カッコウの卵は誰のもの

★カッコウの卵は誰のもの☆　　東野　圭吾

　元アルペンスキーオリンピック選手の緋田は、同じ道を歩む娘風美を指導してきた。
そこに柚木という男が現れる。
彼は遺伝子を研究しており、親の才能が子に遺伝する、という研究をしているのだった。
そこで緋田と風美のＤＮＡを提供してくれ、というのだ。
それを緋田は頑なに断る。
なぜなら、風美は自分の子ではないからだ。
緋田が海外遠征中に妻が産んだ、と報告してきた娘。
その妻は、風美が幼い時に自殺した。
そして、緋田は見つけたのだ。遺書はなかったが、ある新聞記事を。
それは赤ん坊が盗まれる、という事件の記事だった。
緋田は妻が自分が流産してしまったことを言えず、赤ん坊を盗んできたのではないか？と推測していた。
そして、その盗んだ相手は一条、という名の人であると調べ上げていた。
その一条から、会いたい、と連絡が入る。
緋田は動揺するが、いずれは向き合わねばならぬ道。会うことを決意。
彼はすべてを承知しているようで、ある血判と風美の親子鑑定をしてほしい、と言う。
緋田はそれを承諾。
そして一条は、知らぬ顔で風美に会いに行く。
そこで一条はバスの事故に遭い、意識不明の重体となる。
やがてその事故は仕組まれたことであることが判明し・・・

最初はミステリーじゃないのかなぁ、と思っていたら、
ミステリーでした。
なんかこれもメディア化されそうだなぁ。

ＣＳＩＮＹ５ ＃２１

★ＣＳＩＮＹ５　＃２１　過去、現在、そして殺人☆

　メディア王、ダンブルックのオフィスから男が転落、死亡する。
ダンブルックは通報するものの、次に見下ろしたときは死体が消えていた。
だが、転落したとされる場所からはたしかにその痕跡が発見される。
ダンブルックはＮＹに多額の寄付をし、市警をストから救った人物だ。
その態度は高飛車だ。
彼のオフィスは生体認証システムで、余人が入ることは不可能。
だが捜査の結果、７ヶ月前に殺された女フィクサーアン・スティールによって開けられていた。
なぜ死んだ女が？
謎は深まる。

さすがのダンブルックも今回のことはどうにもならないみたいですね。
でも彼のことだから、再び登場することでしょう。
今回とっても協力的だったシンクレア局長。
２４のファイナルシーズンに、ＣＴＵのボスとして参加してるんですって。
見た暁には気をつけてみようっと。

ＣＳＩ：９ 科学捜査班 ＃８

★ＣＳＩ：９　科学捜査班　＃８　今宵、シャトールージュで☆

　スターを発掘するオーディション番組のリハーサルを投げ出したレイラ。
その彼女が死体となって発見される。
腹部に打撲を受け、肝臓破裂が原因だった。
彼女の唇からは、年代モノのルージュ。
遺体を包んでいたシーツからは、現在では使用が禁止されているアスベストが発見される。
これらのことから、殺害現場は、閉鎖されたホテル、シャトールージュであることが判明し・・・

シャトールージュって実在するんですかねー？
そして、次回予告に、次期チーフの姿が・・・
とうとうグリッソムも見納めか？

ＢＯＮＥＳ３ ＃２

★ＢＯＮＥＳ３　＃２　青空に散った正義と真実☆

　子供たちのサッカーを眺めていた女性の車が突然爆発。
女性は爆死する。
被害者はエイミー・ナッシュ。
娘にサッカーを習わせるサッカーマムだった。
一体なぜ平凡な主婦がそんな最後を遂げるのか・・・
ブレナンたちは、骨に残ったタトゥから、エイミーが３０年前に
警官を殺した過激派の一員であることが判明。
そして、エイミーはジュリアン検事と出頭の取引がなされていた。
犯行は彼女の出頭を快く思わなかった相棒＝元彼が起こした、と思われたが・・・

いやはやなんとも悲しい結末で・・・
誤解って本当に恐ろしいですね。

クリミナル・マインド４ ＃１１

★クリミナル・マインド４　＃１１　灰色の陰☆

　ニュージャージー州キャムデン郡で、７歳の少年カイルが自宅から連れ去られた。
ここでは連続して少年が攫われ、殺されていることから、
ＢＡＵが現地に飛ぶ。
両親は自宅前から記者会見を行い、犯人に訴えかける。
ロッシ、モーガン、ブレンティスはカイルの自宅を捜索する。
ホッチらは、近辺に住む性犯罪者をリストアップ。
ガルシアの尽力で、１人の男が浮かび上がる。
その男を連行したホッチだったが、最初の２件は彼の犯行と断定できたものの、
カイルに関しては違和感を伴う。
カイルだけは別な犯人だ、と推測し、さらに捜査を進めていくと、
担当刑事のランカスターに思わぬ事実があることが判明する・・・

