2020年東京五輪・パラリンピック組織委会長森元首相が福岡市で講演した。フィギュアスケートの浅田真央について「頑張ってくれと見ていましたけど真央ちゃん、(SPで)見事にひっくり返りました。あの子、大事な時には必ず転ぶんですね」「その傷が残っていたとすれば、ものすごく可哀想な話。負けると判っている団体戦に、浅田さんを出して恥をかかせることはなかった」「転んだ心の傷が残っているから、自分の本番の時には、何としても転んではいけないとの気持ちが強く出たのだと思いますね。勢いが強すぎて転んでしまいました」これに浅田の身近の連中から「ひどい」「可哀想」などと反発する声があがった。とメディアが騒いで、憎き森を遣っ付けろと一斉砲火を浴びせた。「大事な時には必ず転ぶ」のフレーズだけ抜き取って報道する。テレビに至っては、その部分の発言を繰り返えし流すのが常套手段。メディアはスポーツの技量、実力より器量好みだ。特に女子フィギュアではその傾向が強い、報道を見ていると判る。2006年の第20回トリノ大会では安藤美姫に食い付いて騒いだ。村主章枝、荒川静香などには注目しなかった。結果は荒川金メダルに輝き、村主4位だった。騒がれた安藤は15位に終わった。2010年第21回バンクーバー大会では浅田、安藤にスポットライトを当てて騒いだが浅田2位、安藤5位、鈴木明子8位でメダルは浅田の銀のみ、金メダルは韓国のキムヨナがとった。今年の第22回ソチ大会では浅田6位、鈴木8位に終わった。結果は森氏の言う通りだった。各メディアは雁首を並べて浅田は金メダルが確実のような報道を繰返し騒いでいたが成績はご覧の通り、さっぱり振るわなかった。団体もメンバーが揃わないのだから、端から期待はできなかった。ロシアのアデリナ・ソトニコワが金メダルをとり、キムヨナが銀だった、韓国では審判の採点がおかしい、不公平だと国際スケート連盟懲罰委員会に提訴した。如何にも韓国らしい。ゴルフでも石川遼が16歳でプロに転向するや、石川の成績、動向をつぶさに報道するも、現在トップの選手を無視または附足しで済ます。最近では石川が振るわなくなったので報道もメッキリ減った。スポーツ関係の報道は押し並べて軽佻浮薄な感がする。善玉、悪玉を仕立てて水戸黄門様のような”勧善懲悪”。善玉は浅田で悪玉が森だ。
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