1週間ぶりのブログ更新。
実に濃い~~い1週間でしたから、どうしても書き留めておきたいことが幾つかあります。
時系列がバラバラになるだろうけれど、何回かに分けて書こうかと。
最初は、とても頑固な方だとお見受けしましたが、同時にとても優しい眼差しをお持ちの絵描きさんのことを書きたいなあと。
画を描き始めて50年、その間に描きためた画は10万枚くらいになるだろうと軽く仰る小川さん。
アルゼンチン人の奥様
FBで繋がって2年くらいになるのかなあ?初めて出会ったのはつい最近で、8月のイノチグラス製作会に眼鏡を作りたいと遠路駆けつけてくださった石本さん。
新庄に一緒に来たいと仰る面白い方があると聞いていたので、遠出したついでに、石本さんとゆっくり一献、そしてその面白い方を訪ねようと。
一献の場所が二転三転、予約したホテルを2回キャンセルしてたどり着いたのが小川さんのお宅、石本さんが面白い方があるのでぜひ紹介したいと。
アルゼンチン人の奥様、そして美味しいお料理と聞けば、二つ返事。
しかも、瀬戸内海にある田島という島で週3日営業してるという“絵とお茶テレレ”に特別に泊まらせて頂ける。
アルゼンチン人の奥様、出会ってあれ?生粋の日本人のようですが、2世。
世界を放浪していたご主人が、アルゼンチンで見初めた10歳ほど年下のこの奥様。
家族に注がれる眼差しがとても優しい
醤油を製造していたという古いお宅に住んでいらっしゃるのですが、二つの醤油蔵や広い母屋などが絵の展示スペース。
所狭しと作品が飾られている中で、家族を描いた作品が実に多い。
そして、その作品に注がれている眼差しが実に優しく、思わず娘さんを描かれているんだろうと思われる一枚を購入させていただき、ご家族を描かれた絵ハガキを何枚も頂いて帰りました。
人への温かい眼差しが象徴的に見えると思えたのは、母屋の入り口の両側に書かれた子どもたちの姿。
もう一つ、小川さんが頑固にこだわっているテーマが“平和”。
特攻隊に所属しながら、出撃することなく終戦を迎えてしまって、戦友に申し訳ないとの思いを抱き続けていたお父さんの思いを背負い続けていらっしゃるんだろうと思いますが、、
聞き取りした被爆者の語る悲惨な様子や、軍事政権の卑劣な行為を、二つの醤油蔵の壁一面に作品として描き残していらっしゃいました。
機会があれば、福山市内海町の“絵とお茶テレレ”、訪ねてみませんか?
新庄では頂いて帰った優しい眼差しに溢れたご家族の画の一部、見て頂けます。