う～ん、なんとも後味の悪い終わり方で・・・
まあ、クリミナルマインドで綺麗に終わるっていうのは
まあなかなか難しいのではありますが・・・
ちょっと○○が絡んだ事件ってのはちょっと、ね。
ストーリーとしてはもちろん面白いです。

ＣＳＩＮＹ５ ＃２０

★ＣＳＩＮＹ５　＃２０　追いつめられて☆

　フラックの元に事件の一報。
警察の情報ラインに死体の写真と住所が送られてきたのだ。
死んでいたのはボイストレーナーのマーシャル。
まず疑いの目は、劇場の演出家ジェームズ。
彼はマーシャルと口論したことは認めるものの、殺人は否定。
シドが検視をすると、当初、ホークスが見立てた死亡推定時間のズレが出てくる。
マックは犯人がドライアイスを使って、死体の温度を下げ、
捜査を攪乱したと推測。
現場で検出されたヤクの毛や、火山灰はまやかしだと見破る。
なぜ犯人はそんなことをしたのか？
ステラは、気づく。
自分が恩師に頼まれ、チェルシー大学で科学捜査について講義したことを。
その時の内容を真似たのだ。
ステラはその講義の出席者と、今回の事件の関係を洗うが・・・

いやいやいや、ストーカーは怖いっ。
幸い私はそんな目には遭いませんでしたが、
被害者にあたえる心的苦痛ははかり知れないですね。
ホークスの警察官としてはあるまじき発言も許せちゃいますね。

ＣＳＩ：９ 科学捜査班 ＃７

★ＣＳＩ：９　科学捜査班　＃７　ナタリーの模型☆

　ピーター・ロウの自宅で妻が殺され、娘が重傷を負う。
捜査開始後に現れたピーターは取り乱し、警官に暴力を振るい、逮捕される。
ピーターからは発射残渣が検出されたことから、疑いの目が彼に向くが、
ピーターは無実を訴える。
やがて、ピーターが過去の殺人事件の容疑者であったことが判明。
そこでピーターは自分がかつてマーク・レディングという名前であったことを認める。
そして、自分宛に脅迫メールが来ていた事を話し、
標的は自分だったと思う、とブラスに告げる。
そして、そのメールを送ったのは、マークが殺したとされる被害者の娘の
ＩＰアドレスであり・・・

サラを殺しかけたナタリーが再登場。
グリッソムは心穏やかではなかったでしょうね。
さらにあんな模型を見つけてしまって・・・
今後ナタリーが出ることはあるんでしょうか？

ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術

★ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術☆　　バルバラ・ベルクハン　小川捷子訳

　第一章　戦わずして勝つ

　第二章　ユーモアで勝つ

　第三章　攻撃したくなったら

えーと趣向を変えてこんな本を読んでみました。
と言いますのも、私、今本屋さんでお仕事をしておりまして、
ビジネス書を担当なんてしちゃってます。
その中でも自己啓発本てきなモノはよく売れるんですね。
そして、この本も平台に置き、仕掛けているわけです。
それはつぼにはまり、なかなかに好調な売り上げをあげているので、
一応、私も読んでみよーかな、と。
うん、なるほど、と思わせてくれる本ですね。
読んで損はないかと思います。
わりとサクサク読めるので、本はどうも・・・と言う方でも大丈夫だと思いますよ。
ちなみに私は一日で読み終わりました。

図書館内乱

★図書館内乱☆　　有川　浩

　自分が戦闘員であることを両親に内緒にしている笠原郁。
その両親が郁の仕事ぶりをみるため、やってきた。
郁は隊の協力の下、この難局を乗り切るが、父は何かを感づいたようだった。
　小牧が思い入れている近所の少女、鞠江。
鞠江は難聴である。そのことを餌に良化委員会が小牧に襲い掛かる。
小牧は連行され、激しい尋問を受けるハメに・・・
隊は一致団結して、小牧を救い出す算段をするが・・・
　手塚の疎遠となった兄、慧。
慧は自分が信じる道を行くがために、弟、光を取り込むため、
あれこれ算段をしかけてくる。
その餌食となったのが郁。
だが郁はその思惑には乗らず、難を脱す。
しかし、後に慧から届いた手紙を見て驚愕する。
なんとそこには郁が想い続けている王子様の正体が書かれていたのだった・・・

