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本と雑貨と手作りのブログ。

「わたしの日曜日」

2008-05-24 | エッセイ
休日の過ごし方をあれこれ紹介した本。すぐに使えそうなアイデア50コを、可愛いイラストとともに載せています。

杉浦 さやか
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アウトドアでは、散歩やサイクリングといった近場のお出かけもあれば、電車やバスでの小旅行もあり。インドアでは、コーヒーや紅茶の楽しみ方から、手芸や工作のアイデアなど。ちょっとした工夫で、素敵な時間を得ることができます!

特に気になったのは、スクラップや封筒作りのページ。雑誌を切り抜いたり、封筒にしたりするのはよくやるのですが、ノートにまとめるのってなかなか出来ないんですよね・・・。でも、難しいことは考えず、杉浦さんのように楽しんで作りたくなりました☆

↓も最近、読んだ本。杉浦さんは旅行がお好きということで、旅のエッセイ本もたくさん書いておられます。この本は、国内旅行をいくつか紹介しているのですが、旅先のカフェや雑貨屋さんといった可愛いスポットも満載。甲斐みのりさんの本が好きな方にもオススメです。



「乙女の大阪」

2008-03-16 | エッセイ
「乙女の京都」、「乙女の東京」に続くシリーズ第3弾。大阪といえば派手な印象が強いですが、ここにだって乙女心を満たしてくれるモノがたくさん!ノスタルジックでかわいい大阪を集めたガイドブックです。


歴史のある建物を中心に、ホテルや喫茶店、洋食屋、博物館などを写真で紹介。通天閣や天王寺動物園などよく知られた場所から、関西人でも知らないような場所までいろいろあります。レトロな風景がお好きな方に、是非オススメです。

老舗の料理店やクラシック喫茶のページでは、美味しそうな食べ物も紹介していて、お出かけガイドとしても最適。大阪で買える乙女チックなおみやげ(お菓子や雑貨など)も載っていますよ~。

甲斐さんは学生時代、大阪で暮らしていたということで、思い入れがあるよう。私はずっと大阪に住んでいますが、身近にあるとなかなかこういう所って行かないんですよね。この本のおかげで大阪の魅力を再発見できて、とても良かったです。写真も文も豊富で、なかなか読み応えがありました~。

「ポラロイドの時間」

2008-03-08 | エッセイ
先日、日本ポラロイド株式会社がポラロイドフィルムの生産を終了するというニュースを見ました。デジタルカメラが普及し、インスタントフィルムの需要が減っているためですが、悲しいニュースです。愛用している方って、まだまだいるだろうになぁ・・・。

このブログでよく紹介している藤田一咲さんも、そんな愛好家の一人。↓の本は、ポラロイドだけで撮った写真で構成された作品です。私はポラロイドカメラを持ってないけれど、あの白い枠にぴったりと収まった写真にとても惹かれます。撮ったその場で見れるのもいいですよね~。

また、この本には歴代のポラロイドカメラがたくさん紹介されていて、カメラのカタログのようになっています。ポラロイドカメラは本体の形も個性的なので、見ていると楽しいですよ。

藤田 一咲 / 薯T出版社(2006/03/10)
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↓の本は、久しぶりに読み返した本ですが、最初に読んだときよりも面白く感じました。この本には、人物や動物の写真から街中や旅先で撮った写真など、いろんな被写体が出てくるからかな(他の本は「花」だったり、「空」だったり、テーマが決まっているので)。

藤田 一咲 / 〓@53B2@出版社(2004/05)
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  <目次>
第1章 カメラを手に入れよう/第2章 カメラを手に外へ飛びだそう!/第3章 和・旅/第4章 洋・旅/第5章 「なにもないところ」の旅

「うちの3姉妹⑥」

2008-02-09 | エッセイ
毎回、楽しみにしている「うちの3姉妹」の最新刊。書き下ろしも少しあって、またまた笑わせてもらいました~。


松本 ぷりっつ
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どのエピソードも面白かったのですが、特に好きなのは三女・チーの話。前作よりもさらにおしゃべり上手になった、チーさんの言動がとても面白くて可愛いです。

中でもお気に入りなのは、「お茶ちょうだいもん」というセリフ(笑)。これは、お姉ちゃんたちの「~だもん」という主張の言葉をマネしてるのですが、ちょっと惜しくて笑えます。

また、チーが行っている保育園では英語教室をやっているそうで、いっちょ前に英語もしゃべったり。「わーちゃーねー?」(What's your name ?) とか「あぽー」(apple) とか、言えるんですよ~。で、それだけかなと思いきや、「How are you ?」という問いかけに握手をして、「あい ふぁい せんきゅ~」と答える場面もあって、とても関心しましたっ☆

