いのち・未来 うべ

わたしたちは、原発のない安全な未来を
子どもたちに残すことを願って活動しています

◎ストップ川内原発再稼働!8.31九州・鹿児島川内行動◎に参加しよう!!

2014年08月25日 | お知らせ

現時点で、原子力発電所の再稼働が一番早いと言われているのが、鹿児島県川内市(せんだいし)の川内原子力発電所です。

しかし、川内原発について、原子力規制委員会の田中俊一委員長も「決して安全とは言えない。」と言っています。

『川内原発再稼働に規制委トップ「安全とは言えない」、政府も責任回避で自治体が反発』

http://biz-journal.jp/2014/08/post_5809.html

どこも責任逃れをしているのに、なぜ国は再稼働を進めようとするのでしょうか?


当初は、今年の秋にでもと計画していたようですが、冬以降にずれ込む模様です。

『川内原発再稼働、冬以降にずれ込む』

http://sankei.jp.msn.com/science/news/140805/scn14080518240016-n1.htm


しかし、川内原発の避難計画について、鹿児島県は公表を避けています。

『30キロ圏外へ住民9割避難、最大28時間 川内原発』

http://digital.asahi.com/articles/ASG5X7HM9G5XTIPE036.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG5X7HM9G5XTIPE036

これで、果たして県民を守れるのでしょうか?

川内原発が再稼働されると、国は次々と再稼働に踏み切るのでは、と思われます。

 


8月31日(日)に、鹿児島県川内市駅前で、再稼働反対の大集会があります!!

下関市から送迎バスも出ます。

上関原発計画の問題もあり、決して他人事とは思えません。


◎ストップ川内原発再稼働!8.31九州・鹿児島川内行動◎
8月31日(日)
鹿児島県川内駅西口前広場
(薩摩川内市鳥追町156-1)

地 図:http://tinyurl.com/jvgfou3

13:00 集会・ダイ・イン

14:00 市内デモ

14:30 各戸訪問

15:30 バスに集合、帰途。

チラシ表 http://tinyurl.com/nvjs75p

チラシ裏 http://tinyurl.com/mffy52e

 下関からマイクロバスが出ます。

宇部から参加のメンバーも同行します。

お近くの方、一緒に行きましょう!

8月31日7:00 下関市役所前出発(無料駐車場が有ります。)

帰途は22時頃(下関市役所前)を予定。

連絡先 090-4898-0128(鍬野)

※バス料金は、人数によって変わります。(目安:4000円~5000円程度)

※早朝の出発なので、遠い方は、前日夜に下関市内で3000円程度で素泊まりの宿があります。

ご相談ください。


 

 

 

 

 

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特定秘密保護法に関するパブコメ(3件)、8/24が締切!!

2014年08月23日 | お知らせ

昨年12月に無理やり国会を通過させた『特定秘密保護法』について、

明日(8/24)までに、3件のパブリックコメントを募集しています。

もし「特定秘密保護法」が施行されると、脱原発の活動が自由に出来なくなる可能性があります。

また原子力に関する情報や福島第一原発に関する情報について、都合の悪い情報は隠され、情報操作される可能性があります。

決して、「いのち・未来 うべ」の活動と無関係ではありません。

 

「特定秘密保護法」とはどういうものなのか、5分で判る動画をご覧ください。

『THE WAY OF THE SPL ~5分でわかる特定秘密保護法~』

 

あと1日しかないので、判りやすそうなブログをご紹介します。

特定秘密保護法に反対する学生有志の会

http://aikihon123.wix.com/students-against-spl 

特定秘密保護法 パブコメ大募集中! GREENPEACE

http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/50244/

 

【大拡散希望】秘密保護法パブコメ8/24締切 直前の駆け込み提出が効果的 気軽に出そう!

