それでは、新宿御苑の紅葉、~その2は「モミジ」をクローズアップ
「紅葉」といえば、東の横綱を黄葉のイチョウとすると、西の横綱は朱や紅色に染まったモミジでしょうか。
新宿御苑には、沢山のモミジがあって、大木から、手入れをされて姿形を整えられた木もあるし、葉っぱの大きさも色々、色の色々、とっても楽しめましたよ。
ちょっと歩くと、向こうの方に真っ赤に燃えるようなものを見つけると、ついつい足がそちらへ向かってしまいます
そうすると、今自分がどこを歩いているのか感覚を失ってしまうので、ガマンガマンで、出来るだけルートに沿って歩きます。
遠くからは、濃い紅色に見えるモミジも近くで見ると朱色に近かったり、陽の光の浴び方、または光を透かすと・・・
1枚だけだと朱に近い色だけど、沢山の葉が集まると紅色に近く見えますね。
濃い赤色は、どこか艶めかしくって人を惹きつける色ですね。
黄金色
花が咲いてるみたい
手向山紅葉
手向山紅葉と書いて、タムケヤマモミジと読みます。何だけモヤモヤして煙たいイメージなのかしら?
細長くてギザギザの葉っぱが特徴的
ヤマモミジ系「紅枝垂」の園芸品種だそうです。園芸品種の割に、とても大きな木でしたよ。うちの近所にもありますが、とても大きな木です。
ちょっと花火の火花に見えませんか!?
手向け山のもみじというと、「このたびは 幣(ぬさ)もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」(菅原道真) という百人一首を思い出しますが、どうも関係はなそうそうですね。
突然、百人一首なんか取り出して驚かれたでしょうが、なんのこたーない「神のまにまに」の「まにまに」が面白くって、この札の取り合いを子供たちとしてたので、覚えていただけのはなしなんですよ
なんだか、この写真のモミジは「モミジのような手」=小ちゃな子の手を連想しました
小さな子のお手手には、お菓子を一つ載せてあげましょうかねぇ~。
そうそう、昔昔、私が子どもだった頃、そして息子たちがまだ小さかった頃、ストーブに手をかざしながら歌を歌っていたっけな
え~っとね、「おせんべ おせんべ 焼きましょね てっくり返して焼いて お醤油つけて焼いて どのせんべ 焼けた このせんべ 焼けた ムシャムシャムシャ」みたいな。
元歌はちゃんとあったのでしょうが、どんどん自分たちでアレンジして歌って遊んでいたような記憶があります。
モミジは小さな子どもの手のようだと云われますが、モミジの別名カエデはというと、カエルの手→かえで という説があります。
そう云われてみますと、カエルの水かきのある手に見えなくもないですね
色とりどりのモミジで錦絵のようで、西陣織みたいです。
まるで、紅葉のトンネル。陽の光が赤や黄色に染められて、この下を歩いている時は極楽浄土を歩いているような気になりました。
極楽浄土なんてイメージが沸くなんて、私も年配者になっちゃったってちょっとドキッとしちゃいました。
さてさて、イチョウ→モミジときましたが、次はどの木をクローズアップしましょうか?~その3にも期待してね