Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

チャンピオンズCの展望-その3

2015-12-02 18:38:40 | G1
オッズバランス編。
上位人気が予想される馬を中心に寸評。

主要ステップのJBCクラシック組から。

1着コパノリッキー
スローの逃げに持ち込み、楽な手応えで直線に入り、突き放して快勝。
このレースは実力以上に、展開に恵まれた部分が大きいだろう。
もちろん、フェブラリーSを連覇など、十分な実績でトップレベルの1頭であることは確かで、
たとえ、前走が恵まれたからと言ってこの馬の評価の云々はない。
ただ、前走は前々走で3着取りこぼした影響もあり、3番人気だったが、
今回はJBCクラシックを勝って迎えるので、1番人気が有力だろうし、悪くても2番人気。
今回はオッズバランスとして買いにくい馬という事。
特に前走評価を落とした人は、ここで評価を上げてはいけないと思う馬だろう。
馬券という意味では前走本命にした人以外は、本命にしてはいけない馬だと思う。

2着サウンドトゥルー
スローな展開で脚が溜まった部分やホッコータルマエが完調手前だったにしても、
末脚は見事で2着まで押し上げた。
逆に展開が嵌ったとはいえ、前々走ではコパノリッキーに勝ってもいる。
まだ、G1級のレベルにはもう一歩と思うが、他力本願ながら、嵌れば食い込んでいる余地はあるだろう。

3着ホッコータルマエ
前走は、スタート良く出たが、そこから、コパノリッキーらに行かせるまで待つようなレース。
鞍上としては諸々の配慮から逃げるレースはしたくなかったのだろう。
そして、どんなレースでも勝てるくらいの気持ちもあったのだろう。
しかし、極端に言えば、前に行かせるまでブレーキを掛けているようなレースぶり。
あとは、結果的に状態は休み明けの仕上げだったのだと思う。
それでも勝てるくらいの悪く言えば過信が墓穴に繋がったのだろう。
また、スローで上り勝負は本質はこの馬には合わない。
あとは、展開や休み賭けの仕上がりの問題があるにしても、負けすぎな点は不安を残す。
思い返せば、昨年もJBCクラシック4着からこのレースは勝っているが、
昨年はドバイ遠征後でJBCクラシックは完調手前だったので、今年とは違うような気もする。
もちろん、前走よりも状態アップはあるだろうが、不安はあるし、また、前走、3着完敗でも人気になる立場。
扱いは慎重にする必要がある。


武蔵野S組。

1着ノンコノユメ
初の古馬相手をクリアした。
タガノトネールに僅差は相手関係から見ると物足りなくもあるが、タイムは標準級で走破。
これまで持ちタイム的には物足りなかったが、スピードもある所も示した価値は大きい。
しかも前走は3歳馬で58キロを背負っていたから尚更である。
今度はさらに相手は強化するが、十分に通用する可能性を持っているだろう。

5着グレープブランデー
ノンコノユメに完敗から、よほどの変わり身がない限り、馬券圏外だろう。


みやこS組。

1着ロワジャルダン
超高速馬場。
展開も嵌って差しが決まって、コースレコードタイで勝利。
見事であったが、まさに嵌ったレース。
超高速馬場もあまりに特殊であり、それまでのレースぶりから、この馬が大幅に強くなったとは考えられない。
今回、超高速馬場にならない限りは地力不足と考えて良いだろう。

3着ローマンレジェンド
1,2着の差しに屈したが、前目に付けての同タイムはむしろ内容的には先着馬より上か。
しかも、休み明けで状態は完調手前だったように思うだけに価値はある。
しかし、そんな状態だっただけに激走しすぎた意味があって、頑張り過ぎの反動が気になる所だが、
まだ、地力はある。

5着クリノスターオー
この馬にはタイムが速すぎただろう。
その割には頑張ったと思う。
ただ、そもそもG1では壁がありそうなレベルの馬だけに、恵まれないと厳しいだろう。