江國香織さんのエッセイ。

2008-01-09 | エッセイ
最近、読書メモを見返してみたら、去年読んだ本の数が34冊ありました。1ヶ月に2~3冊読んでいることになるのですが、紹介できてない本もいくつか・・・。なので今回は、その中から江國香織さんのエッセイを載せたいと思います。

まず、1冊目は「雨はコーラがのめない」という作品。変わったタイトルですが、「雨」というのは江國さんが飼っている犬の名前です。で、その犬の話がメインかと思いきや、そこに音楽の話が入っています。

それは、「雨」と江國さんが音楽好きであるから。犬が音楽を聴くというのは不思議ですが、江國さんの文章を読んでいると、「雨」の楽しんでいる様子がこちらにも伝わってきます。音楽のジャンルは洋楽が多いですが、時々、邦楽なども。尾崎紀世彦さんや世良公則さんなど、意外な名前も出てきて、興味深かったです。

そして、2冊目は「とるにたらないものもの」。こちらは、身の回りや思い出の中にある「もの」について、書かれています。「ものもの」の中には、「愛称」や「「けり」という言葉」、「日がながくなること」、「いいのだ、ということ」など、江國さん独特の言葉が並びます。

1番最初のエッセイは「緑いろの信号」というのですが、これは色あせた古い信号の薄緑のこと。確かに、そういう色の信号って見たことがあるけれど、それが好きだというところがとても江國さんらしいと思いました。

また、面白かったエピソードは、「生乳入り」の話。ある日、入院中の父が出されたヨーグルトに「生乳入り」と書いてあるのを見て、「なまちち入りなんていう気色の悪いものは、俺には食えない」と言ったそう(笑)正しくは何と読むのかよくわかりませんが、私も思わず共感してしまいましたっ。

江國さんの小説は、見た目や匂い、触り心地などの描写がとてもリアルだなぁと感じるのですが、普段から細やかな眼でモノを見ているからなんだと、この本を読んで思いました~。


江國 香織 / 集英社(2003/07)
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「文房具さんぽ」

2007-11-21 | エッセイ
木下綾乃さんの最新刊☆木下さんお気に入りの文房具を中心に、文房具の作り方、使い方、お店などをいろいろ紹介しています。文房具の本ってどんなのだろうと思ってたのですが、雑貨のようなモノばかりで、見ているだけで楽しめました!

木下 綾乃 / 世界文化社(2007/10/12)
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お気に入りの文房具で気になったのは、はんこと金具と「ダイモ」。はんこは、事務員さんが使うような回転印(数字がいくつか並んだはんこ)を日付印として使っているのが可愛かったです♪

金具は紙を綴じたり、束ねたりするクリップやピンなどのこと。↓のハトメパンチや割りピンは少し前に買ったものですが、これも木下さんの影響。カード作りに活用したいと思ってます。

「ダイモ」というのは、ラベルを作る器械(真ん中の画像)で、プラスチックのテープに文字をタイプして使うもの。ワープロタイプのラベラー(テプラなど)のようにデジタルではないけど、そこが気に入ってます(プラスチックの独特の質感が好きで、学生のときは教科書やノートに名前のラベルを貼ってましたっ)。

文房具の作り方は、黒板や布張りのメモ帖、ボタンマグネットなどを可愛く手作り(黒板が作れるのには、驚き)。ミシンラッピングや紙版画のやり方も載っていて、面白そうでした~!

お店の紹介は、京都と東京の「文房具さんぽ」。前回の文具ツアーも良かったのですが、今回も素敵なお店をたくさん掲載。京都は和紙を扱ったお店を中心に紹介していて、ブックカバーなどの文房具の作り方(和紙を使用)も載っていました。東京はお洒落で上品そうなお店で、こちらも行ってみたくなりました。

      

うちにゃん@レオっち。

2007-11-16 | エッセイ
いつも楽しみに読んでいる、「うちにゃん@レオっち」というブログ。飼い猫・レオ(♂)といちご(♀)ちゃんの日常を紹介したブログで、仲の良い2匹の姿がとても可愛い!管理人のしっぽさんが2匹のセリフを写真に付けているのも面白くて(本当にしゃべってそう)、大好きです。

そんなしっぽさんが出した本が、「レオといちごの毎日がニャかよし日和」というもの。ブログをそのまま書籍化したのではなく、2匹のいろんな姿を集めた写真集のような作品です。ブログにはなかった幼い頃のレオっちの写真や二匹の出会いなどが載っていて、すごく楽しめました~。


