南極物語（米版）

★南極物語（米版）☆　　ポール・ウォーカー　　ブルース・グリーンウッド

　南極ガイドのジェリー（ポール）は、水星からの隕石を探索に来た
マクラーレン博士（ブルース）をメルボルン山まで犬ぞりで案内する。
しかし、２５年に一度の大嵐が南極を襲い、ジェリー達は基地までを撤退することに。
手に凍傷を負ったジェリーは、リーダーのマヤをはじめとする犬達８頭を
また戻り、連れて帰るとの言葉を信じ、気を失う。
意識が戻ったとき、彼は犬達が置き去りのまま、春まで動けないことを知り、愕然とする。
そして、犬達の過酷な南極生活が始まるのだった・・・

犬達が非常に良いっ！！
なんてお利口なんでしょう。特にマックス。
なんであんなに演技ができるんだろう？
死んだ仲間に寄り添うところなんて、とても人間くさい。
犬達の表情を見ているだけで、なんとなく自分でアフレコが出来そうでした。
これを見て、高倉健さんの南極物語もまた見たくなりました。

心のままに

★心のままに☆　　リチャード・ギア　　レナ・オリン

　建築現場の屋根の上で、空を飛べるんだ、と騒ぎを起こし、
精神科へ搬送されたジョーンズ（リチャード）。
そこの女医であるリビー（レナ）の診断は躁鬱病。
無理矢理退院したジョーンズは、大金をばらまき、
クラシックのコンサート会場でまたもや騒ぎを起こす。
そういう時のジョーンズは躁状態だった。
やがて鬱状態に陥った彼は、すべてにやる気をなくしてしまう。

わりと友人知人にうつ病だ、という人がいるので、興味深く見ました。
本人はもちろん、周りの人間も非常に大変なことは知っていましたが、
改めてその大変さを認識しました。
レナ・オリンははじめに彼女を見た映画が蜘蛛女だったので、
そのイメージが強すぎて、良い人なのに、怖く見えてしまいました。
ごめんなさいね、レナさん。

G.S-115 水神の祭り

★水神の祭り　グイン・サーガ　115巻☆　　栗本　薫

　とうとう水神祭りが始まった。フロリーは牢に監禁されたまま。
グイン、リギア、ブランは開会式には出なくてはならない。
そこで幼いスーティを小姓たちに預けるが、グインが戻ったとき、
スーティは消えうせていた。
しかしこれはグインがマーロールと組み、失踪したと見せかけたのだった。
闘技会も始まり、リギアは順調に勝ち進む。
ブランもスーティのこともあり、なるべく早く負けなければならなかったが、
相手が弱すぎ、なかなか機をつかめない。
グインも段々出番が近づいてきた。
そしてかわいそうなフロリーは、マリウスの手によって水牢に落とされてしまう。

グインは遠大な計画を練っているようですねー。
徐々に徐々に脱出の準備をしているようです。
まだどういう伏線なのかわからない部分も多くて、
後になって、あー、なるほどー、とか思うんだろうな、と
思いつつ読んでます。
次巻あたりで脱出できるかなー？無理だろうなー。
そして、今回の巻は水神祭り観光案内、のようでした。

クリミナル・マインド ＦＢＩ行動分析課 ＃５

★クリミナル・マインド　＃５　双子令嬢の誘拐☆

　有名弁護士の双子の娘の姉パトリシアが誘拐される。
現場へと向かったＢＡＵチーム。そして、犯人からの要求。
彼は父ではなく、双子の妹シェリルに対応しろという。
身代金を持ち、犯人に指示に従ったシェリル。
しかし、デレクは要求に違和感を感じる。そこで気づいた。
目的は金ではなく、シェリルであることを。
すんでのところでシェリルを確保したデレク。
すると、犯人はまるで見ているかのように、ＢＡＵチームのことをけなす。
身内の犯行の可能性が高いと見たギデオンはシェリルを
安全な場所へ移すが・・・

ドキドキしました。
すっごく緊迫感があって面白かったです。
デレクは前科がある、ということですが、どんな前科なんでしょうね？
とっても陽気で頼れる男性ですけどね。
そのうち彼の過去も明らかになるのかな？

CSI：６ 科学捜査班 ＃19

★ＣＳＩ：６　＃１９　迷宮の扉☆

　女性霊媒師が殺される。自称オカルトオタクのグレッグとグリッソムが捜査に入る。
部屋は荒らされ、レジは空。強盗という線も考えられたが、
退職した元刑事がブラスの元を訪れ、自分が今でも追い続けている男が
犯人ではないかと言う。
その男はもと警官で、妻殺しの容疑がかかっていた。
その元刑事はその女性霊媒師を訪れ、事件解決のきっかけを探ろうとしており、
そこで彼女が言った地名に元警官が動揺を示したことから、
口封じをしたのではないかというのだった。

