庭石菖

2012年12月06日 | その他植物











5月下旬写真。

 ニワゼキショウ(庭石菖)。

英名・Eastern Blue-eyed Grass、Bicknell Blue-eyed Grass


北アメリカ原産のアヤメ科の多年草。
日本には明治時代に渡来し、今では各地の道端や草地で野生化している。

草丈は10~20センチ程度、線形の根出葉を持つ。
5~6月ごろ、青紫~白の一日花を咲かせる。
いずれの花色でも、中心近くは濃青紫で基部は黄色となる。

同じく北米原産の帰化植物であるオオニワゼキショウは丈が20~40センチと大柄で、花は逆に小ぶりとなる。

「庭石菖」は、ショウブのようなサトイモ科の植物「石菖(セキショウ)」に似て、庭に生えることから。



 アヤメ科 ニワゼキショウ属

属名のSisyrinchiumは、ギリシア語のsys(ブタ)とrhynchos(鼻)が由来で、ブタがこの植物の根を掘り返すことからというのが一説。