福井に行くことがあり、3時過ぎまでぽっかり時間が空いている、さて、、、
ちょっと考えてみたら、そうだ!福井・越前と言えば出雲と深~~い縁のある所。
深い縁のある場所を訪ねてみることにしました。
深~いご縁、様々あるはずですが、最も深いご縁は26代継体天皇。
継体天皇はオホド大王と呼ばれていたようですが、出雲の圀に残る口伝では、出雲王家の次男に生まれ、深い関係のあった越の国の求めで振媛(ふりひめ)の婿に。
その継体天皇のゆかりの地や、出雲とご縁のある場所を訪ねました。
まずは、福井市民に最も親しまれている足羽山公園に設置されている継体天皇の像と、ついでに由緒がどのように書かれているのかと継体天皇を祀った足羽神社へ。
この像は、オホド大王の時、度々氾濫を起こす九頭竜川と三國川の合流地点を開削し、洪水をなくして広大な農地を開く事業を行った三國の地を見下ろす場所に建っていたのですが、、、
足羽山頂上にあった古墳を壊して整備されたものなんですね、オホド大王、どんな気持ちだったのかなあ?
その事業をはじめ多くの事業を手掛け、越前地方の豪族の衆望を集めるようになり、大和政権の大臣たちの度々の求めもあって26代天皇に即位したんですね。
ただ、オホド大王と振媛の関係や出自など、「日本書紀」には全く違う歴史が描かれていますが、、、
そのオホド大王と出雲の繋がり、直接には検証できませんが、出雲で特徴的にみられる四隅突出型墳墓が福井市にあるんです。
四隅突出型墳墓
次にその墳墓、小羽山30号墳を訪ねました。
何基か四隅突出型墳墓がある中で、一番特徴的で大きな墳墓ですが、行ってみたらシルバーさんたちの草刈りが終わり、刈った草を集めているところ。
監督と思しき方が、凄いタイミングでいらっしゃいましたね、余りの草でよくわからないところでしたよ、って。
へえ!!!ひょっとして導かれた?
お陰で、四隅突出型の特徴である四隅に張り出した足状のものがくっきり、規模こそ違え、まさに西谷古墳そのもの!
この時代、古墳作りの際に人手を貸し借りしていたらしい、ですから、出雲地方にも応援に来た越の国の人たちが住んだであろうところにかの地の地名が随所に残る。
オホド大王の治水事業
次に向かったのは、オホド大王が治水事業を行った三國の地。
三國を含む福井平野、とても豊かだったんだろうなあと想像できます。
治水事業を行った功績を顕彰するために建立された三國神社、地域の人々のオホド大王に対する深い感謝と尊崇の思いが伝わってくるようでした。
三國川と九頭竜川の合流する地点を港の方から望むと、素晴らしいお天気と相まって、オホド大王の稀有壮大さが彷彿としてくるようで、とてもいい気分(*^^*)
僕の姓名の字源は水に深く関係し、治水事業に携わってきたと夕幻さんに教えて頂きましたが、まさに!そんな場所、気持ち良くなるはずかも。
最後に振媛有縁の地を訪ねて、今回のミッションは終了しました。
ちょっと残念だったのは、振媛のへの意識は殆どお持ちでないこと、出雲と越前の関係もご存知の方って稀有なんだろうなあと思えたこと。
熊の手
ただ、人の繋がりって面白い!
この夜、一度は食べてみたい、次は必ず熊の手!とお願いしていた白山の料理屋さんまで足を延ばし、コラーゲンたっぷりの熊の手を堪能しました。
さはいえ、そうそう食べるものではないし、一度だけで十二分かも。
真ん中のちょっぴり色が濃いのがそれ、指の骨がやけに白い?