ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

祭りの余韻、いまだ消えず・・・ ~ 2・26 UFC 日本大会 ~

2012年03月04日 | 格闘技・プロレス

 今年の冬の私の最大のイベント(生きる糧)だった世界最大の総合格闘技団体UFCの日本大会が無事に終了してから一週間経過しましたが、いまだに観戦終了時に感じた「いい興行だったなぁ。観に来てよかったなぁ。」と言う想いが消えません。今回の大会は、ここ数年で観戦したイベントの中ではピカイチでしたね。同行していた格闘技観戦仲間のNさんも興奮していました。

 先週、私は大会前日に行なわれた計量イベント(無料)にも参加したので、2月25日(土)と26日(日)の私のスケジュールは、

【2月25日(土)】
 9:00~10:00  自宅で過去のUFCの映像を鑑賞(その1)
 11:30~13:00 さいたまスーパーアリーナでトークショー&抽選会を観覧
 13:00~13:40 さいたまスーパーアリーナで全選手参加の前日計量会を観覧
 15:00~18:00 自宅で過去のUFCの映像を鑑賞(その2)
 18:00~19:30 自宅でWOWOWの『UFC上陸直前スペシャル』を鑑賞
 20:00~21:00 自宅でゲーム『UFC Undisputed 3』のデモ版をプレイ、就寝

【2月26日(日)】
 9:30~14:30  さいたまスーパーアリーナでUFC日本大会を観戦(全12試合)
 15:30~18:30 自宅で録画していたWOWOWのUFC日本大会を鑑賞

と言う感じで、丸々2日間UFC漬けの週末でした。

 ちなみに、25日(土)のトークショーでは、UFCのウェルター級の絶対王者のジョルジュ・サンピエール選手(愛称:GSP)が試合もないのに来日してくれてトークショーを行なってくれたので、約2000人の詰めかけた観客(格闘技バカ?)は本当に喜んでいました。抽選会で当選した数人はGSPと写真を撮る事ができたので、抽選にハズれた私には羨ましかったですね。
 尚、先着1000名はUFC特製グッズのマウスパッドをもらう事ができたので、457番目に入場した私もそれを自宅に持ち帰る事ができました。イベントに参加できただけでなく御土産までもらえたのは嬉しかったですね。


 さて、話を記事の冒頭に戻しますが、私が「いい興行だったなぁ。観に来てよかったなぁ。」と思ったのには、良い試合が続出したこと以外に、大きく2つの理由があります。それは、『本場直輸入の大会運営』と『日本人観客の観戦マナーの良さ』の2つです。

 まずは、『本場直輸入の大会運営』に関してですが、いつものUFCのアメリカの大会で見慣れた光景が日本大会でも完全に再現されていました。

 名物リングアナウンサー、名物インタビュワー、名物オクタゴンガール(ラウンドガール)、名物レフリー、名物社長のディナ・ホワイト社長、等のほとんどの関係者が来日して、いつものように英語でイベントを進めていったので、なんだか渡米してラスベガスで試合を観戦している気分になれましたね。ここが埼玉だと言う事を何度か忘れてしまったくらいです。観客席を映さない映像を観ただけだと、これが日本で行なわれている試合だとは判らないかもしれませんね。

 ちなみに、日本大会向けの仕様変更(追加)に関しては、試合直後の勝利者インタビュー(一部敗者インタビューもあり)の際に格闘技の知識を持っている日本語通訳の女性がついた事、日本人のオクタゴンガール(ラウンドガール)が採用された事、モニターに映る映像に日本語字幕が入った事ぐらいでしょうか。前日の計量会の時に日本の名物レフリー(ブーイングで御馴染)の島田さんがうろついていたので、「まさか、明日の試合を裁くのかな?。」と思っていたのですが、そんな事はありませんでした。

 あとは、試合に関して言えば、ランペイジ・ジャクソン選手が、今は亡き日本が世界に誇った総合格闘技イベントの『PRIDE』のテーマ曲で入場して来たのが日本仕様と言えば日本仕様ですね。PRIDE出身者のランペイジ選手のこの粋な演出は、当日一番の歓声を浴びていました。思わず私も昔を思い出して泣きそうになってしまいました(ランペイジ選手は試合に負けてしまいましたが・・・)。


 次に、『日本人観客の観戦マナーの良さ』に関してですが、今回は日本人格闘技ファンの質の高さを再認識する事ができました。

 今回は約2万人の観客が来場したのですが、一部の外国人の観客を除くほとんどのファンが総合格闘技をちゃんと楽しみ、選手をリスペクトするスキルを持っていました。
 終始うるさく歓声を上げ続けるのではなく、技の攻防中は静かに選手を見守り、良い動きがあったら歓声や拍手を送り、ラウンド終了時にも歓声と拍手を送り、試合が終わったら勝者にも敗者にも歓声や拍手を送る、と言う動きが自然とできていました。外国人選手が常々、「日本の観客は観戦スキルが高い。選手をリスペクトしているので試合をするのが楽しい。」と言っている意味を再認識しました。中でも、メインイベントのフランク・エドガー選手とベンソン・ヘンダーソン選手の試合の最終ラウンド開始前に、さいたまスーパーアリーナに自然と湧き上がった拍手の渦は鳥肌モノでした。このシーンは一生忘れないでしょうね。

 ちなみに、今回はアジアで行なわれるUFCの大会と言う事もあって、計量会にも試合にも大勢の外国人ファンが来場していました。これだけ外国人ファンの比率が多い格闘技大会は、私の約20年の格闘技観戦人生の中では初めてです。
 そんな外国人観客の中には、「アスホ××!!。」やら「マザー×××××!!。」等の私も知っている英語のスラングを試合中に叫んでいる奴や、試合の攻防とは関係なく奇声を上げ続ける奴、等がいたので辟易してしまいました。こんなファン(?)の前で試合をしなければならない選手は気の毒ですね。


 以上、さいたまスーパーアリーナで観戦したUFC日本大会を観戦した感想でした。

 細かい部分では、アメリカの土曜日の夜の生放送(ペイパービュー)に合わせるために試合開始時間が朝の9時30分に設定されていた、とか、さいたまスーパーアリーナのトイレの数が少なすぎて、トイレの前に大行列ができて試合を見逃す人が出た、とか、リングアナウンサーが何度も、「サイタマスーパーアリーナ・トウキョウ・ジャパン!!。」と間違ったコールをするので苦笑した、等の不満はありましたが、またUFCの日本大会が関東エリアで開催されたら行きたいと思います。

 このUFC日本大会に来場したファンの熱い格闘技熱が、他の日本の格闘技イベントにも広がる事を切に願います。

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