え・いが ほん え・ほん

本や映画や海外ドラマの好きな私。その感想などを中心に書いてゆくつもりです。
子供に読んであげた絵本も紹介してゆきます。

熱海五郎一座「男と女と浮ついた遺伝子」

2011-02-27 21:43:45 | 公演
★熱海五郎一座「男と女と浮ついた遺伝子」☆

 見た目も性格も冴えない中年男春風(春風亭昇太)が、
同じ会社に勤める美人秘書、真紀子(水野真紀)から好意を寄せられる。
浮かれる春風。
だがそれには理由があった。
新興宗教いわし教団のテロ計画に必要な人間だったのだ。
そしてその教団を監視する公安。
果たしてテロは未然に防げるのか?

おなじみの三宅裕司率いる熱海五郎一座。
いつもは中盤にならないと出てこない昇太さんが、いの一番に。
意外でしたねー。
そして、いつものメンツ(三宅、小倉久寛、渡辺正行、東貴博)にゲストの水野真紀。
純粋に面白かったです。
三宅のアドリブにみんな振り回されるしね・・・

学おじさん

2009-03-16 09:24:32 | 公演
★学おじさん☆  伊東 四朗  片桐 はいり

 ある平凡な夫婦(片桐はいり・平田満)のもとに
彼らが居候している大叔母の元夫と名乗る学おじさん(伊東)がやってくる。
甥となるなおやと会うのも45年ぶり。
そして、学おじさんは風水師で、その弟子を3人連れてくる。
そして、その4人がそのまま家に入り込み、
二人の生活をかきまわす。
さらに二人の愚息も何か問題をかかえているようで・・・

役者巧者が揃ってますね。
片桐はいりと平田満、いいですね。
爆笑喜劇、とまではいきませんが、
ところどころにちりばめられたユーモアが楽しい。
そしてやっぱり伊東さんは言うまでもない。
現在71歳ということですが、ますます活躍してもらいたい俳優さんです。

空中ブランコ

2008-11-13 00:46:17 | 公演
★空中ブランコ☆  宮迫 博之  佐藤 江梨子

 空中ブランコのフライヤーであるこうちゃん。
だが彼は失敗を繰り返す。
その原因はキャッチャーにあると思い込んでいるこうちゃん。
本当はこうちゃんの身体が萎縮しているのに、誰もそれを告げられない。
団長とこうちゃんの妻は医者にいくよう説得する。
そして訪れたのが伊良部総合病院の心療内科。
そこの医師伊良部一郎(宮迫)は、かなり風変わりな先生。
注射大好きなナースマユミ(佐藤)と共に、
サーカステントにやってきて、ひと騒動を起こすが・・・

奥田英朗さん原作の伊良部シリーズの中の一本の舞台化。
このシリーズは抱腹絶倒するくらい面白いんです。
イン・ザ・プールという映画もあります。
こっちは松尾スズキさんが伊良部先生役をしてるんですが、
イメージ的には宮迫さんの方が近いかな。
これ以外のエピソードのも見てみたいな。

伊東四朗一座 俺たちに品格はない

2008-09-01 20:19:31 | 公演
★伊東四朗一座 帰ってきた座長奮闘公演 俺たちに品格はない☆

 もうすぐ首相の任期がきれる頃の政調会長鈴木ひろし(三宅裕司)の事務所。
そして、彼には先代からつとめている物覚えが悪く、
身体中にメモを貼り付けている秘書(伊東)がいた。
なんとか首相の後釜に座ろうとする鈴木には、
ひとつ問題があった。それは愛人問題。
鈴木は売れない歌手八千草ルリ子という愛人がいたのだ。
それを知ったライバルの幹事長は、そのスキャンダルを使い、
鈴木を失脚させようとするが・・・

またまた楽しませてくれた伊東四朗一座。
でも社長放浪記のほうが面白かったなぁ・・・
あ、でもあれはちょっと面子が違ったか。
毎回、TAKE2の東さんが出てきますが、
彼はいっつもお馬鹿なボンボン役ですね。
ま、それが似合ってますが(笑)
また10月に一座の公演が放映されるらしいです。
楽しみですね。

伊東四朗生誕70周年記念 社長放浪記

2007-11-09 13:13:20 | 公演
★社長放浪記☆  伊東 四朗  三宅 裕司

 会社の不祥事が続き、専務(三宅)から、辞任を迫られる社長(伊東)。
だが、社長は断固として首を縦に振らない。
場は変わり、社でピーナッツを販売する若い女性に、
自分の社長という素性を隠し、害虫駆除のおじさんとして接する社長。
そこに専務が現れ、そのおじさんを社長のそっくりさんと勘違いした専務は、
社長を辞任に追い込むため、害虫駆除のおじさんを社長にしたて、
甥でもある副社長に、社長になるよう説得しろ、という。
若い女性の手前、自分が本物の社長であると名乗れない社長は、
ジンバブエと名乗り、専務の企みに加担せざるを得なくなるが・・・

三谷幸喜脚本、演出三宅裕司、出演に伊東四朗、佐藤B作が名を連ねる喜劇。
いやいや、やっぱり面白い。
ずっと笑い通し。
伊東さんの息子の孝明さんも出演。なかなかいい味出してます。
社長の奥様役の中村メイコさんも最高です。
難を言えば、ピーナッツ売りの女性役の藤澤恵麻さん。
初舞台らしいですが、あんなものでしょうか?
それはともかく、十分に楽しめるお芝居でした。

熱海五郎一座 狼少女伝説TOH!

