだが、おかしな行動をする。
部隊を二つに分け、ひとつはヤガに向かわせるが、
自身は部下共々紋章を取り、パロの旧街道に向かうのだった。

これがほんとのほんとの最終巻。
イシュトの思惑もわからず、フロリーのその後もどうなることやら・・・
池波正太郎さんの鬼平最終巻も未完のまま終了。
いかにも断筆、と言う感じでとても悲しかったのですが、
このグイン・サーガもラストに、未完、の二文字。
ああ、本当に栗本さん、亡くなってしまったんだなあ・・・と
しみじみ感じさせられてしまいました。
グイン・サーガよ、永遠に・・・

グレイズ・アナトミー５ ＃１６

★グレイズ・アナトミー５　＃１６　堕ちた神☆

　脳動脈瘤のオペの後、失語症になってしまった妊婦のジェン。
デレクは自責の念を感じる。
失語症を治すため、バイパス手術を行い、失語症は回復。
だが、そのバイパスが破裂し、容態が急変。
デレクは必死に救命をするが、脳は腫れるばかり。
必死になるあまり、無謀なオペを敢行しようとする。
オペに立ち会ったアディソンは、彼女はもうダメ、赤ちゃんを助けましょう、と言うが、
聞く耳を持たず、二人は臨戦態勢に入る。
見かねたアディソンは、アレックスに部長を呼んでくるよう依頼。
部長は、なんとかデレクを説き伏せる。
夫に事情説明をしたものの、彼の口から出てきた言葉は、「人殺し！」だった。
デレクは罪悪感にさいなまれる。
　自分の病気が貧血だと思っていたイジー。
だが、それはセイディがラベルを貼り間違えたせいだとわかる。
不安を感じるイジーは、背中にできた見覚えのないほくろを調べてもらう。
そして、自分のレントゲンを患者Ｘ，としてインターン達に診断させる。
　クリスティーナはＥＲで階段から落ちた男性を診察。
そして彼の腹部を見て驚愕する。
明らかに手術ミスだったからだ。
クリスティーナはそれがシアトルグレイスのベテラン医師、キャンベルによるものだと知る。
彼女を糾弾しようとするが、オーウェンはフォローする。
だが、やんわりとキャンベルに引退勧告する。
そして、クリスティーナには４０年後も君の側にいたい、と告げるのだった。

デレクの今後が心配です。
もとをただせばデレクのミス。
彼は自暴自棄になってしまうようですが、なんとか立ち直ってもらいたいですね。
ここからがメレディスの腕のみせどころ、でしょうか。

チェンジリング

★チェンジリング☆　　アンジェリーナ・ジョリー　　ジョン・マルコヴィッチ

　１９２８年。シングルマザーのクリスティン・コリンズ（アンジェリーナ）。
急な仕事で仕方なく息子ウォルターを家に残し、出かける。
そしてクリスティンが帰るとウォルターの姿が見えない。
警察に連絡するものの、子供の捜索は２４時間はしない、と突っぱねられてしまう。
しかし、やはり息子は帰ってこない。
そして、警察は重い腰を上げる。
だが一向にウォルターは見つからない。
けれど５ヶ月後、見つかったとの報告。
喜び勇んで、駅まで迎えに行くが、そこに現れたのは全くの別人だった。
だが警察はあなたの息子です、の一点張り。
仕方なく家に連れ帰るものの、ウォルターでないことは明らか。
警察の担当者、ジョーンズ警部に必死に訴えるものの、彼は聞く耳を持たない。
クリスティンは警察と全面対決にはいる。
だが、警察に対し反抗的な態度をとるクリスティンに業を煮やしたジョーンズは、
彼女を精神病院送りにする。
その頃、ＬＡＰＤのヤバラ刑事は、ある少年から、恐ろしい告白を受けていた・・・

いやいやいやー、これ、実話ですよ。
ほんと信じられない。
一昔前のこととはいえ、警察ってこんなに腐ってたの？
警察って市民を守るのが義務でしょ。
あの警部も憎ったらしかったけど、あの偽少年の面の皮も厚いよね。
とりあえず、一押しの映画です。
是非ご覧あれ。