前回全然出番のなかった二人が今回は主役。
グリッソムが出てくると、なんとなく安心感がありますね。
彼に任せておけば大丈夫、みたいな。
グレッグは大好きですが、そこまでの信頼はまだ無理かな？
余談ですが、オフはみんな何してるんでしょうね？
特にサラが気になります・・・

プリズン・ブレイクⅡ ＃１４

★プリズン・ブレイクⅡ　＃１４　想定外☆

　ケラーマンの寝返りで逃亡に成功したマイケルとリンカーン。
しかし、リンカーンは彼を信用しきれない。
３人はリンカーンが殺したことになっているステッドマンの隠れ家へと向かい、
ステッドマンを確保。
だが、ケラーマンの話によると、彼をステッドマン本人だと照明するのは難しいとの事。
歯形や指紋、ＤＮＡすら記録が消されているのだ。
そこで、マイケルは一案を計じ、マスコミを引き入れようとするが、
その直前、ステッドマンは自殺してしまう。
　一方ティーバッグは、彼を警察に突き出した元恋人、ホランダ夫人の元を訪れる。
夫人は何とか反撃を試みるが、子供たち共々家の中に監禁されてしまう。
　妻が逮捕されてしまったシーノート。妻の境遇を思うあまり、
自首を考えるが、娘が施設入りになるであろうことを諭され、思いとどまる。
　フォックスリバーへ収監されたベリック。
彼は有力な囚人の言いなりになりかけたが反撃。
しかし、それは彼の身が更に危険になるだけであった。

マホーンは一命を取り留めましたねー。
そして、息子へ危害を加えたキムに反旗を翻す？のかな。
これでマホーンまでマイケル側に来たら面白いなあ。
そしてそして、ケラーマンがかつて現大統領にプロポーズしていたとは驚き。
大統領に対して、すごく思い入れがあるなあとは思ってたんですが、
恋愛感情があったとは・・・でも、結構歳が離れてるかと思うんだけど・・・
ま、愛に歳は関係ないか。
そしてまたまた気になる終わり方。
どう切り抜ける？

晩秋

★晩秋☆　　ジャック・レモン　　テッド・ダンソン

　ウォール街で働くジョン（テッド）のもとに妹から一本の電話。
母が心臓発作で倒れたと言う。急遽帰郷したジョンは、
何もかもを母任せにしていた父ジェイク（ジャック）のために、
母が退院するまで、と父の面倒を見ることに。
少しずつ家事を覚えた頃、母は退院。
しかし、今度はジェイクの身体に異変が・・・
検査の結果、がんとわかり、ジョンは医者に告知しないよう依頼するが、
医師はしてしまう。
そして、病院の対応のひどさに腹をたてたジョンは自宅へと連れ帰ってしまうのだった。

父と息子の物語。９０年公開の作品ですが、
ジャック・レモンは老け役。でも、老いたレモンしか知らないので、
全然違和感なし・・・（笑）
ジョンの息子役のビリーが若き日のイーサン・ホーク。
自分の息子にあれだけ思われたら、父も幸せでしょうね。

やまのぼり

★やまのぼり☆　　さとうわきこ

　ばばばあちゃんが山登りに行こうという。こいぬとこねこは喜んで、
いろいろ準備。森のみんなもたっくさん荷物をもって集まってきた。
それをみたばばばあちゃんはあきれて、減らすように言ったけど
どれも必要だと言う。
そこでばばばあちゃんは、みんなにカーテンを持っておいで、という。
そして、ばばばあちゃんがしたこととは・・・

なぜかばばばあちゃんシリーズが気に入った上の娘。
自分で引っ張り出して借りてきました。
ばばばあちゃんっていう響きがいいんですかね？

ケーキができたわけ

★ケーキができたわけ☆　　さとうわきこ

　クリスマスの前の夜。げんきばあちゃんの家に３にんのどろぼう。
どろぼうたちはケーキが食べたくって、ケーキ作りの名人を連れてきたのだ。
そして、げんきばあちゃんはたやすく請け負うが、
あれがない、これがない、とどろぼうたちに注文を出し・・・

読後の感想。
どろぼうたちにもってきてもらった道具類、
置いてきちゃったけど、いいのかなー？

あかいリボンのおくりもの

★あかいリボンのおくりもの☆　　藤田良子・作　　末崎茂樹・絵

　ゆうびんやさんのぴょんたの家の前におかれた赤いリボンの小包。
それには、しあわせ村へ届けたら開けてください、との手紙。
どきどきしながら、村へ向かうぴょんた。
その途中に出会ったりすさんや、きつねおばさん。
みんなも一緒にしあわせ村まで行くと言う。
さらに行くと、おおかみが小包をよこせ、と向かってきます。
赤いリボンの小包は無事に届けられるかな？

