みかん日記

省農薬ミカン園の様子や農薬ゼミの活動内容を伝えます。

5月23日のゼミ 家庭にひそむ農薬

2008-05-25 12:35:04 | ゼミ活動
今回のゼミは新歓という位置づけだったので
原因物質やその指針値を詳しく言うのはあえてやめて
大学生にできる対策は何か、どうしたら良いのかという
観点からゼミを行いました。

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身のまわりには化学物質があふれているが、その中には
合成のものも天然のものもある。

例えば殺虫剤では、合成物質だから人体に影響があって
天然のものだと人体に影響がないということは一概には
言えないので、どちらのものも多用するのではなく
使用する際には十分に気をつける必要がある。

殺虫剤やシックハウスの中毒には風邪の症状と似ている
ので、体調がおかしいと感じたときには風邪薬を飲む
だけではなくまわりの化学物質等を見直すべきである。

お金をかけずにできる対策としては
・化学物質を乱用しない
・日常的に換気をする
・規則正しい生活を(体内から化学物質を出すため)
が考えられる。
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また京都カナリヤ会の広瀬さんにも来ていただき
実際に化学物質により被害にあわれた時の状況や
カナリヤ会の活動をお話していただきました。

色々な文献を調べても文章だけではあまりイメージが
わかない化学物質による被害の実態なのですが
詳しくお話していただくことで、改めて薬剤等を多用
する今の現実を見直すべきだなと考えされられました。

おがわ

ミカン花見へ行って来ました!!

2008-05-18 15:01:32 | みかん山報告
2008年5月16日(金)~18日(日)

今年も新入生とともにみかん山へ訪問しました。

まず到着して初めの感想は「みかんの香りがあまりしない」でした。
今回は各人の都合により金曜日出発便と土曜日出発便に分かれて向かいました。
金曜日は学生だけで行ったのではっちゃけることができてアツかったです。

土曜日の朝、後発組を待つ間にみかん園にむかってみたら、
やはりミカンの花は去年に比べ極端に少なく、概ね去年の半分くらいでした。
ウチだけでなく他の園も例外なく少なかったので今年は不作かもしれません。

後発組と合流してからは特にミカン園での作業がなかったので
・もちつき
・野草の調査 をしました。

野草の調査、と言ったものの今回の参加者の京都学園大の仲間が学校の課題で
標本を作らないといけないというのがきっかけですることになりました。
ず~っとミカン山に通い続けているのに、野草等全然しらない自分としては
たんぽぽだと思ってたものにもいろんな種類があるということもわかりおもしろかったです。

天気も良くほのぼのとした今年度初のミカン山体験は
おもしろい話し合いもでき、すごく有意義だと感じました。


太田

「環境にやさしい」を問うー2

2008-05-18 14:03:24 | ゼミ活動
5月8日に行われた槌田劭先生による講演会の報告の続きです。

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必ずしも「リサイクル=良いこと」ではない。
例えば核燃料のリサイクルは、核戦争につながる可能性がある。
物事は複雑であり、ある部分のみをみて良いことだと思うのは
とんでもないことである。


自分自身(槌田先生)もリアカーをひいて古紙回収を3年行ったが
リサイクルさえすれば良いのかということを常に自問していた。
3年の間に古紙回収が注目され、古紙の値段が上がったが
業者が増えた大量の古紙が集まるようになった結果値段は暴落し、
その結果古紙回収から手を引く業者も出てきた。
この3年で全ては経済(お金)で動いていると実感できた。

お金で動く世の中=環境問題も経済の問題

しかしここで考えなければいけない
「お金を食べて生きていけるのか」

いまの世の中は「金主主義」である。

日本人は戦後、敗戦を見つめなおすことをしなかった
物欲に支配され、朝鮮戦争によって復興した。

55年体制が成立したように、日本は1955年に大きく変動し、
「もはや戦後ではない。アメリカの暮らしをモデルにして
追いかけよう」と経済戦争を始めた。

戦争では何かを犠牲にすること(殺人)が勲章になった。
それは、経済戦争では公害問題である。(例:水俣病)