2007-09-06 14:45:54 | 公演
★熱海五郎一座 狼少女伝説TOH!☆  三宅 裕司  渡辺 正行

 対立するTV局。視聴率争いは熾烈を極める。
そんな時、探検家がジャングルで狼に育てられた少女を発見。
局は彼女をネタに、高視聴率を狙うのだったが・・・

三宅さん率いる熱海五郎一座。
軽く見られて、軽く楽しめる、そんな舞台。
面白いのはアドリブが多いこと。
いきなりふられておたおたしてるところなんか可愛いです。
笑ってしまったのは、ラサール石井が扮した細木数子もどき。
もう、そっくりでした。
次回の公演(あればですが)も期待してます。

笑の大学 舞台版

2007-08-16 00:01:15 | 公演
★笑の大学 舞台版☆  西村 雅彦  近藤 芳正

 舞台作家の椿(近藤)と検閲官向坂(西村)。
舞台は昭和初期。
喜劇作家の椿は、舞台の上演許可を得るため、検閲官のもとを訪れていた。
しかし、検閲官向坂はなかなか許可を出さない。
そして、椿に無理難題を押し付ける。
そうして、二人の7日間に及ぶ攻防が始まるのだった・・・

三谷幸喜脚本の二人舞台。
一生懸命な椿とクールな向坂を二人が熱演。
舞台は検閲官の部屋のみ。
それでもぐぐっと引き込まれる舞台でした。
最後には、この椿さんの書いた本の舞台が見たくなりました。

大人計画ウーマン・リブvol.10  「ウーマンリブ先生」

2007-07-12 21:27:23 | 公演
★ウーマンリブ先生☆  松尾スズキ  古田 新太

 官能小説家の夏祭冬助(松尾)は、原稿を仕上げるためにとある旅館に来ている。
そこにウーマンリブ文学賞の選考員塩谷五郎(古田)がやってくる。
夏祭が選考にもれたことを伝えるためにだ。
さんざん夏祭作品をけなすが、実は大ファンなのだった。
原稿をあげるために来たものの、さっぱり筆が進まない夏祭。
そこに現れたのは、女中姿の板前、むやみやたらに銃を振り回す刑事、
その刑事の姉でもある女中、ドラマの端役でタオルを腰巻にした役者、
夏祭の愛人、夏祭の教え子、さらには、本妻までが現れるのだった・・・

クドカンこと宮藤官九郎の作、演出。そして出演もしています。
本公演はなかなかチケットが取れなかったとのこと。
私は初めてこの大人計画の舞台を見たのだけれど・・・
ちょっと下ネタ嫌いの私としては、いまいち受け付けませんでした。
お話は面白いとは思うんですが・・・
とにかく下ネタが多すぎ・・・
ま、キャラ設定が官能小説家だから仕方がないのかもしれませんが・・・
子供に見せちゃいけないですね。

エキストラ

2007-07-06 00:17:49 | 公演
★エキストラ☆  佐藤 B作  伊東 四朗  

 とある撮影現場。エキストラ達がさまざまな衣装で出番を待つ。
そこには、経験豊かなエキストラから、今回が初仕事の初老の男性。
時代劇専門の中年男性、死体役の好きな男、
最後の思い出にと出演を望む老夫婦など、さまざまな人が集う。
そして、そこに現れたのは、エキストラから抜擢され、本物の役者へと転向した男(B作)。
彼はエキストラたるものの心構えを皆に説く。
しかし、スタッフのエキストラ達に対する態度に業を煮やした
元教師の男が反乱を起こす・・・

三谷幸喜作・演出の東京ヴォードヴィルショーの舞台劇。
戸惑いの日曜日の劇団です。
随所に笑いは盛り込まれてますが、戸惑い~の方が面白かったなー。
出演者は他に、はしのえみさんや、角野卓三さん、あめくみちこさん、山口良一さんなどがいます。
もちろん同じ劇団ですから、戸惑い~と同じ役者さんも多々おりまして、
あ、この人はあの娘役の人だ、とか、あ、不動産屋さんだ、とか
そういう面も楽しめました。
どうやら再演も決まったらしいです。

戸惑いの日曜日

2007-04-28 10:08:47 | 公演
★戸惑いの日曜日☆  佐藤 B作  西郷 輝彦

 ある日曜日の午後。鏑木(B作)は娘から、結婚報告を受ける。
そして、婚約者をマンションに連れてくるという。
快く応対する鏑木だが、そこに鴨田(西郷)という男が入ってくる。
実は鏑木は4日前までのここの住人で、鴨田が今の住人だった。
鏑木は娘にいいところを見せようと、部屋を勝手に借りていたのだった。
鏑木は電気屋だと偽って、その場をごまかす。
しかし、あとからあとから人が入ってくる。
鴨田の妻、娘の婚約者、隣の住人、別れた元妻、鏑木の今の恋人のフィリピン人、などなど・・・
この窮地、鏑木は一体どう切り抜ける??

