みかん日記

省農薬ミカン園の様子や農薬ゼミの活動内容を伝えます。

10月17日ゼミ&18日作業

2008-10-22 11:11:29 | ゼミ活動
 こんにちは。どうも富山です。最近はよくFM京都を聞いています。オムロンの宣伝の半導体ラップがすごく好きです。

 では十七日のゼミの報告です。参加者は全部で九人。一般の方も来てくれました。内容は「食と農の戦後史」の輪読会でこの日は第一章を読みました。食べるもののない戦後から始まり、どのように飢えから脱却していくのかについて主に日本の農業および漁業を政策を中心に勉強しました。
 頭の良い学生でも日本がどうやって豊かになっていったかを知らない人が多いので今回のテーマは非常に重要であると思います。

 十八日は注文書を封筒に詰める作業をしました。去年までは作業はゼミのある金曜日にやっていたので勉強会がおろそかになっていました。その反省から今年は金曜は勉強をし、土曜日に集まれる人で作業をするというふうに体系を変えてみました。もう手元に注文書が届いているかと思います。ではさようなら。

天敵なんてこわくない

2008-10-13 15:37:56 | ゼミ活動
 こんにちは。四回生の富山です。
 10日のゼミは、農学部で昆虫の生態を研究されている西田先生に講義をしてもらいました。内容は、被食動物が天敵からいかにして身を守るかというもので、非常に興味深い内容でした。トゲヒシバッタと小鳥、ヤノネカイガラムシと寄生バチの関係が思ったより複雑で衝撃的でした。
 高校の生物の教科書では、「エサとなる被食者が増えれば捕食者が増え、捕食者が増えればエサの被食者は減る。被食者が減れば今度は捕食者が減り、捕食者が減れば被食者は増える」というようなことを書いていて、それが当り前と思っていたら、全くそんなことは無いらしいです。お互いにある程度の少ない数で安定するか、捕食しすぎてどちらも全滅するかの二種類しかないそうです。
 ヤノネカイガラムシは蜜柑などの葉や枝に貼りつく害虫ですが、天敵の寄生バチから逃れるために別のヤノネカイガラムシの個体の下に潜り込むようにして成長する個体もいるそうです。ヤノネカイガラムシと寄生バチの関係については知ったつもりになっていましたが、まだまだ知らないことがありそうです。
最後に忙しい中、講義をしてくれた西田先生にこの場を借りてお礼申し上げます。