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本と雑貨と手作りのブログ。

「世界でいちばん幸せな屋上」

2008-02-25 | 小説
以前、紹介した「ミルトリン探偵局1」の続編。いつの間にか文庫版が出ていたので、それを買いました。


この小説の主人公は、作者でもある「吉田音」さん。音さんが身近に起こった出来事を、日記のように語っている小説です。といっても、普通の日常のなかに不思議な事件があって、どこまでホントでどこから作り物なのかが謎。でも、描かれている風景がリアルに浮かんできて、映画を見ているような感覚になりました。

また時々、別の視点からもお話が描かれるのですが、思わぬところで話がつながっていて、驚かされたり。クラフトエヴィング商會の本は、いつも夢があって好きです。中に挟まれているカラーやモノクロの写真も、お洒落ですよ~。


↓の本は、音ちゃんの父・吉田篤弘さんの作品。去年、読んだ本なんですが、こちらも作者が主人公になっています。ビートルズの「ホワイトアルバム」を題材にしたお話で、小説『つむじ風食堂の夜』とも少しつながりがあります。


吉田 篤弘 / 新潮社(2007/07)
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