ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

私には判るような気がします ~ 優しくなった同僚 ~

2023年10月26日 | 老いと生きる

 (2023年8月16日の記事の続き)

 「家に帰りたくない。」と悲痛な表情で私に語っていた同僚(40代)の御家族が天に召されました。
 
 そんなに仲が良い訳ではない私に珍しく愚痴を吐いたその日から数日後の急な出来事でした。「おしっこが出なくなった。」と聞いた3日後くらいには亡くなられたそうです。私の父親と同じように自宅で看取れたそうなので良かったですね。

 その後、同僚は私の時と同じように2週間くらい会社を休み、今は普通に出勤しています。

 今の同僚の表情からは以前のような悲痛さは完全に消えました(時々寂しそうな表情は浮かべます)。
 そして、何より優しくなった気がします。以前は私が仕事の質問をしても教えてくれないことが多々あったのですが、今では丁寧に教えてくれるようになりました。みんなのどうでもいい世間話の輪にも入ってくるようになりました。同僚の心の中で何かが変わったんでしょうね。

 この同僚の変化は私にも判るような気がします。
 介護で精神が疲れている時は余裕がなくて他人への当たりがきつくなることがありますからね。そんな自分が嫌になって更に精神が疲れていく(壊れていく)悪循環が続きますからね。これから解放されたらかなり楽になるのが現実です。この解放感と肉親を失った悲しみと言う相反する感情が共存するのは人間として仕方がないですね。それが人間です。


 以上、仲良く話はしませんが、気持ちは通じているような気がする私と同じ経験をした同僚の話でした。

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