白山吹

2012年12月16日 | その他植物









5月中旬写真。

 シロヤマブキ(白山吹)。

英名・Jet Bead、White Kerria


バラ科の落葉低木。
丈夫で庭木として一般的に栽培されるが、日本での自生は貴重できわめて限られる。

名前に「ヤマブキ」とあり、実際よく似た印象だが別属。
葉が互生のヤマブキに対してシロヤマブキは対生、ヤマブキの花は5弁だがこちらは4弁などの違いがある。
名前が紛らわしい「シロバナヤマブキ」はヤマブキの白花品種。

樹高は2メートル程度で株立ちになり、重鋸歯のある葉が対生する。
4~5月ごろ、枝先に白い4弁花を咲かせる。


6月の実。
やがて赤から黒へと熟していく。



 バラ科 シロヤマブキ属

属名のRhodotyposは、ギリシア語のrhodon(バラ)とtypos(形)が由来で、花が一重のバラを思わせることから。
種小名scandensは「よじ登る性質の」。
花言葉は「薄情」