2011/4/1 ゼミ

4/1のゼミ報告です。今回は市民環境研究所で行ないました。


今回は「隔年結果」について扱いました。
隔年結果とは、果樹において、一年おきに豊作不作を繰り返す現象のことです。
省農薬ミカン園でも、豊作のときと不作のときの差が大きく、困っています。

隔年結果の原因は個体レベルでは、
・果実と次の年の花芽の養分競合
・植物ホルモン
が考えられています。
また、園レベルでも隔年結果が見られるのは、何らかの原因で、園の個体の隔年結果の表裏のタイミングが揃ったためだと考えられます。

隔年結果を弱める対策としては
・摘果・摘花・摘蕾をして、なるミカンの量を調節する。
・収穫を早める。
・施肥、剪定を調節する。
などがあります。
また、省農薬ミカン園はこれから、世代交代の時期なので、新しく植える木が逆隔年になれば、園全体としてバランスが取れるのではないかと思います。

以上、ゼミ報告をお送りしました。



P.S. 来週のゼミは農学部総合館E-103で行ないます！



【4/8 追記】
ゼミの資料をHPにうｐしました。