2008年 赤レンガ倉庫でのカリグラフィー作品展のわたしの作品。
The ABC's of Kitty Necessities・・・・・・ 猫の必需品
例えば、Afghans,Catnip mice,Newspapers,Midnight snacks
などAからZまでを書いてある。
Yarnでは本当の毛糸を、Ribbonでも実際にリボンを貼り付けた。
子供用のてんとう虫の指輪や、ミニチュアのバケツ
造花のラベンダーも飾りつけ。
とにかく見た人が楽しくなるような作品を作りたかった。
まずは、マーカーでラフ書き。
頭ではなく紙面の上で、実際のイメージをつかむ。
次は色。
頭文字のAからZまでは、楽しくいろいろな色を使おうと思った。
しかしそれ以外は黒系か茶系で悩む。
黒系で書いたもの
茶系で書いたもの
混色して何色かの茶色を作り、
作品には茶色で書くことに決めた。
さてさてお次は頭文字のAからZ。
悩んでいても仕方ないので、とにかくAから書き始める。
タイトルの「The ABC's of Kitty Necessities・・・・・・」
は、ABCの部分を大きくし、猫のイラストをつけることに。
文字だけ書くのに2日。
イラストに2日。
何やかにやとつけた細工に1日。
結構時間がかかった。
展示の際には、和訳をつける場合があるのだが
今回私は、この作品を書いた思いをつけた。
「その猫は、お魚屋さんではえさをもらい、
くすり屋さんにはとてもかわいがってもらっていた野良猫でした。
ある日病気で震えていました。
お隣さんからの援助もあり、無事手術を追え
助けることができました。
それが我が家の猫です。
今ではとても元気に長生きしてくれています。
あとどれくらい一緒にいられるかわかりませんが、
思い出になればと思い作品を書きました。」
そうです。
魚屋さんにえさをもらいに道路を横断し、
くすり屋さんに愛嬌を振りまき、
お隣の若夫婦のボーナスからの援助金もあり、
今でも元気な猫にゃんです。
撮影 sugi
落ち着いた渋い作品、あわーい綺麗な作品、大胆なかっこいい作品が多い中、このキュートな繊細な作品はかなり目立っていて存在感抜群でした。
nyanさんのにゃんちゃんへの想いがこもっていたのですね。
今後の作品も期待してます
飾られた自分の作品は
直視できませんでした。
でも今回は、自分でも気に入った
作品ができました。
周りからの評判もとてもよく
素直に喜べました。