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見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

助産師養成に母乳の講座がないって、世の“常識”?

2017-09-13 21:24:10 | 持続可能な医療・福祉

 ええ~~っ!助産師養成に母乳に関するプログラムがないんだ~(@@

世の中の常識?
 現役時代、現場を見て回りながら、人間性や創造力の豊かな人づくりは、小学校以前、乳幼児の時から取り組まなければ、と考えるようになりました。
 しかし、そのベースには愛着形成が不可欠と思うようになり、至高の出産・至高の乳児育児の環境づくりを進めたいと、育児中のお母さんや助産師、産婦人科医などの話も聞いて回ったものです。
 その中で、母乳育児の大切さなども学びましたが、助産師養成に母乳の講座がないとはだれにも教えられませんでした。ってくらいに“ない”のは世の常識だったんでしょうか?

日本人の心を取り戻す
 先日、東大医学部大学院教授で陛下の主治医でもあった矢作直樹先生は、講演で「日本人の心を取り戻す」ことが大切と仰いましたが、同じような視点でしょうか、津田塾の三砂ちづる先生は、着物を着続けると身体が着物に合ってくると書いていました。
 身体は心を作ると言いますが、着物は身体性を整え心を育むツールと言えるんでしょうね。
 その着物、実は、授乳にもとても機能的だと書かれ、月経血コントロールも可能だった!!
 日本人が日本人らしくあるためには、着物や母乳育児って必須だったかもしれません。

 今読んでいる本に、右脳左脳論議に火をつけた角田忠信博士の著作「右脳・左脳~その機能と文化の特異性」(小学館・1981年)が引かれています。
 博士は、自然の音を日本人は左脳で受け止め、西洋人は右脳で聞くという実験結果を発表した。
 この理論を真っ先に取り上げた湯川秀樹博士は、「これぞ世紀の大発見」と絶賛、対談では「日本語を学んだ日本人だからこそできることがあるはずだ。それを見つけるべきだ」と仰ったと。

 湯川先生の「日本語を学んだ日本人」ではありませんが、私たちは、日本人として連綿と受け継いできた“その”大切なものを次々と打ち捨てているように思えてなりません。
 私たちが大切にしてきたものを次々と失くすのって、牛乳や小麦が米国の食糧戦略であったように、もしかすると、資本主義的国家戦略だったり、日本人の持つ深い力を削ぐためなのかもしれません。

 育児を取り巻く今の医学も栄養学も、全ては西洋の受け売りでしかありません。
 右脳・左脳の使い方が示唆するように、私たちは、日本という固有の風土の中で育まれたわけですから、私たちの祖先たちが大切にしてきたものを今一度見直す作業が必要不可欠ではないでしょうか。

男女同権、女性の地位向上、その前に
 今日は、講演会「子どものむし歯予防は食生活がすべて」の打合せ会で、初産の時の病院助産師の母乳に関する教えが人によってまちまちで、心の病になったというお母さんの話に耳を疑いました。
 話しを聞くと、それは、彼女一人の悩みだったわけではなく、サポート環境があまりにも軽視されていると思える実態があると感じながら、なぜ当事者の女性は声を上げないのか?不思議でした。

 巷間言われる男女同権、女性の地位向上も必要だとは思うのですが、その前に、社会を創る源である女性が子を産み育てる環境を整えることが、もっと必要じゃないのかなあ?
 合わせて、西洋にばかり傾倒するのではなく、もっと、日本列島に住む我々の固有性に着目した人を支える環境づくりを進めて欲しいなあと思っちゃいました。


絶品ゴボウ、できるかな?
 ちょっと早いよなあ、と思いながら、えい、試し掘り!
 とか言いながら、数日前から里芋の収穫をし始めました。
 まあ、取りあえずなんですが、、、

 その取りあえず、ゴボウの種を蒔く圃場をという思いがあってですが、種袋を見ると「春蒔きゴボウ」
 えっ!?知らんかった!秋撒きがある?
 それでもと、ゴボウの大家・桜江の半田さんに聞くと、そんなものはないけど、低温対策だと。
 てことで、霜の下りる前、ビニルトンネルを施す前提でゴボウの種蒔き。

 つい数日前に掘ったゴボウ、ごくわずかでしたが絶品!
 さあ、春収穫のごぼう、美味しくできてくださいね。