う～ん、とうとう郁ちゃんにも王子様の正体、発覚！
次巻が楽しみですねー。
こういう展開で終わるんだったら、もっと早めに予約かけとくんだった・・
予約が二人いました。
で、今回ですが、郁、手塚、小牧、と家族、家族もどき（恋愛対象にはなっている）の
エピソードが多かったですねー。
でも不気味なのは、手塚兄。
これからどう彼がからんでくるのか楽しみなところです。

クリミナル・マインド４ ＃１１

★クリミナル・マインド４　＃１１　２人の殺人鬼☆

　テキサス州のリゾート地、サウスパードレ島。
春休みの学生でにぎわうホテルで、連続して男子学生が殺される。
死因は窒息死で、ベッドにロープで縛られ、男性によってレイプされた痕跡が残っていた。
被害者は二人とも体格が良いことから、女性が彼らを誘い出し、
ロープに縛り、そこに男性が現れた、と推測する。
そして、容疑者として挙がったのが、そのホテルの女性支配人ジュリーと、
従業員のアダムだった。
二人は犯行を否定。
そして、嘘発見器もクリアし、二人は釈放される。
だが、リードはアダムの目つきにある人物を思い出す・・・

ふんふん、なるほど、こういう結末だったか・・・
えっとネタバレになるから、言えないけどね・・・

誰も守ってくれない

★誰も守ってくれない☆　　佐藤　浩市　　志田　未来

　幼い兄妹を殺す事件が起きた。
犯人は１８歳の少年。その少年には妹沙織（志田）がいた。
センセーショナルな事件でもあることから、世間の注目をあびる加害者家族。
マスコミ各社は何とかコメントを取ろうと必死だ。
そこに所轄の暴対の刑事勝浦（佐藤）が呼ばれ、沙織の保護を命じられる。
だが、マスコミの取材は執拗だった。
はじめは都内のホテルを予約していたが、かぎつけられ、移動を余儀なくされる。
そして勝浦が向かった先、とは・・・


マスコミってこんなにひどいのかな？
話半分日誌絵も、ちょっとひどすぎ
ほんと加害者の遺族も被害者だよね・・・

イーグルアイ

★イーグルアイ☆　　シャイア・ラブーフ　　ミシェル・モナハン

　コピーショップで働くジェリー（シャイア）は、軍人の双子の兄が死んだと聞き、
実家に戻る。
その帰途、口座に多額の金額がふりこまれ、アパートには物騒な品が運び込まれている。
そして、見知らぬ女性から「ＦＢＩが来るから、逃げろ」と電話が入る。
そんな警告を無視していると、ジェリーは本当に捕まってしまう。
ＦＢＩにおいても、その女性はジェリーを助けるべく、過激な手段を取る。
同じ頃、シングルマザーのレイチェルのもとにも電話が入る。
言うことを聞かないと、息子の命はない、と・・・
レイチェルは言われた通りに、付近に置いてあった車に乗り込む。
そこにＦＢＩに追われたジェリーがやってきて・・・

なかなかに楽しかった。
うん、でも、なんだか見たことあるような・・・っていう気がするのは私だけじゃないはず。
なんかあの監視社会、エネミーラインを思い出しました。

２４ シーズンⅦ ＃１３

★２４　シーズンⅦ　＃１３　２０：００～２１：００☆

　避難室から出たテイラーにジュマは、サンガラへの侵攻がアメリカの罪である、
という声明を出させる。
ジャックは扉を開ける前に、避難室のメタンガスを開けておいたことを話し、
自分がそこに駆け込み、爆発を起こさせるから、大統領を保護して欲しい、とブキャナンに話す。
ブキャナンはジュマが衛星電話で誰かから情報を得ていたことを目撃しており、
それを追求できるのはジャックだけだ、と言い、自らが犠牲となって爆発を誘発させ、
ジュマ達を追い詰める。
このホワイトハウスでの爆発を知ったラリーは、副大統領の命令を無視し、突入。
無事にテイラーを保護する。
ジャックは自分の代わりに命を落としたブキャナンのもとで呆然とする。
だが、彼の遺志を継ぎ、真相を追究することを決意。
バーネットの尋問を申し出る。
だが、ラリーはテイラーのジャック拘留命令をあくまで遂行しようとする。
そこでルネは、ケニン補佐官に直訴。
ケニンはラリーにジャックに尋問させるよう、強硬に命令する。
それを知ったホッジス。
彼はバーネットのもとに刺客のクインを送り込む。
病室ではラリーの監視のもと、バーネットの尋問が始まる。
バーネットはジャックを見ると、恐ろしさのあまり、すべてを吐こうとする。
だが、クインによって天井から神経ガスを投げ込まれ、動けなくなったジャック。
クインは難なくバーネットを殺し、ジャックが殺したかのように見せ、逃亡する。
異変を知ったラリー。
ジャックは身体の自由を取り戻すとクインを追う。
ラリーに事情を説明するが、取り合ってくれず、彼はジャックを指名手配する。
ホワイトハウス襲撃で、人材が事欠くテイラー周辺。
テイラーは、自身の選挙戦で勇み足をし、遠ざけたオリヴィアを顧問とする決定をする。
そして、オリヴィアと折り合いの悪いケニンに、
仲直りの意味も込め、伝えるよう言う。
だが、寄り添う姿勢をみせたケニンに対し、オリヴィアは、政権内に
こういった問題が起きたのは補佐官のせいだ、と言い切り、彼に辞任を迫るのだった・・・

