12月3日に行われた野原千代さんを偲ぶ会に寄せられたメッセージを紹介します。
まずは、山本太郎さんです。
野原千代さま。
私が千代さんの存在を知ったのは、
おしどり、マコ・ケンさんからでした。
内部被曝への影響を全く考慮しようとしない政治の舞台で、
すでに無関心化してしまった政治家たちに、どうすれば、
その危険性と対処を広められるのだろう、と思い悩んでいた際のことでした。
国が安全だ問題ない、と言い切るなか、
千代さんの研究は、私や現実的に土地から離れることが困難な人々にとっても、
一筋の光になりました。
ヤマトシジミの内部被曝の影響、その細やかな研究内容から、
環境が汚染されている状態でも、
食べるものによって影響を抑える事が可視化されたからです。
国会の質疑でも取り上げましたが、普段はヤジを飛ばす連中も、
その時は真剣に聞き入っていました。
しかし、利権や票に繋がらないことには、興味を持たないモノたちは、
一晩眠れば忘れてしまいます。いや、3歩あるいて忘れたかも知れません。
いまや、国会で被曝の影響を語る議員は片手で足りる程。
世の中を見れば同じように、事故とその影響を心配する人々も、
少なくなりました。
でも諦める訳にはいきません。
心ある研究者が、この国に生きる人々の為に、
不条理を押しつけられた人々のために、
素晴らしい贈り物をして下さったのですから。
国家による犯罪行為を改め、政策として反映できる様、ベストを尽くします。
山本 太郎
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