 

==========================================

 ☆参考☆

反原発の立場で活躍されている文筆家の田中優さんは、下記の文章で送られたそうです。

★田中優が書いたパブコメ★

「(統一運用基準1-2(1))

拡大解釈の禁止や憲法の順守などが書かれているが、

そもそも憲法を閣議決定で解釈変更により変更してしまうような内閣に信は置けない。

その内閣しかチェック機能がなく、

第三者のチェックが存在しない特定秘密保護法には、法的な欠缺があるとしか言いようがない。

もう一度出直して、本来必要な限定列挙式の法にしない限り賛成できない。

撤回してもらいたい。」

=========================================

 

今回のパブコメが複雑なのは、下記にある3件も提出しなければいけない事です。

無理な方は、1件だけでも良いですから、どうぞご提出ください。

(特に、①「特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施に関し統一的な運用を図るための基準(仮称)に集中しましょう。)

①「特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施に関し統一的な運用を図るための基準(仮称)(案)」 
http://bit.ly/1z6pa0o  ※一番下に意見提出


②「内閣府本府組織令の一部を改正する政令(案)」

http://bit.ly/1pJUfl5  ※一番下に意見提出

③「特定秘密の保護に関する法律施行令(案)」
http://bit.ly/1rD6BA0  
※一番下に意見提出


 では、上記に挙げたブログや、田中優さんの文章を参考にしながら、パブコメのご提出を、24日までにお願いします。

(コピペではなく、なるべくご自分の言葉で書かれる方が良いようです。)

 

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今後の取組み)上関原発を建てさせない県民集会事務局からのお知らせ

2014年08月21日 | お知らせ

明日8月22日第4金曜日、山口県庁広場のアピールは、予定通り行います。

先月の報告については、ここをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nonukes2013/e/332ba03cb574f0bba22dea5ce9d3d99e

 

 

さて、今後の上関原発計画の白紙撤回を求めていく取り組みにとって、今後を左右するアピールが出されました。

以下に、掲載します。3・8集会の賛同人おみなさんには、すでに届いていると思いますが、さらに多くのひとに広げてください。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 上関原発を建てさせない山口県民大集会実行委員会事務局長の草地大作です。

今年3月8日の集会におきましては、多大なご協力をいただきましたこと、改めて感謝申し上げます。

3.8集会以降、村岡山口県知事への要請行動、公有水面埋立免許延長問題についての抗議行動などを続けてきました。しかし上関原発を巡る現状は、3月の集会以後変わっていません。福島第一原発事故の収束もままならないにもかかわらず、政府は原発再稼働や新増設を目論み、原子力規制委員会による川内原発再稼働のための審査が終了するなど、原発を巡る情勢は時間が経過するごとに2011年3月11日以前に逆戻りしつつあります。

3.8集会実行委員会事務局として、このような動きに対して強く抗議し、上関原発絶対反対の意志を新たに示す必要があると考えました。そして7月26日の事務局会議及び、その後の関係団体との調整を経て、皆さんに改めて二つの集会のご案内をさせていただきます。

 

(1)「いのちの海を守れ!さようなら上関原発!10・25反原発デー県民集会」

日時:2014年10月25日(土)13:30~15:45
場所:上関町室津地区
主催:原発に反対する上関町民の会
    上関原発を建てさせない祝島島民の会
    上関の自然を守る会
共催:上関原発を建てさせない山口県民大集会実行委員会


(2)「2015年上関原発を建てさせない山口県民大集会」

日時:2015年3月14日(土)10:00~14:00頃
場所:山口市内
主催:上関原発を建てさせない山口県民大集会実行委員会

なお、上記二つの集会を成功させるため、以下の通り実行委員会を開催する運びとなりました。


◎2015年上関原発を建てさせない山口県民大集会第1回実行委員会(仮称)


日時:2014年9月23日(火・休)13:30~15:00
場所:小郡ふれあいセンター
http://www.city.yamaguchi.lg.jp/cms-sypher/www/section/detail.jsp?id=947


※この実行委員会にて、10.25集会への協力や、3.14集会の方向性など話し合いたいと思います。

万障お繰り合わせの上、ご参加いただきますよう
お願い申し上げます。

以上、よろしくお願いいたします。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

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金曜ウォーク)話題は、もっぱら「政治」のこと

2014年08月16日 | 活動の報告

 

