wonderwall

本と雑貨と手作りのブログ。

「天才ファミリー・カンパニー」

2009-09-25 | 漫画


久しぶりにマンガの単行本を買いました!

「のだめ」の作者・二ノ宮知子さんの
「天才ファミリー・カンパニー」という作品です。

「のだめ」は1巻しか読んでないのですが(!)
ネットのレビューを見てたら、何となく気になってw

1巻読んだら続きがどんどん気になって、
あっという間に全巻読んでしまいました~☆


経済界のスーパーエリートを夢見る
天才高校生の話なんですが、
母親の再婚をきっかけに
いろんな事件に巻き込まれたり。笑

真面目な経済のことも出てくるのに
すっごく笑えて、オススメです・・・v


また、こちらの本は去年発売された漫画文庫だけど、
漫画自体は1995年にコミックとして出てるんです!

なので、中身より表紙の方がカワイイのですが、
昔のイラストも結構好きです~♪

       
   


にほんブログ村 本ブログへ


「きょうの猫村さん」

2008-10-09 | 漫画
数年前に話題になった漫画、「きょうの猫村さん」。この本が文庫になっていたので、思わず買ってしまいました☆


主人公は、スーパー家政婦の猫村ねこ。家事は完璧なんだけど、エプロンがたて結びになったり、緊張しすぎて眠れなかったり。そんなところが可愛くって、私もすっかりハマりました!こんな家政婦、欲しいです♪

もちろん、ストーリーも面白い☆鉛筆1本で描かれたゆる~いイラストも、良い味でてますよ~。猫好きにもそうでない人にも、オススメです。続きも是非、読みたいと思います。

マガジンワールド 書籍 きょうの猫村さん 1    にほんブログ村 本ブログへ

「あたしンち」

2008-07-16 | 漫画
けらえいこさんの漫画・「あたしンち」。今、このアニメ版にハマっています!と言っても、見ているのはリアルタイムではなく、YouTubeにアップされた動画。いつでも好きなときに見れるので、ちょっとした空き時間に楽しんでます☆

「あたしンち」は、豪快なお母さんと無口なお父さんとその子どものみかん&ゆずひこの4人家族。そんな彼らの日常は、思わず「あるある!」と言ってしまう光景ばかり。家族の周りもユニークな人が多く(お母さんの主婦仲間やみかん・ゆずの友達など)、和ませてくれます。

また、笑いだけでなく、時には泣ける話も。特に、みかんやゆずひこの子ども時代の話がオススメです!


「グーグーだって猫である」

2008-07-06 | 漫画
最近、大島弓子さんの漫画「グーグーだって猫である」が、文庫化されました!今年の9月には、実写映画も公開されるそうです。


この作品は、飼い猫との日常をイラストで綴ったエッセイ。大島さんの絵は簡素だけど、そこがこの漫画の味。猫の愛らしさが伝わってきて、ほのぼのします☆

この巻で登場する猫は3匹で、13年間、一緒に暮らした猫のサバ、2代目の猫・グーグー、子猫のビーがいます。当たり前ですが、どの猫も性格が違って面白い。動物がいる生活っていいな~と思います。続きも是非、買いたいです。

「こぐまのガドガド」

2008-06-24 | 漫画
漫画家&イラストレーター・フジモトマサルさんの作品。2002年に出た単行本がいつの間にか文庫になってました(中公文庫より)。今回の主人公は、こぐまのガドガド。好奇心いっぱいで元気なガドガドの毎日は、小さな冒険がいっぱい。見ていると、子どもの頃の懐かしい雰囲気が感じられます~。

ガドガドのキャラクターも良いですが、ガドガドの両親も面白い☆強面なお父さんは厳しいところもあるけれど、ホントは優かったり。お母さんの方はほんわかしているけれど、したたかそうな印象も受けます。フジモトさんの作品はただ可愛いのではなく、シニカルな笑いを含んでいるところが特徴的です。

