久々のＳＦ大作 ～ スター・トレック ～

　土曜日は久しぶりに上野で映画を観て来ました。観た作品は『スター・トレック』です。

　観終わった後に「久しぶりにＳＦ映画らしい映画を観たなぁ。」と感動してしまいました。よく考えると最近は、宇宙戦艦の出てくるような本格的なＳＦ映画はご無沙汰していました。やはりＳＦ映画は観ていて楽しいですね。休日の気分転換になります。

　昔から有名な『スター・トレックシリーズ』に関しては、カーク船長やミスター・スポックの名前と顔は知っていますが、私の周りに好きな人間がいなかった事もあって、テレビ版はほとんど見たことがありません。どちかと言えば、ピカード船長の出ている新シリーズの方の印象が強いですね。その映画版は全作品観ていると思います。

　そんなテレビ版を知らない私でしたが、「テレビ版を知らなくても楽しめる。」と言う話だったので本作を観に行ったのですが、まさにその通りで、最初から最後まで楽しく観ることができました。それは、過去のシリーズをある意味でリセットしたシナリオが良く出来ていたからでしょうね。

　物語の主軸のタイムトラベルの部分は、つっこむ箇所があると思うのですが、そんな細かい部分が気にならないくらい話のテンポが良かったのも好印象です。最初から最後まで休み無く突っ走った感じです。

　宇宙戦艦等のＣＧに関しては、私としては1997年の『スターシップ・トゥルーパーズ』が行き着くところまで行ったと思っているので、特に驚きや目新しさは感じませんでしたが、ワープシーンに関しては本作が最高ですね（音も含めて）。スピード感があります。

　と言う感じで、本作の私の評価は☆3.5です。
　テンポが良かった分、見終わった後に余韻が残らなかったのは少し残念でした。高揚感はありましたけどね。

　本作によって過去のシリーズがリセットされたと思うので、今後の新しい展開が楽しみになって来ました。今回のキャストで2作目、3作目とシリーズを続けて行って欲しいですね。リニューアルされた若き日のカーク船長とミスター・スポックの冒険には興味が沸きました。