三谷幸喜脚本です。
もう、笑えました、笑えました。
B作の慌てぶりはもちろん、西郷さんもいい。
そして、フィリピン人のヴィヴィアン、最高!
本物の電気屋さんにも、ゲラゲラ笑わせてもらいました。
もう一度みたい舞台ですね。

魔界転生(舞台版)

2007-04-24 22:49:01 | 公演
★魔界転生☆  中村 橋之助  成宮 寛貴

 この世に未練を残した者が魔界に転生。島原の乱の首謀者天草四郎(成宮)は転生し、
紀伊藩主徳川頼宣をたぶらかし、幕府の転覆を謀ろうとする。
魔界衆には槍の名手宝蔵院胤舜や、宮本武蔵などがいる。
そんな時、老剣士助九郎が柳生十兵衛(橋之助)に異変を知らせ、そのまま息絶える。
彼は柳生七人衆を率い、魔界衆と対峙する事になる。
次々に倒れる弟子達。
そしてついには彼の父親である柳生但馬守までが転生したことを知る。

 
とってもとっても面白かったです。そして感動的でした。
最初からぐぐっと引き込まれ、そのままぐいぐいっと最後まで。
3時間という長さもなんのその。
天草四郎役の成宮くんも妖艶ですし、橋之助さんは文句なし。
殺陣も迫力あったし、柳生七人衆のひょうきんぶりには笑わせてもらいました。
これは舞台S席で13,000円出してもいいかな。
映画版もありますが、そちらは未見。
機会があったら見てみます。

泥棒役者

2007-04-22 01:15:54 | 公演
★泥棒役者☆  片桐 仁(ラーメンズ)  きたろう

 ある屋敷に入った泥棒(片桐)。そこはとある童話作家(きたろう)の家。
物色中に突然開いたドア。そこに現れたのはセールスマン。
彼は泥棒をこの家の主人と勘違い。
次に現れたのは、この家の主人である童話作家。
彼は泥棒を編集者と勘違い。
次に現れたのは本物の女性編集者。彼女は泥棒を作家と勘違いし・・・
勘違いストーリーのはじまり、はじまり~~。

いやいや面白かった。
ケラケラ笑いながら見てました。
舞台モノはコメディでないと乗り切れない私には最高でしたね。
ラーメンズの片桐さんは声だけ聞いてると、
とんねるずの木梨さんに似てますね。
オススメです。

THE 3名様

2007-03-08 23:18:41 | 公演
★THE 3名様 夏はやっぱり祭っしょ!!☆  佐藤 隆太  塚本 高史  岡田 義徳

 原作は石原まこちん。
夜な夜なファミレスに集うミッキー(塚本)、ジャンボ(佐藤)、まっつん(岡田)。
他愛もない話で盛り上がる3人。
その会話が実に面白いんです。
観ている間ずっと口元が緩みっぱなし状態。
結構アドリブも入ってるような感じでしたねー。
ジャンボがかなりいじられてました(笑)。

とにかく3人とも個性的ですねー。
上演時間も短く、全然飽きさせないです。


アクロバティック 白鳥の湖

2007-02-23 12:20:53 | 公演
★アクロバティック 白鳥の湖☆  ウェイ・パォホァ ウ・ジェンダン

 チャイコフスキー原作の「白鳥の湖」。
それを中国雑技団の技とバレエを組み合わせた公演。

もちろん実際に見られるわけはなく、WOWOWで放送されたものを見たのですが・・・
いやあ、素晴らしいっ!!
バレエは未見で、比較しようがないのですが、このアクロバティックは凄いです。
もちろん、バレエですから台詞などはなく、動きだけですが、それでも感情は伝わってきますし、
次々に繰り出される大技に目を奪われるばかり・・・
白鳥役のウ・ジェンダンの美しさはいうまでもなく。
重力を感じさせない身体、手の動きもしなやかで、本当の白鳥のようです。

最大のみどころは王子役ウェイ・バォホァの頭上でつま先立ちをするところ。
どうしてあんなことができるんでしょうねー。
ちなみに王子と白鳥役の二人は実際のご夫婦だそうです。

今年の夏に再演されるそうですが、見て損のない公演です。