絵は見開きページに4つのコマ割りで、漫画としては大きめのコマ。お話は全部で12話あり、最後話は文庫書き下ろしとなっています。ちなみに、最終話のみモノクロで、それ以外はカラー漫画です。

    にほんブログ村 本ブログへ

「Daddy Long Legs」

2007-06-16 | 漫画
ジーン・ウェブスターの「あしながおじさん」をもとに、勝田文(かつたぶん)さんが漫画化した作品。

勝田 文 / 集英社(2006/04/19)
Amazonランキング:位
Amazonおすすめ度:


舞台を日本の昭和時代にアレンジしているのですが、すごく良かったです!原作は主人公の一人称で進む物語ですが、こちらは坊ちゃんの視点からも描かれていて面白かった☆大人もときめいてしまうような作品です。表紙の絵は乙女チックですが、中のイラストはヘタウマな雰囲気で味があります!

表題作の他、「天馬」「パーラー」「シンガポールの月」という短編も収録。一番初めに入っていた「天馬」(「Daddy Long Legs」は一番最後)は少しファンタジックで、初めて読む人にはとっつきにくい可能性も。個人的には「パーラー」がオススメなので、こちらから読んでみてもいいかもしれません。「Daddy Long Legs」以外は、大人っぽい印象を受けました。

この本はクイーンズコミックス(集英社)の一冊なんですが、このコミックスは主人公が社会人だったり、大人を読者対象にした作品が多いようです。私がよく読むのは「花とゆめ」系なので、このコミックスは買ったことがありませんでした~。

「しゃべれども しゃべれども」

2007-05-22 | 漫画
佐藤多佳子さんの小説、「しゃべれども しゃべれども」。もうすぐ映画が公開ということで、話題になってますね(国文太一さんが主演)。先月にはコミックも出たので、こちらから読んでみることにしました~(イラストは、勝田文さんという方が描いています)。

このお話の主役は、今昔亭三つ葉という噺家さん。三つ葉さんはちょっとしたことから落語教室を開くことになり、そこへ訳アリの生徒たちがやってきます。生徒は、あがり症の「良」(三つ葉のイトコ)と美人で気の強い「十河」、学校でイジメられている「村林」、口下手な野球解説者「湯河原」の4人。それぞれ面白いキャラクターをしていて、とても良かったです。

個人的に好きなのは、小学生の村林。彼は大阪から転校してクラスに馴染めずにいるのですが、性格は明るくひょうきん。クラスのボスである宮田に自分を認めてもらいたいという気持ちがまっすぐで、心をうたれました。

三つ葉さんも生徒さんもそれぞれ問題を抱えているのですが、みんなとの交流を通して成長していきます。性別や年齢もバラバラの彼らが最後には1つになり、仲間っていいな~と思える作品でした。小説もぜひチャレンジしてみようと思います。

漫画のイラストは可愛すぎず、大人にも読みやすい雰囲気。表情が生き生きしていて、好感が持てました。勝田さんは和風の漫画をいろいろ描いているようで、そちらも気になりました。「あしながおじさん」を日本風にアレンジした漫画もあるんですよ~(「Daddy Long Legs」という作品)。

「氷河鼠の毛皮」

2007-04-18 | 漫画
絵本作家・たむらしげるさんの漫画。「氷河鼠の毛皮」のほか、「銀河の魚」「アルコール男爵の冒険」「フローズンランド」「終電車」といった作品が収録されていました。

氷河鼠の毛皮
氷河鼠の毛皮
posted with 簡単リンクくん at 2007. 4.17
たむら しげる著 ふゅーじょんぷろだくと (2004.5)

通常1-3週間以内に発送します。

表題作である「氷河鼠の毛皮」は、宮沢賢治の童話を漫画化した作品。たむらさんのイラストはどれも可愛らしいのですが、この作品にはリアルな人間の絵もあったり。列車の中のシーンが多く、「銀河鉄道の夜」を彷彿とさせます。

