教室サイトのリニューアルをしたいと考えています。
ですが、なかなかいい知恵が浮かびません。
方向としては、できるだけシンプルなものを考えていて、必要最小限のものに絞りたい。
数年前からすでにミニマルデザインという流行が始まっています。
それが日々の暮らしにも入って、モノをできるだけ持たずに生活するスタイルも生まれています。
どんなことでも過剰が過ぎれば、ベクトルは逆向きになるということでしょうか。
Webサイトでは、フラットデザインもミニマルの流れの中に位置づけられます。
アイコンなどが、物をリアルに見せることから、シンプルな図形に変わってきている流れ。
サイト全体を1ページで作ってしまうのも同じ流れの上にあるものでしょう。
昔のシステム開発の経験からいうと、たとえば機能を増やすのは簡単です。
とくに経験が浅いうちは、あれもこれもと盛り込みたくなって、ついつい過剰設計に陥ります。
それだとソフト作りが期限に間に合わなく、無理して作るとよくない品質のものが出来上がる。
そんな経験があったのですが、パソコンを教え始めた頃も同様の過ちを犯してしまいました。
初心者の人に、ついつい、あれもこれもと教えてしまうのです。
それが相手の消化能力を考えてのことならいいのですが、それはやってみないとわかりません。
また、必要最小限に抑えることも、実は、けっこう大変なことです。
ミニマムが分かるには、マキシマムがどのくらいか見当がついている必要があります。
つまり、取捨選択ができる状態でないといけないということ。
と、考えて、ハタと気づきました。
ミニマルを指向していて、いい知恵が浮かばないとうことは、もともと引き出しが無いということ。
デザイン過剰を経験するにはあと100年・・・ミニマル指向はそのあとでやりましょう。