昨日8月15日の金曜行動は、雨なので前回と同じ、新天町のアーケードを歩き、帰りは小雨になったので国道沿いの歩道を歩きました。

参加者は、15人。

人通りは多くなくチラシはあまりさばけませんでした。

金曜学習会は、なしにして、8月16日、山口市の県立図書館で開かれる「カンムリウミスズメと上関の生態系」の国際シンポに参加し、その分勉強することにしました。

 

市役所前でのミーティングでは、原発と政治の話が次々に出ました。以下3人だけメモしておきます。

◯朝日新聞の投書に民生委員になった人の声があった。民生委員として地域の防災を考えると原発の避難計画が大事であり、そのことが手薄だと思ったので資料を配ったりしたら、「政治的なことはしないように言われた」という内容だった。地域にとって災害時の避難は、一番大切なことではないか、世の中のことは全部政治に行き着くのになんということだ。でも投書にのって問題が浮かび上がったのは良かった。

◯そのことの続きのような話がある。三重県の若い市長が集団的自衛権の閣議決定の違法性を訴えて立ち上がった。三重県の市長会でそのことを報告し、議論を呼びかけたら「政治的なことなのでさけてほしい」と言われたそうだ。(へぇ~、大きな笑い声)市長こそ政治家ではないか。その政治家が政治のことをさけるとは、今年最大のブラックユーモアではないだろうか。

◯長崎市の田上市長の平和宣言に自民党の国会議員が噛み付いた。政治的なことを言いたかったら市長をやめて国会議員になれという。市民や市長は集団的自衛権のことは言うなと言わんばかりだ。安倍首相のコピペ発言もひどい。国民から民が抜けて国だけになったという毎日新聞の記者(*)の指摘もある。

城臺美弥子さんの8月9日の「平和の誓い」のコピーが配られました。

 

あとは、8月31日、川内原発現地行動の提起があって、この日の行動は終わりました。

来週22日は、第4金曜日なので山口県庁広場アピールに参加します。

 

* 参考 今日の毎日新聞のコラムで、浜矩子さん(同志社大学教授)が、このことを触れています。

危機の真相:愛国と反戦、国民と国家 この二つの重要な関係=浜矩子毎日新聞 2014年08月16日 東京朝刊

http://mainichi.jp/shimen/news/20140816ddm005070002000c.html

 

 

 

 

 

 

 

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緊急のお知らせ、変更!!

2014年08月15日 | お知らせ

今日午前中に、緊急のお知らせで、本日宇部の金曜ウォークに参加された人に、

アーサー・ビナードさんのエッセイのコピーをお渡しすると発表しました。

しかし、午後から雨がひどくなり、雨に濡れると印刷がにじむ可能性がありますので、再来週の金曜ウォーク(29日)に延期することにしました。

(来週は、山口県庁前行動があります。)

楽しみにされていた方、どうも申し訳ありません。

 天候が悪いので、どうかご容赦ください。

よろしくお願い致します。

 

(み)

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上関の生物多様性を話し合う国際シンポジウム開催!!

2014年08月15日 | お知らせ

今日は、「敗戦記念日」ですが、『金曜ウォーク』はありますよ!

(この後の市民研究会は、今日はありません。)

*『金曜ウォーク』

脱原発や上関原発反対、護憲などのプラカードや提灯を持って、ぞろぞろと静かに歩きます。

18:00に宇部市役所前に集合~ローソン前でお話~宇部新川駅前~宇部市役所前解散


*「終戦記念日」を『敗戦記念日』に書き換えました。第二次大戦は、日本は「終わった」のではなく、「負けた」のです。

 その事実を「終戦」という言葉を使って、誤魔化してきたような気がします。

 「負けた」ことを受け止めたくはなかったかもしれませんが、今も日本は、アメリカの属国状態のままです。


*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

 

