クリミナル・マインド２ ＦＢＩ行動分析課 ＃８

★クリミナル・マインド２　＃８　エンプティ・プラネット☆

　ＴＶ局に爆発予告の電話が入る。
しかし、どこで爆発するのかわからない。
とりあえず、静観したＢＡＵ。
そして起きた爆発。そこはシアトルだった。
幸い爆発自体は小規模だったものの、死者二人を出す惨事となった。
爆弾を復元したところ、犯人は反テクノロジー主義者であると考えられた。
やがてリードは、この爆発騒ぎが「エンプティ・プラネット」という
小説を模倣していることに気づく・・・

モーガンが爆弾を仕掛けられ、車から動けなくなった女性の手をずっと握っているシーン。
よかったですね。
女性の、危険だから、離れていてほしい、でも、そばにいてほしい、という気持ち、
わかる気がします。
確か、モーガンは前科持ち、という設定だったはず。
どういう前科なんでしょうね？

死蛍

★死蛍☆　　浅黄　斑

　群馬県高崎で、会社社長が誘拐される。
犯人から送られたビデオから、社長の別荘に監禁されている可能性があった。
そこに踏み込むものの、監禁の形跡はない。
犯人からの要求も２回、電話があったあとは、なんの音沙汰もない。
捜査は行き詰るが、やがて京都で社長の死体が見つかる。
そしてそこには、群馬の別荘を模した部屋が再現されていた。
群馬県警の入沢は、社長の妻とその愛人が怪しいとにらむが、
二人には鉄壁のアリバイがあった。
京都府警のメイは、なんとかアリバイを崩そうとするが・・・

ミステリーの王道ともいうべきアリバイ崩し。
久々にそういう類のミステリーを読みました。
やっぱり楽しいですね。
それとこの本で知ったこと。
蛍って、西日本と東日本では点滅の速度が違うってこと。
奥が深いですね、何事も。

交渉人

★交渉人☆　　五十嵐　貴久

　コンビニで強盗事件が発生。
犯人はフルフェイスのメットをかぶった３人組。
拳銃を持った犯人グループは逃走し、とある病院にたてこもる。
そこに出動したのが、警視庁警護課特殊捜査班。
チーフでもあり、交渉人（ネゴシエーター）でもある石田は、
犯人と交渉をすすめる。
犯人の要求どおり、逃走手段のバイクを提供し、
追跡をするが、犯人は見失い、そして、人質も３人死亡していた・・・
その責任をとる形で、石田は捜査の指揮をおりるが・・・

読んでいて、なにかデジャブが・・・
それもそのはず、なんと大分前にＷＯＷＯＷで放送されたドラマの原作本ではないか。
同じタイトルだったのに、全然気づかなかった。
設定も少し変わってたし。
でも、やっぱり面白いですね。

ＣＳＩＮＹ３ ＃８

★ＣＳＩＮＹ３　＃８　波紋☆

　ペイントボール・プレイヤーの死体が倉庫で見つかる。
その対戦相手は行方不明。
だが、その彼の血痕も現場に。
さらに死体の銃創には、弾を無理やり取り出した形跡。
そして、現場にはブラックコカインの粉末。
どうやら麻薬取引の現場に紛れ込んで、殺されてしまったらしい。
やがてそのコカインが半年前にフラックの指揮の元で押収されたものであることがわかる。
マックは当時の捜査員がくすねたものではないかと疑い、
フラックに情報の提供を求めるが、フラックは拒否。
だが、フラックもまた疑念を抱き、当事者の売人に会いに刑務所へ赴くのだった。

今回、ステラを尾ける少年が登場。
なんとマックの亡妻の子、だった。
若くして妊娠した妻は、その少年を養子に出したのだ。
そんな過去があったんですね、マックの奥様には。
なんかこの少年、また出てきそうな気がします。

