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ホトトギス(杜鵑草、杜鵑)。
別名・ユテンソウ(油点草)。
山野の半日陰となる場所に自生する、ユリ科の多年草。
分布は北海道西南部と、本州の関東以西から四国、九州までと変則的。
8~11月に、白地に紫の斑点のある花を咲かせる。
花だけでは台湾原産のタイワンホトトギスと区別がつかないが、タイワンホトトギスの花が茎の先にまとめて咲くのに対して、ホトトギスは葉腋からもまんべんなく咲かせる。
ただ両種の交雑種もあるらしく、また近づいて観察できなかったため、写真のものがホトトギスとは断定できず。
「ホトトギス」は、花の斑点模様を、鳥のホトトギスの胸毛の模様に見立てて。
また若葉にも暗緑色の斑点があり、そのことから「油点草」の別名がある。
ユリ科 トリキルティス(ホトトギス)属
属名のTricyrtisは、ギリシア語のtreis(3)とkyrtos(突出した)が由来で、3枚ある外花被の基部が曲がって袋状に突出していることから。
花言葉は「秘められた恋」