ホッジスの側近にＣＳＩマイアミで殉死したスピードルが出てますね。
なんか懐かしいなぁ・・・
前回の私の予想は外れ、ジャックの策略によるホワイトハウス奪還でしたね。

２４ シーズンⅦ ＃１２

★２４　シーズンⅦ　＃１２　１９：００～２０：００☆

　ボートから脱出し、追っ手をまこうとするルネ。
ルネを捜索していた警官を見つけ、襲撃がホワイトハウスであることを告げるが、
デュバクの息子ローランは警官を射殺。
そして、ルネを追い詰める。が、デュバクがジュマによって殺されたと言われ、
動揺するものの、ルネの首を締め上げる。
そこにラリーが到着し、ローランは射殺される。
ルネはホワイトハウスが襲撃されることを告げ、ラリーは急いで警告する。
だがすでにホワイトハウスはジュマの侵入を許していた。
彼らはテイラー拘束を狙い、執務室を目指す。
だが、襲撃を知らされたテイラーは避難室へと誘導される。
その頃ジャックは護送される寸前だったが、緊急事態に拘束を解かれ、
大統領の警護にあたる。
ブキャナンはジュマたちを陽動するため、彼女の追跡装置を持ち、攪乱するが、
見つかり、人質となってしまう。
そのテイラーは間一髪のところで避難室に退避。
ジャックが一緒に入るが、ＳＳたちはすべて倒される。
大統領の娘オリビアを守るアーロンに、３０秒だけ待つ、と言うが、
間に合わず二人のままドアを施錠。
だがジュマたちはアメリカの裏切り者ホッジスから、
避難室を開けるためのコードを教えられていた。
それに気づいたジャックは機械を故障させ、ひとまず難を逃れる。
ジュマはテイラーが避難室に入ったことを知るＳＳはいないことから、
テイラーを拘束したかのように装い、ＳＳをホワイトハウスから撤退させる。
ラリーは突入の決断を副大統領に迫るが、
責任の重さに彼は判断を先延ばしにする。
ジュマは人質を一箇所に集める。
そして、ホッジスの情報から、オリビアがホワイトハウス内にいることを知り、
彼女の捜索を命じる。
オリビアはアーロンと共に、外に連絡を取るべく動いていたが、
見つかってしまう。アーロンは被弾。
オリビアはモールス信号を送っている最中に拘束されてしまう。
オリビアを連行したジュマは、避難室内のテイラーに向かい、
オリビアを殺す、と脅しをかける。
ジャックは断固としてドアを開けまいとするが、
テイラーは娘を見殺しには出来ず、とうとうドアを開けてしまうのだった・・・

まあ、当然の想いでしょうね・・・
でもまあこのままジュマの思い通りにはならないだろう、きっと。
もしかしたら、オリビアのモールス信号が届き、
部隊が突入かも？
それが私の予測です。
　

夢の守り人

★夢の守り人☆　　上橋　菜穂子

　バルサは旅の途中、何者かに追われるユグノという青年を助ける。
彼は歌がうまく、木霊の想い人、だった。
行き掛かり上、彼の用心棒となるのだった。
　その頃、タンダは兄から相談を受ける。
兄の娘、つまり姪のカヤが、目を覚まさないのだ、と。
タンダはカヤの魂が抜けてしまっていることに気づく。
他にも一の妃も眠ったまま起きない。
さらに新ヨゴ皇国の皇太子チャグムまでも・・・
タンダはカヤを救うため、魂追いをする。
彼が追っていった先は、花の夢の中。
そこは心地よく、魂たちが戻りたがらないのも当然だった。
そこには花番がおり、タンダはその罠にかかり、花守りにされてしまう。
身体に戻るための糸は切られ、現し身の身体はのっとられてしまう。
その身体を乗っ取ったタンダとバルサは対峙しなければならず、彼女は苦悩する・・・

守り人シリーズ、第三弾。
今回はチャグムとバルサが再会。
なんか嬉しいなぁ・・・
前回はバルサが大活躍だったけれど、今回はタンダですね。
トロガイの若い頃の話も聞けたし・・・
さあ、次は誰が主役かなぁ？