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本と雑貨と手作りのブログ。

ゴールデン・ウィーク☆

2007-04-30 | 日記
祝日とか関係なく過ごしてますが、昨日は大学時代の友達と万博公園に行ってきました!画像は、お馴染みの「太陽の塔」です(ドリカムの「大阪LOVER」にも出てきますね)。お天気も良くて、絶好の行楽日和。万博にはお花見やらフリマなどで時々来ているのですが、今回は行ったことのない場所をいろいろ歩いてきました。

ちょうど春ということで、いろんな花が見頃。今はポピーフェスタが開催中で、黄色やオレンジのポピーがたくさん咲いてましたよ。チューリップは淡路島でも見ましたが、個人的に好きなのでまた撮ってきました。黄色のチューリップは形がちょっと変わっていて(丸に近い形)、面白かったです。

外でお弁当を食べたり、スポーツ(バドミントンやバレー)などもやって、自然を満喫した一日でした。これからも多くの花が見頃を迎えるようで、また行ってみたいです。

ちなみに、鯉のぼりの画像も万博で撮ったもの。家庭に眠っていた鯉のぼり約100匹を集めて、大空に泳がせるというイベントなんです(あまり風が吹いてなかったので、大きい鯉のぼりはあまり泳げてないですが)。こんなにたくさんの鯉のぼりを見る機会ってないな~と思います。

  

  

「三島由紀夫レター教室」

2007-04-26 | 小説
手紙好きの方々がオススメしていた本。山本容子さんが描いた表紙に惹かれて、手に取りました(中の挿絵は小さくて、ちょっと残念・・・)。

三島 由紀夫 / 筑摩書房(1991/12)
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  <文庫裏の説明文より>
職業も年齢も異なる5人の登場人物が繰りひろげるさまざまな出来事をすべて手紙形式で表現した異色小説。恋したりフラレたり、金を借りたり断わられたり、あざけり合ったり、憎み合ったりと、もつれた糸がこんがらかって…。山本容子のオシヤレな挿画を添えて、手紙を書くのが苦手なあなたに贈る枠な文例集。

全部、手紙だけで構成されていて、とても読みやすい内容。細かく章に分かれているのですが、そのタイトルが少し変わっています。例えば、「愛を裏切った男への脅迫状」「招待を断る手紙」「真相をあばく探偵の手紙」といった感じ。いろんな手紙がありますが、ちゃんと1つのストーリーにまとまっていて面白かったです!登場人物の名前も、「氷ママ子」「山トビ夫」「空ミツ子」「炎タケル」「丸トラ一」と独特でした。

手紙の文章は、実際には使えないかもしれませんが(現在とは時代も異なるので)、いろいろ勉強になるところもあったり。特に、「英文の手紙を書くコツ」という章は、今でも役立ちそうです。

三島作品ということで、やっぱり人間の黒い部分も見えるけれど、そんなに嫌な感じはしませんでした(他の作品は読んだことないですが)。そういえば、夏目漱石の「こころ」も好きなのですが、こちらも手紙(遺書)形式の部分があったな~。

「またまた、消しゴムはんこ。」

2007-04-23 | 紙モノ雑貨
「布に押す、消しゴムはんこ」「かんたん、消しゴムはんこ」など、どんどん新刊が出ている津久井智子さん。↓は2作目の本なのですが、図書館で借りることができました~。

津久井 智子 / 主婦の友社(2006/07)
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  <目次>
1 一点モノをつくる/2 工夫をしてみる/3 たまには手紙/4 はんこで世界一周/5 はんことくらす

1作目も良かったですが、今回はオールカラーでさらに充実した内容。可愛い図案を見てると、久しぶりに作りたくなりました!画像は、特に気に入った蓮のはんことイチゴのはんこです。いろんな色のインクを使うと、華やかになって楽しい☆

1章では、小包などに貼ってあるマーク(「火気厳禁」「水濡れ注意」など)や服についている洗濯表示マーク(「ドライ」や「手洗い」のイラスト)など、ユニークなはんこがいっぱい。Tシャツや布小物用の図案もあり、はんこで簡単にオリジナルグッズが作れます。

2章は、名刺などに使う自分用のはんこやラッピング用のはんこなどを紹介。3章は手紙関連のはんこで、季節ごとのカードやオリジナルの封筒・便せんなどを作っています。個人的には、縦書きの一筆箋(無地)にはんこを押すアイデアが良かったです。

4章は、世界の国をイメージしたはんこ。日本・東アジア・ロシア・中近東・アフリカ・ヨーロッパ…など、いろんな国の人やモノをはんこにしていて、面白いです。5章は、津久井さんの日常を紹介したページで、消しゴムはんこ彫り師の仕事などが覗けます~。

ちなみに、今までに作ったはんこと集めたスタンプインクは、どんどん増えて↓のような状況に。はんこは、これ以外にもまだあります。インクもまだまだ欲しい色があるので、さらに増えそうです。
      

