菊花賞の展望－その２

オッズバランス編。
寸評。

オッズがイマイチ読めない。

リーチザクラウンが１番人気？
だとすると、押し出された1番人気な感じ。
オッズバランス的にイマイチ。
あとはナカヤマフェスタもどこまでオッズを上げるかは微妙だが上位人気でしょう。
問題はアンライバルド。
それなりに上位人気になるのだろうか？（なりそうだが・・・）
個人的にはダービー大敗は道悪はまったく関係なく、むしろあの程度なのが実力。
もっと言えば皐月賞は異質なレースであまりにも巧く行き過ぎたレース。
もちろん、まったくのまぐれというのではないが、あの勝ちっぷりからどう考えても
天皇賞・秋を目指した方が良さそうなタイプで距離が伸びて良いタイプではないと思う。
神戸新聞杯もそういうレースだったと思う。
皐月賞馬の巻き返しに期待がかかるとなると、手は出せない馬と思う。
結果はどうになるにしろ、基本的に買えない馬。
人気が超下落すれば話は別だが・・・

その他。

神戸新聞杯の勝ち馬、イコピコ。
神戸新聞杯は、皐月賞、ダービーで上位経験が殆ど揃ったレース。
各馬の仕上げの問題はあるにしろ、そこで快勝。
一躍有力候補になりそうな気配。
しかし、その１でも述べたが、神戸新聞杯勝ち馬と菊花賞の結びつきは弱い。
とくに切れすぎる印象の馬はこない事が多い。
イコピコはまさにそういうタイプで、如何にも菊花賞では飛ぶタイプだと思う。
血統は詳しくないが、母父ジェイドロバリーというのも、如何にも距離が持たなそうな感じ。
父マンハッタンカフェは良いが・・・
とりあえず、人気になるなら、買えないタイプ。
ちなみに２４００ｍが走れれば、３０００ｍぐらい何とかなるという考えはしない方が良い。
この６００ｍは大きく、菊花賞というのはそういうレースだと思うので。

距離持ちの話だと、ブレイクランアウト。
朝日杯やＮＨＫマイルＣにも出走したように、本質マイル寄りの中距離型でしょう。
前走の朝日杯はスローな展開でスタミナ、底力を求められないレースで２着と頑張ったが、
今回は展開がどうであれ、どう考えても菊花賞で通用する馬とは思えない。

穴人気になりそうなアドマイヤメジャーも父アグネスタキオン、母父キングマンボで
中距離ベストっぽい。
これまでのレースからもそんな感じ。
前走は脚を余したところもあり、人気になりそうだが、過信は禁物。
でも、馬の個体能力は相当だと思う。

逆に距離伸びてこそ・・・といえば、ダンスインザダーク産駒。
フォゲッタブルとスリーロールスの２頭。
フォゲッタブルは母エアグルーヴという超良血馬。
無類のスタミナ、距離伸びてこその底力ありそう。
ただ、ここへ来て馬が本格化した気配はあっても、一方、本当の本格化は
もう少し先のような気も・・・
人気がどの程度になるのか？注目。

スリーロールスも母父ブライアンズタイムだし、距離は十分持ちそう。
前走の勝ちっぷりやこれまでの成績からは距離伸びてというより、
２０００ｍぐらいがベストのような・・・

あとは、クラシック既定勢力の各馬。
アントニオバローズは、ダービーでリーチザクラウンとは僅差。
神戸新聞杯の敗因はノド疾患。
どの程度回復するか？
ノド疾患といわれてしまうと、買いにくいことは確かだが・・・
能力は普通に高いはず。

セイウンワンダーは、ぼてっとした体つきで距離伸びてよくない感じはある。
自分は結構、こなすんじゃないかと思っているが・・・
神戸新聞杯の走りから距離延長は微妙。
ただ、母母父がリアルシャダイ。
長距離の代名詞的な血統。
去年のフローテーションも母父リアルシャダイの血が入っていた。
ただ、それだけだが、実はさらに距離伸びて変わるかも。

シェーンヴァルトは皐月賞４着、ダービー６着は、このレースのトータルでいけば、
実は一番、堅実な成績を残している。
ジャングルポケットｘエリシオで、欧州のスタミナ型の地は十分あるし、
休み明け３戦目の変わり身があれば・・・

トリアンフマーチも一変の可能性がありそうな気が・・・
ただ、母キョウエイマーチが気になる。
母父ダンシングブレーヴだから、なんとかなりそうだが・・・