みかん日記

省農薬ミカン園の様子や農薬ゼミの活動内容を伝えます。

京都カナリヤ会

2009-07-12 20:32:28 | 省農薬いろいろ
先週の7月4日(土)に京都カナリヤ会の連続講座に参加してきました!


カナリヤ会は化学物質過敏症など、身の回りの化学物質で健康被害を受けている方を支援する団体です。(詳しくはHPをご覧ください⇒http://www.kyotokanariya.com)

カナリヤ会の方とは市民研の事務所を一緒に使わしてもらっているので、よくお会いします(・∀・)

会議中にご飯食べてたりと邪魔しちゃうことが多いですが(;´・ω・`A




今回の講座は中京区のこどもみらい館というところで行われました。“こども”と名前についているだけあって子供だらけでしたwww 会場にたどり着くまでここであってるのか、かなり不安になりました(´Д`υ)

講座の内容は京都府農林水産部 食の安心・安全推進課の野村英明さんと石田先生の講演というものでした。



会場には化学物質過敏症の方もこられていて、話を聞く機会もありました。

普段のゼミなどで化学物質過敏症について勉強したり、石田先生から話を聞く機会はあっても、実際に多くの化学物質過敏症の方が集まられている場所に行くのは初めてだったので貴重な時間を過ごせました!

中には、蛍光灯がついているだけでも手足がしびれるという方も居られて衝撃でした。



農薬は昔のものと比べ、急性毒性による事故で死ぬ人はほとんどいなくなっていますが、健康被害を受ける場合はまだまだ無くならないようです(´・ω・`)

農薬も含め、化学物質の問題はまだまだこれから取り組まれるべき事柄が多いように感じました。



7/3 ゼミ報告

2009-07-07 17:59:26 | ゼミ活動
こんにちは。
今日は七夕です。
大学に入ってから、自身があまり七夕に何かしたという記憶はありませんが、
今年も大学構内に笹が出ていました。
何か短冊をつるした方はおられるのでしょうか?

さて、7月3日に行われたゼミの報告をします。
今回は再び遺伝子組み換え技術に関して、追加報告をしてもらいました。
今回は欧州での共存政策や技術そのものについての詳しい内容がありました。

遺伝子組み換え技術に関しては、間違いなく研究はなされなければならないと改めて感じました。
この技術がより確固たるものになれば、新たな局面に進めると思います。
しかし、現段階では実用に移すのは早いのでは、という意見が多かったです。
また野生に放ってしまう可能性が大きいような研究も今はまだ避けるべきかもしれません。

同時に遺伝子組み換え食品のメリットが多くない点も指摘されました。
食糧増産にはあまり結びついていないようです。
この点に関しては、データを改めて探す必要はありますが。

最近では第二世代・第三世代に注力しようという動きもあるようです。
前述のとおり、研究はなされなければなりませんが、実用化を急ぐものではないと感じています。

しかし、本当に第二世代の栄養強化作物が一般に出回れば、食生活がまた変化するかもしれませんね。

さて、TOPにも書いてありますが、これにて前期のゼミは終了です。
関係者の皆様、お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。

来週はメンバーで打ち上げをします。
この後も7月末にみかん山へ調査に行ったりと定期ではありませんが活動は行います。
また興味がおありでしたらご連絡ください

それでは失礼します。


伊藤

6/26ゼミ報告

2009-07-01 18:15:27 | ゼミ活動
こんにちは。
やっと梅雨らしい天気になりましたね
とはいえもう七月なのですが。

今回のゼミは一回生、加地君と伊藤の二人で発表をしました。
まずは、農薬の被害者数・被害事故の詳細などについて。
自殺などが多いのですが、その他で多そうなのは子供が絡む事故のようです。
ジュースと間違える、お菓子と間違え誤飲などがいくらかみられました。
毒劇物である農薬はもちろんのこと、そうでないが中毒性のある農薬など、
農業従事者のみならず、その他の関係者も農薬に対する意識を改めなければならないかと思います。
農薬の扱い、区分を考え直す必要もあるかもしれません。

さて、もうひとつの発表は出雲市での空散の事故についてです。
2008年5月に松枯れ防止のためのスミチオンを散布し、その際に学生が被曝したというものです。
かなり大きなニュースになっていたようです。

そのころロクにテレビも新聞も見なかったもので、伊藤の記憶にはあまり残っていないのですが・・・

スミチオンの効果のほど、委員会で何が話し合われたか、などを中心に私たちも話し合いましたが、
なかなかわからないことの多い事故でした。
まだ最近のためこれからの対応、推移にも着目したいと考えています。
ともかく、出雲市の対応、空散中止決定の素早さはすばらしいと感じています。

気になる点は、今後の松枯れ対策です。
先日の中国新聞では松枯れ被害が増加しているという記事が載っていました。
この空散中止によるものなのかはわかりませんが、慎重にならなければならないと感じます。

農薬の問題は、農村の住民、行政、農薬を販売する企業のどれも欠けては解決できない問題だと思っています。
お互いにビジョンを共有できればよいのですが

さて、来週が前期のゼミとしては最後になります。
再び、遺伝子組み換え関係の話になるかと思います。

それではまた来週。


伊藤