ほんわか、あったかいラスト。
３月くらいに読むのがいいかな。

ノンタン ほわ ほわ ほわわ

★ノンタン　ほわ　ほわ　ほわわ☆　　おおとも　やすおみ・キヨノ　サチコ作絵

　ノンタンはお友達と一緒に風船ガムをかんでいます。
でもノンタンはうまく風船が作れません。
お友達にからかわれた瞬間に、風船ガムを飲み込んでしまいます。
そうすると、ノンタンの体は風船のようにふくらんでしまって・・・
ノンタンどうなる？

ノンタンシリーズのひとつ。
上の娘が大好きな本のひとつです。
絵もかわいらしいです。


　

トムトム・ブー たんこぶぐんぐん

★トムトム・ブー　たんこぶぐんぐん☆　　キヨノサチコ

　こぶたのブーがお散歩をしていると、妖精トムトムとごっつんこ。
ブーの頭には大きなたんこぶ。
トムトムは魔法でたんこぶを治そうとしますが、
治すどころか、たんこぶはさらにひどくなってしまい・・・
どうするのかな、トムトム。

教育テレビでもアニメ化されているお話です。
いつもいたずら妖精のトムトムが失敗をしてしまうお話。
その被害者になるブーはかわいそう。
だけど、最後は仲良しなんだよね。

ミュンヘン

★ミュンヘン☆　　エリック・バナ　　ダニエル・クレイグ

　１９７２年９月、ミュンヘンオリンピックの開催中、パレスティナのテロリスト集団
「黒い９月」が、イスラエル選手団１１人を殺害する事件が起きた。
イスラエル政府はこの報復のため、諜報機関モサドのメンバーを使い、
パレスティナの幹部１１人を暗殺する計画を立てる。
そのリーダーに選ばれたアヴナー（エリック）は、スティーブ（ダニエル）など
４人の仲間と共に、冷酷な暗殺を続けるのだった・・・

テーマは重いですね。
この事件は実在のもの。そして、この報復も実在のこと。
報復には報復をしか生み出さないのにね。
それにしても長かった・・・２時間３０分はちょっとねー。
もう少し短いほうがよかったように思います。

クリミナル・マインド ＦＢＩ行動分析課 ＃４

★クリミナル・マインド　＃４　白昼のレイプ・キラー☆

　サンディエゴで連続レイプ殺人事件が起きる。
要請を受けたＢＡＵチームは捜査に取り掛かる。
被害者は皆、白昼に襲われ、目は接着剤で見開かれていた。
ギデオンは、綺麗好きで、何かの業者であり、普段、女性に押さえ込まれている男性だとプロファイリング。
そんな中、新たなレイプ未遂事件。
その犯人はすぐに捕まったが、真犯人をおびき出すため、大々的に放送。
まんまと罠にかかり、電話をかけてきた犯人だが、逆探知に失敗してしまう。

パソコンのエキスパートのペネロープ。すっごい頭がいいんでしょうね。
彼女にかかったら、秘密も何もないですね。
このＢＡＵチームは移動の際、チャーター機を使っているようですが、
彼らの給料ってどれくらいなんでしょうね？
そんなことが気になる私って、俗っぽいですかねー。

Vフォー・ヴェンデッタ

★Ｖフォー・ヴェンデッタ☆　　ナタリー・ポートマン　　ヒューゴ・ウィーヴィング

　近未来の英国。そこはサトラー議長が国を牛耳るファシズム国家だった。
テレビ局に勤めるイヴィー（ナタリー）は、夜間外出禁止令を無視し、
秘密警察に捕まったところを、Ｖ（ヒューゴ）と名乗る仮面の男に助けられる。
Ｖは、反国家を目指すテロリストだった。
次第にイヴィーは、彼の行動に巻き込まれてゆく・・・

ナタリー・ポートマンが頭を刈られるシーンがあることで有名な映画です。
ヒューゴは、マトリックスのエージェント・スミスですが、
この映画では仮面をかぶりっぱなしなので、顔は拝めません。
単純に面白かったです。
テロリストは悪に分類されてしまうのでしょうが、
彼の場合はそう感じさせないですね。
爆破のシーンも迫力があってよかったです。
つっこみどころとしては、イヴィーが頭を刈られてから、
結構日数が経っているにもかかわらず、坊主のまんまだったこと。
イヴィーはあえて伸ばさなかったんでしょうかねー？