本の探偵(ごちそうの手がかり編)。

2007-04-20 | その他の本
子どものころ読んだ思い出の本を探してくれる、本の探偵・あかぎかんこさん。彼女のもとに寄せられる依頼の中で多いのは、ごちそうが手がかりの探偵依頼だそうです。確かに、美味しそうな場面は覚えていますよね!この本は、そんなごちそうが出てくるお話を、ドリンク・サラダ・パン・メインディッシュ・デザート…とメニュー仕立てに紹介しています。

あかぎ かんこ / フェリシモ(2005/03)
Amazonランキング:356017位Amazonおすすめ度:


食べ物が出てくる話が好きなので、とても楽しめました☆読んだことのない作品が多かったのですが、どれも本当に面白そう。気になる作品に付箋をつけてたら、付箋だらけになってしまいました~。いろんな種類の食べ物が載っているので、読んでいるとお腹が減ります。

ごちそうのことだけでなく、その中に出てくる印象的なキーワード(例えば『ぐりとぐら』なら、ねずみ・卵の殻の車・大きな卵・白いボール)やフレーズなども書かれていて、思い出す手がかりになりそうですよ。

他にも、『本の探偵事典 いろの手がかり編』や『おしえて♪♪音の探偵さん』といった本があるようです~。

「氷河鼠の毛皮」

2007-04-18 | 漫画
絵本作家・たむらしげるさんの漫画。「氷河鼠の毛皮」のほか、「銀河の魚」「アルコール男爵の冒険」「フローズンランド」「終電車」といった作品が収録されていました。

氷河鼠の毛皮
氷河鼠の毛皮
posted with 簡単リンクくん at 2007. 4.17
たむら しげる著 ふゅーじょんぷろだくと (2004.5)

通常1-3週間以内に発送します。

表題作である「氷河鼠の毛皮」は、宮沢賢治の童話を漫画化した作品。たむらさんのイラストはどれも可愛らしいのですが、この作品にはリアルな人間の絵もあったり。列車の中のシーンが多く、「銀河鉄道の夜」を彷彿とさせます。

「銀河の魚」は、絵本やDVDにもなっている作品。海や星空などが描かれた、幻想的なお話です。あとがきによると、ユーリ・シュルビッツの「よあけ」という絵本などから影響を受けたそう。主人公の名前も、ユーリィと付けられています。

どのお話もファンタジックで、ちょっと哲学的でした~。全部、80年代に発表された貴重な作品なので、たむらさんが好きな人にはオススメです。

花の写真と海の写真。

2007-04-15 | エッセイ
長い間、ご無沙汰しておりました~。というのも、最近よく出掛けておりまして・・・。昨日は、淡路島へイチゴ狩りに行ってきました!その他にも、いろいろと廻ってきたのですが、どこも景色が綺麗☆花や海の写真を撮っていたら、ふとこちらの本(『花と写真の時間』と『海と写真の時間』)を思い出しました。

作者は以前にも紹介したことのある、脱力写真家の藤田一咲さん。いつも細かいことは気にせず、ただ楽しんで撮っておられるので、読んでいるとこちらも楽しい気分になります。

『花と写真の時間』は、「花を撮る」「テーブルの花」「花と写真」「旅と花の写真」「枯れゆく花」の5章。桜といった季節の花やテーブルの飾ってある一輪の花など、身近な花の写真が多く、自分も真似して撮りたくなったり。撮り方のことよりも花にまつわる話が書かれていて、博学な方だな~と思いました。

『海と写真の時間』は、「春の海」「夏の海」「秋の海」「冬の海」の4章。同じ海でも季節によって違う印象を与えるから不思議。海は大きいこともあり、本格的なカメラを使っての撮影が多かったです(広角レンズや望遠レンズのことなども書かれ、他の作品に比べると本格的)。でも、トイカメラやポラロイドカメラも使われていて、遊び心も忘れてはいません。

もちろん普通のカメラの撮影も勧めていて、撮りたいという気持ちが大切なことを伝えています。撮影場所は作者が気に入っている石垣島が多く、海の色がとても綺麗。一度だけ行った沖縄の海を思い出しました。

本は少し前に読み終えていたのですが、ようやく記事にすることができました~。このシリーズは他にも、「お茶と写真の時間」や「パリ散歩の時間」など、読んでみたいものがいっぱいあります。

↓は私が撮った写真。デジカメの写真はサイズが大きいので、手直しするのに手間取りました。

  

  

ロバート・サブダ展☆

2007-04-07 | 日記
八尾西武で開催中のロバート・サブダ しかけ絵本の世界展」に行ってきました!