CSIマイアミ５ ＃２０

★ＣＳＩマイアミ５　＃２０　セレブのヒミツ☆


　映画の撮影現場の車のトランクから主演俳優の死体が発見される。
その俳優ブレディは依存症のため、施設に入所していた。
死因は絞殺。だが、首吊りをしたように見せかけられていた。
ホレイショは令状をとり、施設を捜索。
そして、やがて施設長自身が盗撮し、マスコミに売り込んでいたことがわかる。
その隠しカメラから、所長が部屋に入ったことがわかる。
だが、彼は死体を移動しただけだという。
所内の別の患者から話を聞いたところによると、
ブレディは人を殺したことがあるとざんげしたことがあるという。
ホレイショは未解決の事件を洗うと、意外な人物が浮かび上がる・・・

今回はデルコの不安要素がなかったですね。
完全復帰できたのかな？

　

ヒーローズ ＃２０

★ヒーローズ　＃２０　５年後☆

　５年後にテレポートしたヒロ（時空操作）。
アイザックの部屋で出会ったのはもう一人の自分。
そこに踏み込んできたのは、国土安全保障省の役人となっているマット（読心）。
マットは大統領となったネイサン（飛行能力）の右腕となっていた。
そこで５年前のヒロは捕まってしまう。
５年後のヒロはアンドウくんとともに、ラスベガスへ飛ぶ。
そこにはニキ（分身）とピーター（能力吸収）がいた。
　一方のベネット（テレパシー）は、ネイサンによる異能力者迫害政策で、
その対象となる異能力者を匿う仕事をしていた。
クレア（不死身）も隠棲していたが、マットに見つかってしまう。
ネイサンのもとに連れられたクレアだったが、
ネイサンは実はキャンディスの変身能力を奪ったサイラーだった。
過去を変えられること可能性があることを知ったピーターはヒロに協力。
ネイサンに雇われた形になっていたスレシュ（遺伝学者）もヒロに協力。
そして、ピーターはサイラーと対決・・・
そこまでを見届けたヒロは、現在へと戻る。
必ず変える、と心に決めて・・・

いやいやいやいやいやー。
この未来、なんとかしてね、ほんとに。
死者多数、だし・・・
この未来は未来で、どういう経路でこうなったのかもちょっと知りたいけど・・・
味方だったはずのマットとベネットは対立してるし、
ジェシカやＤＬやマイカはどういうわけで死んじゃったのか、
ネイサンはどうやってサイラーに殺られちゃったのか、とかね。
およよ、およよの回でした。

佐賀のがばいばあちゃん

★佐賀のがばいばあちゃん☆　　吉行　和子　　池田　晃信

　原爆で父を亡くし、二人の子の養育が難しい母。
そこで次男明広（池田）を佐賀のばあちゃん（吉行）に預ける。
そのばあちゃんも決して裕福ではない。
けれど、明広は貧しいけれど、ばあちゃんから様々なことを学んでいくのだった。

昔懐かしい（とはいっても私の親世代ですが・・・）感じの映画。
がばい、とはすごい、という意味。
島田洋七さんの原作。
子供たちが集まり、野球をするシーン。
今の子たちって、こんなこと、してないよね。
なんか、いいなあーって思った。
笑ってしまったのは、運動会当日のお弁当に
卵焼きを入れたかったばあちゃんが、
鶏に必死に「産め、産めっ」って言ってるシーン。
気持ちはわかるけどね・・・
ほんわかとする映画でした。

ディパーテッド

★ディパーテッド☆　　レオナルド・ディカプリオ　　マット・デイモン

　ビリー（レオナルド）は警察学校を優秀な成績で卒業しながらも、
囮捜査官として、コステロ（ジャック・ニコルソン）率いるマフィアに潜入。
一方、コリン（マット）は、コステロの配下でありながら、
彼の優位を得るため、警察にスパイとしてもぐりこむ。
ある時、互いの組織にネズミ＝スパイがいることを知る。
警察は、コリンにスパイあぶり出し、の先陣を切るよう命令。
ビリーは自分の置かれた状況に苦悩しながら、
コステロ逮捕に全力を捧げていた・・・

