昨日書いたNHKの録画番組を観てみました。
タイトルは「どこに向かう日本の原子力政策」です。
解説委員の発言内容は、いずれも既に報道されていることが殆どでした。
放射線の健康被害について触れていなかったのが残念。
昨年、被災地の甲状腺ガンの発生率が異常に高い、という報道がありました。
あれはどうなったのでしょう?
トモダチ作戦に従事した米海兵隊員にも健康被害が目立つといいます。
ところが、隊員は誓約書を書いているので米政府を訴えられない。
そこで、東電とGEを提訴して損害賠償を求めている原告が400人超。
もちろん廃炉の見通しも立たない原発作業員の健康被害も気になるところです。
とっくに原発の安全神話は崩れています。
規制委の委員長も、「審査は安全を保証するものではない」と保証。
だったら誰が保証するの? 誰も保証できない。でも、やめられない。
人間の健康はハナから安全には含まれていなかったのかもしれません、
再稼働、ほんとうに大丈夫?
とはいえ、報道管制下で政策批判できたのはエライというべきでしょうか。
大本営の圧力下での発表垂れ流し報道は、いい加減にしましょう。
ほかのメディアもぜひ真似してほしい! なぜかいいことは真似したがらないけれど。