6着ダノンリバティ
ダートの能力はかなりのモノだろう。
前走は形の上では、このレースのために賞金加算のレースだったが、惨敗に終わった。
ただ、前走はあまりにも特殊な馬場だったし、結果的に負けても今回出走可能になったから、運はある。
ただ、夏場から無理使いではないにしても使い詰めなだけに、上がり目が無さそうで、
それでG1は厳しいだろう。


シリウスS組。

1着アウォーディー
よほど適正があったのだろう。ダートに変わって一変で2連勝で前走重賞勝ち。
ダノンリバティ、ナムラビクターに完調だから価値はある。
底を見せていないだけに、新勢力として期待があるが、現状、除外対象。
また、出てくれば、穴人気は必至だろう。
想像以上に底が深く、通用するかもしれないが、さすがにG1で壁に当たる可能性も十分あるだけに
出走が叶っても扱いは基本軽視で良いのではないか?

3着ナムラビクター
アウォーディーには完敗もこの馬なりに走った。
G1での底力は疑問も相手なりに走る意味はある。
軸にする馬ではないが、抑えてはおきたいタイプだろう。
恐らく人気にもならない。


その他

外国馬のガンピット
タイムは平凡もダート3戦全勝は魅力。
ただ、芝の実績があるわけでもないので、スピード不足な感が強い。
しかし、一応、レイティングは115とコパノリッキー118、ホッコータルマエ116に次ぐ3位タイ。
人気にもないだろうから、3着候補くらいには押さえておいても良いのではないか。


チャンピオンズCの展望-その2

2015-12-02 12:04:25 | G1
3着馬の傾向。

外国馬は対象外。

来ない馬
(1)前走、10月以降でない。ただし、前走が半年以内の重賞で勝ち馬は除く。
(2)前走、G1以外で4番人気以下かつ前々走、未連対
(3)前走、重賞以外で1番人気かつ1着以外。
(4)前走、4着以下。
(5)前走、G1で5番人気以下。ただし、JBC3着以内の馬は除く。


残った馬
アウォーディー
コパノリッキー
サウンドトゥルー
サンビスタ
ナムラビクター
ノンコノユメ
ホッコータルマエ
ワンダーアキュート

8頭。


さらに絞ると・・・

基本的には前走、好走していることが前提
そして、それなりの人気を背負っていた馬が主流。
しかし、本番JCダートでは、好走している割に人気にならない馬が目立つ。

よって、力がありそうで妙味が期待できるタイプは...。
が狙いとなる。


JCダートで上位人気になりそう馬。
→アウォーディー、コパノリッキー、ノンコノユメ、ホッコータルマエ

あとは脚質。
逃げ馬は主流ではない。
3着馬に関しては1頭も居ない。
差して来て3着止まりがパターンとして多い。

よって、逃げ先行タイプな馬は脱落。
コパノリッキー

どちらかというと地方限定タイプ。
→サンビスタ

JRAの重賞実績に乏しい馬。
→アウォーディー、サウンドトゥルー、サンビスタ


さらに残った馬
ナムラビクター
ワンダーアキュート

2頭。

ワンダーアキュートイチオシ!!

ナムラビクターも3着候補という意味ならば、十分ありそうではあるが、
昨年2着馬ではあるものの、地力で来たというより恵まれた意味が強く、G1では過信は出来ない。

ならばワンダーアキュート。
今年もかしわ記念を勝っているし、前走の南部杯も叩き台と思えば上々。
このレースは一昨年まで3年連続2着
昨年にしてもスローペースで末脚を余した部分があっての5着。
今年のフェブラーSも同じくスローペースに泣いた部分がある。
中央G1での地力、実績はある
もちろん、全盛期は過ぎたのは否めないが、3着候補としては十分期待できるだろう。
何より今回はさすがに人気はないだろう!!