30年以上も昔のことです。
ある仕事のために、アンケートを作る必要がありましたが、そのノウハウを誰も持っていない。
そこで、会社と契約しているコンサルティング会社からレクチャーを受けました。
その時、記憶に残ったこと。
アンケートの結果は、質問の仕方によっていかようにも変えられる。
分析の立場からは、結果の数字だけでなく、質問を吟味しなければならない。
以来、世論調査の数字を見るときは、眉にツバつけながら見る癖が。
先日もネットで、産経FNN調査の内閣支持率55%、の情報・・・ツバが足りなくなりました。
安倍続投を望むが7割超・・・結果の数字しか出てないので、おそらく誘導質問?
悪名名高い産経FNN、天皇の生前退位に関する調査はもっと露骨です。
「今後、天皇の「生前退位」が可能となるように、憲法を改正してもよいと思いますか、思いませんか」
意図的なミスリード、というか虚偽リードの典型です。
生前退位ができるようにするには、制度すなわち皇室典範という法律を変える必要があります。
それを憲法を改正しなければできないものとして質問しているところが、明らかにインチキ。
改正せずに安保法制を成立させた実績はもう忘れた?
天皇陛下は、言動からわかるように明らかに今の憲法維持を願っています。
ところが、現政権は何が何でも改憲し、明治憲法の天皇元首制に戻して政治利用したい。
そのためには虚偽でも詐欺でも構っちゃいられない・・・信じるものは救われません。