布屋忠次郎日記

布屋忠次郎こと坂井信生の日記

天皇誕生日の一般参賀

2008-12-23 22:34:07 | 天皇・皇室
12月23日。祝日なのにほぼ全員出社というプロジェクト状況。でも「祝日だから、祝いに」というわけで、午後出社にさせてもらって朝から皇居の一般参賀へ。

不思議に思うのは、一般参賀の日はいつも気候が穏やかな気がすること。私が参賀に伺うようになったのはここ数年だけど、この日は祝福されてるのかなと思ってしまう。関東平野の冬だから確率的にも晴れやすいのだろうけど、気温もおだやかなものだから。
もうひとつ思うのは、これほどの大人数が混乱もなく整然と集まっていること。小旗を降る人たちは、ニュース画面に写らないところに何倍もいて、たぶん宮殿前広場の幅の1割もカメラにとらえられてないと思うくらいの大人数。それが、にぎやかだけど騒々しさはなく。少しでもお出ましを近くで拝したいのはみんないっしょだろうに、押し合ったり「割り込みやがったな」と揉めることもなく。
いかにも右翼活動家という感じの少し強面な人たちもにこやかで。
祝意というより観光?という空気の若い人や外国人(どちらも意外と多い)も礼儀正しく。
親に連れられた子供たちもおとなしく。

やがてお出まし。今年は恒例の記者会見が陛下の体調のため取りやめになったので心配だったのだけど、遠目にはお元気そうなご様子。
雅子殿下もお元気そうに見えたけど、内面のご病気だからよくはわからない。
いずれにしても、陛下と皇室の方々の健康が支えられますように。御一家に祝福がありますように。

帰りに今年もカレンダー「皇室御写真集」を購入。これと別に皇室カレンダーがあって、21年版をネットで見たとき「皇后陛下の御親蚕の御写真がいいなぁ」と思ったのだけど、とっくに売り切れだそうで残念。

そうそう、宮殿前広場から退出する途中で、シュプレヒコールをあげてたじいさまがいた。盛装した身なりで、「けしからん」と政治家か誰かの辞任を求めて大声で叫んでいた。
すでに警官に静かにするようにと説得されてたけど、ちょっとだけ言ってあげたくなった。「憂国の思いや、よし。でも、陛下を言祝ぐこの佳き日に?」と。