みかん日記

省農薬ミカン園の様子や農薬ゼミの活動内容を伝えます。

農協の歴史と問題点

2006-05-16 23:57:55 | ゼミ活動
5月16日 発表者:太田

先月、本野氏による講演会のあと、農協についてかんがえてみたところ、農協に関して知識が不足していると感じたので、勉強した内容をゼミで発表しました。

農業協同組合は、「協同組合」という思想が明治期に輸入されたあと、産業組合・農会→農業会→農業協同組合と、戦前から戦後まで発展していきました。産業組合の時代から、農業界と政治の結びつきが強く、農業会はあの大政翼賛会の一翼を担いより政治色が強くなります。戦後すぐに制定された農業組合法により行政の監督権を弱めようと努めましたが、結局政府に支援を要請します。

結局、農協の源流となった産業組合時代から官制的な構造は払拭しきれず未だ残っていると言わざるを得ません。さらに現在、消費者相手の販売業務に比べて、農業者相手の購買業務で得る利益が大きく農業者のための組織としては疑問です。さらに信用業務でも、貯貸率の低さから本来あるべき信用業務が行われていないという点が指摘されます。


今回、考察等議論の場を作るための話題提起ができていなかったのが反省点です。調べるだけの作業でなく、考えることもしっかりと盛り込みたいと思いました。

(オオタ)