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大衆は侮辱されたがっている。支配されたがっている。
大衆は理論を好まぬ。自由はもっと嫌いだ。
何もかも君自身の自由な判断、自由な選択にまかすと言われれば、そんな厄介な重荷に誰が堪えられよう。
大衆はみんな嘘つきだ。
が、小さな嘘しかつけないから、お互いに小さな嘘には警戒心が強いだけだ。
大きな嘘となれば、これは別問題だ。
彼らには恥ずかしくて、とてもつく勇気のない大嘘を真に受けるのは自然な道理である。
大政治家の狙いはそこにある・・・・。
引用が長くなりましたが、ここでいう大政治家は、副総理のことではありません。
副総理には失言癖あっても、大嘘をつけるような大政治家でないことはみなさんご存じ。
そうでなければあんな発言が出てくるはずがありません。
それにしても副総理ってどんな仕事をしているのでしょう?
きまっているじゃないか、失言するのが仕事なんだよ。
なるほど、それも道理・・・・。
実は先の文に出てくる大政治家というのは、副総理も口にしたヒットラー。
たまたま、小林秀雄の「ヒットラーと悪魔」と読んでいた時に失言のニュース。
10数ページの短いエッセーですが、ヒットラーの政治の本性を鋭くついています。
副総理も総理もアヤウイ歴史認識の持ち主です。
それが数を恃んでこれから本性をむき出しにしてくるかと思うと・・・・。
といいながら、二人ともそれほどの大政治家ではありません。
だから、たいしたことはできないはず。
でも、問題は政治家ではなくて、わたしら大衆の側にあるのかも。
ヒットラーに見抜かれていた大衆心理・・・・わたしにもそういう傾向が無きにしもあらず。
せめて軽い口先に騙されず、踊らされずにいたいものです。
写真は書いていることとは何の関係もないスイカ。
ぶらさがっているスイカというのも生まれて初めてみました。
地面に寝転んで生るものとばかり思っていましたが・・・・小玉スイカだから?
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