会場には、サブダさんの人気作品がいっぱい♪「不思議の国のアリス」や「オズの魔法使い」は、大きな機械仕掛け絵本になっていて、ボタンを押すと絵本が開閉し、ストーリーのナレーションが流れ出す仕組みになっていたり。大きいバージョンでも、ポップアップ部分はきちんと閉じるのがすごいっ。

絵本でも迫力のあるアリスのラストシーン(大量のトランプがアリスに襲い掛かるシーン)は、180cmもの巨大な立体になっていて、とても圧巻です!「恐竜時代」の恐竜や「シャーク」のサメの巨大ポップアップもあります。

「クッキー・カウント」のスペースでは、本物のクッキーを使って絵本の世界を再現されていたのですが、素敵なお菓子の家も絵本そっくりに作られていました!他には、サブダのアトリエを再現したスペースやサブダが所有するアンティークな仕掛け絵本を見られたり。なかなか見ることのできない貴重なイベントでした♪

作品を見た後には、しかけ絵本が買えるコーナーも。サブダの仕掛けが作れるオリジナルキットもあり、私は「不思議のアリス」のキットを買いました~(↑の画像参照。その他は、「クリスマスの12日」と「恐竜時代」のキットです)。難易度は高いのですが、頑張って作ってみます。また、サブダの作品だけでなく、様々なしかけ絵本が置いていて面白かったです。

サブダ展で取り上げられている作品たち↓
            


余談。
今回は、八尾に住むいとこにも会うことができ、本当に楽しかったです。いとこは子どもを連れてきてくれたのですが、初めて会う私にも全然人見知りせず。とっても可愛かったですよ~。まだ小さい子なので、しかけ絵本にはちょっと早かったけれど、ボタンを押すことやお菓子の家などに興味を持ってくれて良かったです。

「やさしい切り紙」

2007-04-05 | 切り紙
鮮やかな切り紙の表紙に、一目ぼれしました!矢口加奈子さんが綴る、切り紙による旅物語です。

矢口 加奈子 / 池田書店(2007/02)
Amazonランキング:29029位Amazonおすすめ度:


この作品は、世界旅行からインスピレーションを受けて作られた切り紙の数々を、旅の思い出とともに掲載。日本・中国・タイ・フランス・ポルトガル・アメリカの6カ国を取り上げ、28種類の切り紙を紹介しています(画像の左は中国編)。

作り方は、ガジェットブックスの「紋切り型」のように、紙を三角や四角に折ってハサミで切るだけ。矢口さんの作品はとても可愛いだけでなく、使う紙も凝っていて素敵です。いろんな包装紙?や旅先の新聞や雑誌など、紙好きにはたまりません。表紙と同じく、中身もすごくカラフルです。

切り紙を飾るアイデアも載っていて、ティーマットやボックス、ブックカバーなどの作り方も。ぜひ真似してみようと思いました!巻末には、矢口さんがデザインした紙が7枚付いていて、誰でもお洒落な切り紙を作ることができますっ。そのまま使うのはもったいないので、カラーコピーして使いました~。

ちょっと残念なのは、型紙の種類が少ないこと。写真は載ってるけど型紙がないものがたくさんあって(型紙を応用した形)、もっと紹介してほしかったと思いました(応用したものは細かい分、とても綺麗なのです。見て真似るのは、なかなか難しそう・・・)。


    

「つりばしゆらゆら」

2007-04-02 | 児童書
森山京さんと土田義晴さんがコンビの「あかね幼年どうわ きつねのこシリーズ」。1作目の『きいろいばけつ』という作品は、知っている方も多いのでは?『つりばしゆらゆら』は、その続編になります。『砂漠でみつけた一冊の絵本』の中で紹介されていて、気になっていたのですが、今回やっと読むことができました~。

 楽天ブックスによる内容紹介↓
<小さなキツネの男の子、こんすけ。つり橋のたもとで谷底をのぞき込んでいると、向こうからイノシシのおじさんが渡って来ました。そして、“つりばしの向こうにはこんすけと同じくらいのキツネの女の子がいるよ”と教えてくれたのです。

その日以来、こんすけは“つりばしの向こうのあの子にあいたい”そんな一心でつり橋を渡ろうとするのですが・・・・やっぱりこわい。つり橋のように揺れ動く、こんすけの心。無事に渡ることができるのでしょうか?>

1日目は3歩、2日目は4歩と少しずつ距離をのばし、橋の真ん中までたどり着くこんすけ。当たり前だけど、小さな努力が結果につながるのだとしみじみ思いました。誰でも最初はできなくても、いつのまにかできるようになってたりしますよね。ふと自分のことを振り返って、感慨深くなりました~。

ネタばれになりますが、この本ではこんすけはまだ女の子に会えません。続きは『あのこにあえた』の中で描かれているらしいので、こちらもぜひ読みたいです。他に、『ぼくだけしっている』『たからものとんだ』なども。土田さんのイラストは優しい色使いで、ほんわかします☆
 

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