4/11虫

2012年04月11日 | 虫写真
今年もフユシャクの季節が巡ってきてしまいました。
翅すら捨て去った♀は文字通りの「産む機械」でしかないという、呪われた種族です。


「羽があり、4本の足で動き、群れを成す昆虫はすべて汚らわしいものである」(レビ記11.20)
聖書のこの記述から、フユシャクの今の姿と生態は神の赦しを請うためのものである、とする研究者もいるようですが、それは好意的に過ぎるというものです。


なにを考えているものやら、これも早春から出現するシャクトリムシの類。
よーく見るとシャクトリお尻の左にトビムシっぽいのも。


今の時季にはレアなカメ子。


シーズンはじめには目を合わせてくれないハエトリの類。


おそらく貯金箱目の類。
この仲間は人間とは半共生関係にあり、人家のタンスの上などに鎮座していることが多く、このように野外で確認されることは非常に稀。
謎に満ちた生態の一端を目にする幸運に恵まれたのかもしれません。