え・いが ほん え・ほん

本や映画や海外ドラマの好きな私。その感想などを中心に書いてゆくつもりです。
子供に読んであげた絵本も紹介してゆきます。

殺気

2010-01-04 21:38:35 | 
★殺気☆  雫井 修介

 大学生のましろ。
彼女は小学生時代、何者かに拉致、誘拐された、という経験があった。
だがその記憶はカウンセラーによって封じ込められている。
そして、彼女にはある特技があった。
それは、人の発する殺気を感じることだ。
その能力のおかげで、バイト先の強盗を捕まえることもできた。
そんな中、ましろの小中時代の友人、理美子と再会したましろ。
理美子は、ましろがその事件の遭遇した頃、父を事故で亡くしていた。
そして、彼女の恋人、早瀬にましろはデジャヴを感じる。
さらに理美子の部屋にあった写真にもデジャブを感じるましろ。
理美子の父の事故と監禁事件が同日だったことを知ったましろは、
事件の真相を知ろうとするが・・・

雫井さんの最新刊。
私が求める雫井作品は、背筋が寒くなるようなもの。
火の粉や虚貌、犯人に告ぐ、といった系統のが好きなんだけど、
この「殺気」は違いますねー。
雫井さんのでもクローズドノートは割りと好きな作品で、
どっちかというとそっちに近い、かな?
クローズド~よりはミステリー色が濃いけどね。

容疑者Xの献身

2010-01-04 21:27:48 | 邦画
★容疑者Xの献身☆  福山 雅治  堤 真一

 高校の数学教師石神(堤)は、隣人靖子にほのかな想いを抱いていた。
その靖子のもとに前夫が現れ、靖子は娘と共に彼を殺してしまう。
物音でそうと察した石神は、すべて自分に任せてくれ、と言う。
やがて遺体は発見され、身元が割れる。
警察は靖子を疑うが、彼女には完全なアリパイがあった。
石神も聞き込みをされ、その時に彼が物理学者湯川(福山)と同じ大学出身であることがわかる。
そのことを湯川に伝えると、彼は石神は天才だ、と言う。
湯川は石神に会いに行くが・・・

原作に忠実ですね・・・
なので原作ファンにも受け入れやすかったんじゃないかなぁ?
そして、堤さん。やっぱり上手いよねー。
でも原作のイメージからはちょっと遠いかも・・・かっこよすぎるじゃん。
まあ、でも興業的なことを考えると、ある程度イケてないと客呼べないか・・・