お金といのちとは対極にあたる。

お金は一次元的価値であり、いのちは多次元的価値だ。
いのちとは生き続けることであり、生存絶対の原理である。

生きるための条件として環境は大事。

環境問題を解決しようということは生き方を変えること。
まず生存とはどういうものか考えなければいけない。
…「食べ物」があるから生きていけるのだ
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報告が遅くなってすみません。また続きを書きます。

オガワ

「環境にやさしい」を問うー1

2008-05-12 10:40:40 | ゼミ活動
大変報告が遅くなりましたが・・・
5月8日に農薬ゼミ主催講演会を開催しました

NPO法人「使い捨て時代を考える会」相談役の槌田劭先生をお招きして
いまブームとなっている環境・農業問題にどう取り組めば良いのか
という視点からお話していただきました。

時間を見つけて何回かに分けて報告しますm(_ _)m

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何でも「分かる」と簡単に言うことはできないけれど、
まず現状を足元からしっかり見つめることが大切だ。

例えば割り箸は端材・間伐材をうまく利用したアイディア商品だから
MY箸を持つこと=環境にやさしいと簡単に言うことはできない。
だが、環境を見つめなおすきっかけとしてMY箸を持つことは意味がある。
それを他の人に強要したり、MY箸を持っていない人への批判となれば
「環境について分かったつもりになっている」と言えるのではないだろうか。
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私自身何かを見たり聞いたり時にこれは本当に環境にやさしいのかな・・・!?
と思うことが度々あるのですが、環境を見つめなおすきっかけだと考えれば
確かに意味のあることかもなぁと思いました。
自分が大事と思うことを、できる事から一つずつ実践していきたいです

オガワ

五月九日のゼミ 農薬の作用について

2008-05-11 08:42:02 | ゼミ活動
 農薬の作用機構や選択性についてあまり科学的な知識が無いまま省農薬が良いと言うのは危険であると思い、今回は農薬が効くメカニズムについて勉強しました。なぜ除草剤は雑草だけを枯らすのか、なぜ殺虫剤で虫が死ぬのかなどの疑問に、科学的な説明が出来るようになったと思います。ただ、まだ農薬の作用については複雑でまだ分かっていない点も多いので分かったつもりになるのは危険だとも思いました。
とみやま

5月の予定

2008-05-02 20:37:54 | ゼミ活動
5月の予定をお知らせします。

■農薬ゼミ新歓講演会
「環境にやさしい」を問う
日時:2008年5月8日(木) 18:30~20:30
場所:京都大学吉田南キャンパス総合人間学部棟ⅠB08
☆参加費無料☆

■ミカン花見@和歌山
出発:5月16日(金)夜or5月17日(土)朝
(参加メンバーの都合により調整します)
帰京:5月18日(日)夕方頃
お問い合わせはkgrap@kais.kyoto-u.ac.jpまで♪

■新歓ゼミ@農学部総合館E503
◆5月9日(金)18:30~ 担当:富山
◆5月23日(金)18:30~ 担当:小川
◆5月30日(金)18:30~ 担当:太田
内容は追って連絡します。

よろしくお願い致します。

オガワ

講演会準備

2008-05-02 20:36:01 | ゼミ活動
今日は講演会の準備をしてました~♪
まだまだやることありますが…ゼミメンバーの人は頑張りましょう

また農薬ゼミは京都大学新入生キャンペーンの賛同団体ということもあり、特別講演会の準備のお手伝いをしてきました☆

なんとあの宮崎県の東国原英夫知事の講演会です!!
事前申し込み必要になったみたいですね。恐るべし人気

京大体育館でやるんですがイスの並びとか見てると入学式の事を思い出しました

今まで考えもしなかったけれど、入学式とか卒業式の準備もたぶん今日みたいに体育会の方がされているんですよね。
体育会とか全然関係ないまま卒業していくと思っていましたが自分の知らないところでお世話になっていたんですね~


農薬ゼミの活動でも、行き詰ってしまうこともあるのですが、支えて下さっている方が多くいらっしゃる事を忘れずに自分の出来ることを一つ一つやっていきたいなと思います。