「銀河の魚」は、絵本やDVDにもなっている作品。海や星空などが描かれた、幻想的なお話です。あとがきによると、ユーリ・シュルビッツの「よあけ」という絵本などから影響を受けたそう。主人公の名前も、ユーリィと付けられています。

どのお話もファンタジックで、ちょっと哲学的でした~。全部、80年代に発表された貴重な作品なので、たむらさんが好きな人にはオススメです。

「人形芝居」

2006-09-03 | 漫画
高尾滋さんのデビュー作である、「人形芝居」。99年の7月に2巻が出て以来、続きは描かれていなかったのですが、先日発売した「別冊花とゆめ」10月号に読切が掲載されました☆

この「人形芝居」という漫画は、未来のお話。双子の人形師・嵐と静は、兄弟のいない子どもや話し相手のいない老人に、感情豊かな子型機械人形を(チャイルドタイプアンドロイド)を作っています。そんな二人のもとに訪れる人間とアンドロイドの様々な関係を描いたのが、この作品です(連作短編で、一話ごとに完結しています)。実は、人形師の嵐と静もアンドロイドで、2巻では二人を生み出した三波楓之介博士と加賀多青子博士が登場。嵐と静の誕生の秘密なども明かされます~。

このアンドロイドたちは子どもの姿をしていますが、とても心が発達していて、人間を深く思いやります。兄弟として一緒に暮らした女性が結婚することになり、役目を終えて帰ってきたヒロ・勉強ばかりの生活をしている少年を心配するリル・誘拐された子どもの替え玉を引き受ける峯岐・悲しい過去を持ちながら、アンドロイドの密売人に心を開いていく明兎・・・。この漫画を読んでいると、人間のエゴというものを考えさせられます。

設定などちょっと複雑ですが、どの話も一編の映画を観たようにずっしりと心に残ります。絵も繊細で美しく、大人にぜひオススメの漫画です!新作は少し立ち読みしたのですが、絵が変わっているような印象を受けました。今、連載している漫画とは同じ雰囲気なんだけど、どうしても昔と比べてしまいます・・・。ストーリーの雰囲気は変わってないと思うのですが、読んでイメージが損なわれないか心配です。もう1つ大好きなのが「スロップマンションにお帰り」という作品なのですが、またいつか紹介したいと思いますっ。


    

秋吉家シリーズ完全版。

2006-07-24 | 漫画
日高万里さんのマンガ・秋吉家シリーズ。この度、完全版が発売されました☆

秋吉家シリーズ 1
日高 万里 白泉社 (2006.7)
通常24時間以内に発送します。

秋吉家シリーズ 2
日高 万里 白泉社 (2006.7)
通常24時間以内に発送します。

このシリーズは、秋吉家の6人兄弟を描いたマンガ。上から、万葉・百華・千鶴・一久・十波・零という名前で、男3人と女3人の兄弟になっています。一人ずつ主人公として描かれた話があり、この完全版には万葉のお話(「世界で一番大嫌い」)以外がすべて収められています。

1巻は、零・十波・百華・千鶴(表紙の4人)の話を収録。2巻は、一久の話と読切の「人魚」、ショートストーリーの「ひみつ模様」を収録しています。ストーリーやキャラクターについてのエピソードも、少しですが描き下ろされてます。この作品たちは、学生しながら描いていたのがほとんどだそうで、改めてすごいな~と思いました。

日高さんのマンガは、このシリーズが一番好きです。中学生・高校生の初々しい恋が、爽やかに描かれていて。何度も読み返したため、本がだいぶくたびれてしまった程。特に、一久の話が好き。一久というよりは、ヒロインの砂千子やめぐみが好きなんですが。最近の作品も面白いけれど、だんだん設定に凝りすぎているような気がします・・・。

9月号の「別冊 花とゆめ」には、万葉の話に出ていた扇子と本庄のその後が描かれるそうで、そちらも気になっています。