8月16日、17日、18日の3日間にわたり、上関の”奇跡の海”に生息する貴重な動植物について学ぶ『国際シンポジウム』が、開催されます!!

 http://kaminosekimamoru.seesaa.net/article/396884496.html

 8月16日(土)には、山口市の山口県立図書館レクチャールームでの開催されます。(午後13:00~16:00)

コーディネーター:安渓遊地教授(山口県立大学)

参加費:500円

ご興味のある方は、どうぞご参加ください。

詳しくは、下記のチラシをご覧ください。




 

(み)



 

 

 

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長崎 田上市長の平和宣言&被爆者代表「平和への誓い」

2014年08月10日 | 反核

今年の長崎市の原爆平和式典は、とても印象的でした。

安倍総理やアメリカ大使が参列した前で、田上市長も、被爆者代表の城台美弥子さんも、素晴らしいスピーチを話されました。

田上長崎市長の《平和宣言》の全文をご紹介します。

69年前のこの時刻、この丘から見上げる空は真っ黒な原子雲で覆われていました。米軍機から投下された一発の原子爆弾により、家々は吹き飛び、炎に包まれ、黒焦げの死体が散乱する中を多くの市民が逃げまどいました。凄まじい熱線と爆風と放射線は、7万4千人もの尊い命を奪い、7万5千人の負傷者を出し、かろうじて生き残った人々の心と体に、69年たった今も癒えることのない深い傷を刻みこみました。
 今も世界には1万6千発以上の核弾頭が存在します。核兵器の恐ろしさを身をもって知る被爆者は、核兵器は二度と使われてはならない、と必死で警鐘を鳴らし続けてきました。広島、長崎の原爆以降、戦争で核兵器が使われなかったのは、被爆者の存在とその声があったからです。

 もし今、核兵器が戦争で使われたら、世界はどうなるのでしょうか。
 今年2月メキシコで開かれた「核兵器の非人道性に関する国際会議」では、146か国の代表が、人体や経済、環境、気候変動など、さまざまな視点から、核兵器がいかに非人道的な兵器であるかを明らかにしました。その中で、もし核戦争になれば、傷ついた人々を助けることもできず、「核の冬」の到来で食糧がなくなり、世界の20億人以上が飢餓状態に陥るという恐るべき予測が発表されました。
 核兵器の恐怖は決して過去の広島、長崎だけのものではありません。まさに世界がかかえる“今と未来の問題”なのです。
 こうした核兵器の非人道性に着目する国々の間で、核兵器禁止条約などの検討に向けた動きが始まっています。
 しかし一方で、核兵器保有国とその傘の下にいる国々は、核兵器によって国の安全を守ろうとする考えを依然として手放そうとせず、核兵器の禁止を先送りしようとしています。
 この対立を越えることができなければ、来年開かれる5年に一度の核不拡散条約(NPT)再検討会議は、なんの前進もないまま終わるかもしれません。
 核兵器保有国とその傘の下にいる国々に呼びかけます。
 「核兵器のない世界」の実現のために、いつまでに、何をするのかについて、核兵器の法的禁止を求めている国々と協議ができる場をまずつくり、対立を越える第一歩を踏み出してください。日本政府は、核兵器の非人道性を一番理解している国として、その先頭に立ってください。
 核戦争から未来を守る地域的な方法として「非核兵器地帯」があります。現在、地球の陸地の半分以上が既に非核兵器地帯に属しています。日本政府には、韓国、北朝鮮、日本が属する北東アジア地域を核兵器から守る方法の一つとして、非核三原則の法制化とともに、「北東アジア非核兵器地帯構想」の検討を始めるよう提言します。この構想には、わが国の500人以上の自治体の首長が賛同しており、これからも賛同の輪を広げていきます。