「インファナル・アフェア」のハリウッド版リメイク。
このオリジナルが大好きで、リメイクが決まったときから、
非常に楽しみにしていた作品。
なんせキャストも、レオにマットに、マーク・ウォルバーグ、ジャック・ニコルソン。
豪華、ですわねー。
で、オリジナルと比べるとどうか、というと・・・
やっぱりラストといい、マフィアに潜入の警察官、これだとレオ、
オリジナルだとトニー・レオンの
警察への連絡手段などは、オリジナルのほうが良かったなぁ・・・

クリミナル・マインド２ ＦＢＩ行動分析課 ＃７

★クリミナル・マインド２　＃７　消えた女子高生☆

　ペンシルヴェニア州。女子サッカーチームに所属する３人の女子高生、
ポリーとケリーとブルック。
３人は何者かに攫われ、密室に監禁される。
そこで犯人に言われた言葉。
「二人は解放するが、一人は死ぬ。死ぬ人間を選べ」
この言葉に３人は戦慄し、けんか腰になってしまう。
そして、風邪気味だったブルックをみたケリーは、
ポリーにケリー殺害をけしかけるが・・・

ＪＪが知人から持ちかけられた事件。
珍しいパターン。
そして、女子高生達の心理は想像に難くない、です。
人間、極限まで落ちれば、たとえ相手が親友であろうと、
何をしでかすかわかりません。
心理的にとても怖い回でした・・・

楽園（下）

★楽園（下）☆　　宮部　みゆき

　妹誠子の協力で、死んだ姉茜の遺品らしきものを調べた滋子。
そこから彼女が推測したこと。
それは、事件のことを知り、両親を強請っていた人物がいるのではないか、ということだった。
弁護士を通じて、その事実を確認すると、今度は父が滋子と面会。
しかし、何かを隠していると、滋子は感じる。
そして、その脅迫者こそが、等と接触し、
等にあんな絵を描かせることとなった人物であるだろうと推測。
父の話から、茜が当時付き合っていた少年と思われたが、
本名もわからず、探し出すのは困難と思われたが・・・

もうここで明日にしよう、と、何度も思いながら、
結局、午前３時半までかかって、読み終えてしまいました。
おかげで翌日はあくび三昧・・・（笑）
茜の恋人の正体、等と謎の人物との接点、等の能力・・・
そして、上巻でまったく見当のつかなかった謎の章。
すべてが明らかになりました。
決して後味は良くない。
でも、とっても面白かったです。

　

楽園（上）

★楽園（上）☆　　宮部　みゆき

　あの連続誘拐殺人事件から９年後・・・
前畑滋子は事件の傷は完全に癒えぬまま、ライターの仕事を再び始めていた。
ある小さな会社に勤める彼女の元に、萩谷敏子という中年の女性が現れる。
彼女は１２歳だった息子を事故で亡くしていた。
そんな息子が書き残した絵がある。その絵が特殊だった。
ある事件ー火災が原因で焼けた家の跡地から、少女の遺体を発見。
両親は当時素行不良だった長女を殺し、家の下に埋めていた。
だが、事件は時効が成立しており、両親は起訴されなかった。
を現していたのだ。それも、その息子、等が、事故後に明らかになった事件であるのに・・・
さらに、等は、滋子が関係した事件の公には公表されていない事柄を描いた
事件の現場である山荘の絵も書き残していた。
等は異能力者なのか・・・？
滋子は科学的な立証ができるかどうか、調べ始める。
そして、等の環境、両親の殺された少女のことなどを知るため、
関係者と会い、話をする。
その中には少女の妹もおり、会うのは難しいかと思われたが、
彼女のほうがより積極的に接触してきた。
そして、滋子に言うのだった。
なぜ、両親は姉を殺したのか・・・？その真実を突き止めてくれ、と・・・。

