Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

朝日杯FSの展望-その3

2015-12-17 07:16:10 | G1
オッズバランス編。
上位人気が予想される馬を中心に寸評。

今年の2歳世代は大物感を感じる馬が結構いて、近年では最強世代の可能性すらある。
しかし、一応、形の上では2歳最強馬決定戦だが、ここにその大物感を感じさせるクラスの馬はほとんど集まらなかった。
作戦もそうだが、阪神の外回りマイルになっても、クラシックを狙う馬はここは基本的に使わない。
G1の格付けはもう少し考えても良いと思うのだが...
という事で、あくまで、ここに出走した中での2歳最強馬欠点で、本当の最強馬は他に居る。。。
そういうレース。

サウジアラビアRC組から。

2着イモータル
勝ったブレイブスマッシュと直線を向いたところではほぼ並んでいたが、
ブレイブスマッシュが内をすんなり伸びていったのに対して、イモータルは外目に進路を取ったところで
前に居る馬の真後ろに入り、スピードに乗れず、再度立て直しても、また前の馬に塞がり気味に...
たった1頭の前の馬をさばけなかった鞍上にも問題があるように思うが、ともかくすんなり負えないまま、
ブレイブスマッシュとは決定的な差がついて完敗と思ったところから、裁いてからの伸びは抜群で、
ゴール前急追では差まで肉薄。
あと数センチゴールが後ろならば変わっていただろう。
負けて強しの内容で、逆に能力の高さを示した。
重賞級の能力はあるだろうし、クラシック路線にも迎える器だろう。
なので、本当はこんなマイルのレースは使わなくても良いと思うのだが...
とりあえず、今回のメンバーでは能力上位の1頭だろう。

5着ハレルヤボーイ
善戦の5着だが、その後の東スポ杯でも5着。
それなりには走るが、よほど恵まれない限りは善戦止まりのタイプ。
特に今回は一応、G1となれば、苦戦だろう。

東スポ杯組。

上位馬は当然のようにここは使わず...

6着タイセイサミットだけ。
ハレルヤボーイと同タイム程度ではさすがに厳しいだろう。

京王杯2歳S組。

1着ボールライトニング
1000mが1分かかるようなスローを3番手居追走。
レースレベルは高くないが、それでも同じく前に居た2,3着馬を突き放しての勝利。
展開に恵まれたにせよ、同じ位置の2,3着馬にはこのレースに限れば、決定的な内容。
あとは、今度は他の強敵相手の力関係と初のマイルの距離だろう。
マイルまでならば、距離は問題なさそうなタイプに思えるの、未経験は有利な材料ではない。

2着アドマイヤモラール
直線を向いて勝ち馬に突き放された内容は完敗。
ただ、向上面では後方に居て、緩い流れを前に押し上げたり、
ゴール前で外から馬が来てから伸びたように、1頭だと伸びない面もあるのかもしれない。
血統的には距離が伸びて良いタイプでもなさそうだが、一応、マイルは勝っているので、
一応、守備範囲だろう。
流れに乗って追えるような体制になれば、変わり身の可能性は有る。

3着シャドウアプローチ
こちらは伸びしろは微妙。
前々走のオープン勝ちもレベルが低い。
距離もマイル未経験とプラス材料が乏しすぎる。

デイリー杯2歳S。

1着エアスピネル
メンバーは強敵の可能性のあった馬はシュウジだけ。
さらには馬場適正もあったのかもしれないが、結果はシュウジを直線でねじ伏せてあとは突き放すばかりの楽勝。
勝って当然の相手にしても強かった。
むしろ能力を感じさせたのは新馬戦の方かもしれない。
好タイムの楽勝で、負かした3,4,5着もその後、勝ち上がっている。
大物の可能性のある馬だろう。
ただ、クラシックを狙うならば、ここではなく、距離を伸ばしていった方が良いと思うのだが...
それはともかく、能力上位は明確だろう。

2着シュウジ
エアスピネルに完敗。
これまでは完成度の差で結果を出してきたが、ここにきて追いつかれてきたことと、
距離もマイルは長くなってきた印象も。
一応、3着くらいならばの可能性は考えられるが、その程度だろう。

その他。

リオンディーズ
前走の新馬戦はハイレベルな1戦で快勝。
勝ちは高い。
負かしたピースマインドは先週、未勝利戦を圧勝しているし、3着馬アドマイヤダイオウもそれなりのない少で勝ち上がっている。
気性も前向きな感じだし、阪神の外回りのマイルならば、距離短縮自体も問題はなさそうである。
新馬戦のみだから、未知数な部分も大きく、それでも新馬戦の結果と加え、
シーザリオの仔(エピファネイアの半弟)だから、必然的に人気になる馬。
大物の可能性は有り得るが、信頼度の意味ではオッズバランスは悪い立場だろう。