ちなみに、しっぽさんは結婚後、マンション暮らしで猫が飼えない日々を過ごしていたそうなんですが、そんなときはペットショップや猫のホームページなどで癒されていたそう。そして、ようやく猫と暮らせるようになったとき、自分と同じように猫の写真で和みたい人がいるかもと思い、ブログを始めたそうです。

私も猫が大好きなのですが、ずっと飼えない状況にいるので、この話は本当に共感!いつか飼える日が来るまで、レオっちやいちごちゃんの写真で癒されたいと思います☆

「乙女の京都」

2007-10-23 | エッセイ
またまた見つけた京都本。「乙女の京都」は、乙女が恋してしまうような、可愛らしいモノや場所を紹介した、カタログ本です。

甲斐 みのり / マーブルトロン(2005/01/24)
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第1章 「2泊3日京都乙女旅」/第2章 「京都乙女カタログ」/第3章 「京都乙女便り」

1章は、わずか20ページの旅レポート。お洒落で上品なカフェや料亭など、大人っぽいスポットを巡っています。どの写真も綺麗なので、同じコースを廻りたくなりました☆

2章は、京都で買える乙女チックなモノを掲載。大きめの写真を1ページに2枚ずつ載せています。服飾小物や日用品、文房具、お守りなどいろいろある中で、私が一番気になったのは「お菓子」のページ。食べるのがもったいないようなお菓子で、見てるだけでも楽しめます。

3章は、甲斐さんとお知り合いの方々が見つけた「乙女」について語っています。中には、「京都カフェ案内」の作者・木村衣有子さんなどもいました~。

他に、包み紙のページなどもあり、隅々まで乙女が感じられます。ちょっと残念なのは、地図のページがないこと。住所だけなので、場所は自分で調べる必要があります。


もう一冊は、「京都 おつつみ手帖」という本。以前読んだ「京都 お守り手帖」の続編です。こちらは京都の美しい包み紙を、その中身とともに紹介。可愛い包装紙ってつい取っておきたくなりますよね~。中身の食べ物もすごく美味しそうなので、お得な気分が味わえます。

また、包装紙の細かいこだわりなんかも知ることができ、面白かったです~。同じシリーズの「京都 おみやげ手帖」も是非読みたいと思います。

佐藤 紅 / 光村推古書院(2006/06)
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「うちの3姉妹 ⑤」

2007-09-21 | エッセイ
またまた「うちの3姉妹」の新刊が出ました!今回は、「オリジナルトートバッグ」付きの限定版(①~⑤巻がまとめて入るサイズ)も発売中です☆

松本 ぷりっつ / 主婦の友社(2007/09/19)
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いつも笑わせてもらっている「うちの3姉妹」ですが、今回は次女のスーちゃんが妹に優しくしていたり、三女のチーちゃんがオムツを卒業したり、3人の成長を強く感じました!こうしてみんな大きくなっていくのね~、とちょっとしみじみしたり(笑)

特に、チーちゃんが2歳になって、いろいろとしゃべるようになったのが面白いっ。まだうまく発音できないので、言葉は間違ってるんですが、それがすごく可愛いんです~。

例えば、「がーぺ、くりゅ~」(がらがらぺ、してくる~)とか「きゅにゅ、くわさい」(牛乳、ください)、「かみしゅ、ちゅわい」(カルピス、ください)など。あと、「すずめ」が「くしゅめ」だったり、「こぼした」が「ぽもした」だったりして、クスッとさせられました♪

ちなみに5巻の書き下ろしは、松本家で飼われているウサギ・モプシーの視点で書かれた話とぷりっつさんが妊娠していたときの話です。

「診療室にきた赤ずきん」

2007-09-18 | エッセイ
今年の新潮文庫100冊に入っていた作品。「物語療法の世界」というサブタイトルに惹かれ、立ち読みしたところ、面白かったので買いました~。

大平 健 / 新潮社(2004/08)
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この本は、精神科医の大平さんが患者さんとのやりとりを書かれているのですが、その診察というのがちょっと変わっていて、昔話や童話が使われています(物語は「赤ずきん」や「ももたろう」、「三びきのこぶた」といった有名なものから、「ぐるんぱのようちえん」という絵本まであります)。

これらの物語は、患者の置かれている状況をわかりやすく説明するために使われたり、患者の「本当の問題」を探し出すために使われているのですが、それが見事に心を癒していて、本当にすごいんです!読んでいる方も患者と同じようにすっきりさせられる、不思議な作品でしたっ。

最後に大平さんは「幼いときに心引かれた物語がきっと皆さんの人生を導いてきた」と言っておられるのですが、自分の人生と絶妙に符合する「自分の物語」って一体何だろうな~。考えるだけでも楽しいです☆