宮部さん作の「模倣犯」に登場した前畑滋子さんがベースとなったお話。
模倣犯のような派手（と言ってよいのか・・？）さはありませんが、
ぐいぐい引き込まれます。
次第に明らかになる真実。
どういう結末を迎えるのか？下巻でのお楽しみ。
上巻では断章として、ある事件を匂わせた章が出てきます。
これがどう本編に絡むのか、それも読みどころです。

ＣＳＩＮＹ３ ＃７

★ＣＳＩＮＹ３　殺しのブルース☆
　
　電車の中で突然死んだ女性。外傷はないのに、血まみれだった。
捜査を進めると、薬物を飲んだことによる死亡だと確認される。
ホークスはその女性が以前に会ったことがあった。
そのことを知ったマックはホークスを捜査から外す。
　一方、ダニーとステラは自宅のスイム・ジムで死んだ男性の事件を調べる。
その男性は結婚したい男性Ｎｏ．１と言われていたプレイボーイの男だった。
そしてそのジムの近くには、メイドがつけていたと思われるブルーコンタクトが落ちていた・・・

ＣＳＩってほんと大変ですね。
今回はダニーがごみの山から証拠探し。
気が長くて、細かい仕事。
私には向かなそうです。

CSIマイアミ５ ＃１９

★ＣＳＩマイアミ５　＃１９　黒い手帳☆

　アンナからホレイショに連絡が入る。
駆けつけたホレイショは、アンナが衣服に血痕をつけ、呆然としている姿だった。
アンナは何が起こったのか、記憶がない。
アンナがいたホテルを捜索すると、大量に失血した男性の遺体。
その頭皮は犯人によって、剥がされていた。
やがて、ルームサービスの食事から、毒物が発見される。
アンナと男性はクスリを盛られたのだ。
そして、指紋から、ルームサービスを運んだボーイに疑いがかかるが・・・

＃１７と絡む設定。
執政官オーシェイとアンナが再び登場。
ホレイショが次第に追い詰めてゆきますが、もう一歩。
今シーズン中に、オーシェイ、告発してほしいですね。
それにしても、ホレイショさん、アンナの息子の養育費、心配するなって
言ってましたけど、もしかして出してあげるの？
ちょっとアンナとホレイショの今後が気になります。

銭売り賽蔵

★銭売り賽蔵☆　　山本　一力

　江戸中期。賽蔵は金、銀貨と普段遣いの文銭とを両替する銭売り稼業。
その賽蔵の頭を痛めているのが、公儀による改鋳。
だが、おのれの持つ才覚と、人々の信頼によって
一段一段と成功をおさめてゆくサクセスストーリー。

あらすじをもっと細かく書こうかと思ったのですが、
なんとも難しい。
とにかく次から次へと話が変わっていくので・・・
全体的な起承転結じゃなくて、短編を流れよくつなげたような感じ。
こんなに運が良い人、いるんだろうかっていうくらい成功しまくってる賽蔵さん。
できすぎだよー、と思いつつも、楽しめました。

クリミナル・マインド２ ＦＢＩ行動分析課 ＃６

★クリミナル・マインド２　森の中の殺人鬼☆

　テキサスで森の中で子供が撲殺される事件が連続。
最初は男の子二人だったのが、３人目の被害者は女の子。
デレクは子供たちに１人では帰らないようにと指導する。
するとその最中、１人の少年が行方不明になる。
弟の証言から、丘の上の呪いの館、と言われている家に行ったと言う。
そこには変人が住んでおり、チームは乗り込む。
子供は無事に見つかる。そして、そこの住人も遺体（自然死）となって見つかる。
やがて、その館にあった指紋から、意外な人物が容疑者に挙がるが・・・
　一方、ホッチは、エルの正当防衛が認められたものの、
エルを信じきれない。
ホッチが指示した精神鑑定もすっぽかしたエルをホッチは尾けるのだったが・・・

今回の犯人は意外でした。
容疑者の男性に矛先が向かったとき、おっ、私の勘が当たった、と思ったら、
一本取られました。
それと、エル。
辞表、出しましたね。
こういうわけで、新しいメンバーが来る、ということなんですね・・・