 いまわが国では、集団的自衛権の議論を機に、「平和国家」としての安全保障のあり方についてさまざまな意見が交わされています。
 長崎は「ノーモア・ナガサキ」とともに、「ノーモア・ウォー」と叫び続けてきました。日本国憲法に込められた「戦争をしない」という誓いは、被爆国日本の原点であるとともに、被爆地長崎の原点でもあります。
 被爆者たちが自らの体験を語ることで伝え続けてきた、その平和の原点がいま揺らいでいるのではないか、という不安と懸念が、急ぐ議論の中で生まれています。日本政府にはこの不安と懸念の声に、真摯に向き合い、耳を傾けることを強く求めます。

 長崎では、若い世代が、核兵器について自分たちで考え、議論し、新しい活動を始めています。大学生たちは海外にネットワークを広げ始めました。高校生たちが国連に届けた核兵器廃絶を求める署名の数は、すでに100万人を超えました。
 その高校生たちの合言葉「ビリョクだけどムリョクじゃない」は、一人ひとりの人々の集まりである市民社会こそがもっとも大きな力の源泉だ、ということを私たちに思い起こさせてくれます。長崎はこれからも市民社会の一員として、仲間を増やし、NGOと連携し、目標を同じくする国々や国連と力を合わせて、核兵器のない世界の実現に向けて行動し続けます。世界の皆さん、次の世代に「核兵器のない世界」を引き継ぎましょう。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故から、3年がたちました。今も多くの方々が不安な暮らしを強いられています。長崎は今後とも福島の一日も早い復興を願い、さまざまな支援を続けていきます。

 来年は被爆からちょうど70年になります。
 被爆者はますます高齢化しており、原爆症の認定制度の改善など実態に応じた援護の充実を望みます。
 被爆70年までの一年が、平和への思いを共有する世界の人たちとともに目指してきた「核兵器のない世界」の実現に向けて大きく前進する一年になることを願い、原子爆弾により亡くなられた方々に心から哀悼の意を捧げ、広島市とともに核兵器廃絶と恒久平和の実現に努力することをここに宣言します。

2014年(平成26年)8月9日
長崎市長 田上 富久

 

次は、被爆者代表、城台美弥子さんの『平和への誓い』です。
簡にして明、必要にして十分。
完璧なスピーチで、とても感動しました!!



被爆者代表:城台美弥子さん「平和への誓い」全文 

 一九四五年六月半ばになると、一日に何度も警戒警報や空襲警報のサイレンが鳴り始め、当時六歳だった私は、防空頭巾がそばにないと安心して眠ることができなくなっていました。
 八月九日朝、ようやく目が覚めたころ、魔のサイレンが鳴りました。
 「空襲警報よ!」「今日は山までいかんば!」緊迫した祖母の声で、立山町の防空壕(ごう)へ行きました。
爆心地から二・四キロ地点、金毘羅山中腹にある現在の長崎中学校校舎の真裏でした。
しかし敵機は来ず、「空襲警報解除!」の声で多くの市民や子どもたちは「今のうちー」と防空壕を飛び出しました。

 そのころ、原爆搭載機B29が、長崎上空へ深く侵入して来たのです。
 私も、山の防空壕からちょうど家に戻った時でした。お隣のトミちゃんが「みやちゃーん、あそぼー」と外から呼びました。
その瞬間空がキ...ラッと光りました。その後、何が起こったのか、自分がどうなったのか、何も覚えていません。しばらくたって、私は家の床下から助け出されました。
外から私を呼んでいたトミちゃんはそのときけがもしていなかったのに、お母さんになってから、突然亡くなりました。
 たった一発の爆弾で、人間が人間でなくなり、たとえその時を生き延びたとしても、突然に現れる原爆症で多くの被爆者が命を落としていきました。私自身には何もなかったのですが、被爆三世である幼い孫娘を亡くしました。わたしが被爆者でなかったら、こんなことにならなかったのではないかと、悲しみ、苦しみました。
原爆がもたらした目に見えない放射線の恐ろしさは人間の力ではどうすることもできません。
今強く思うことは、この恐ろしい非人道的な核兵器を世界中から一刻も早くなくすことです。
 そのためには、核兵器禁止条約の早期実現が必要です。
被爆国である日本は、世界のリーダーとなって、先頭に立つ義務があります。
しかし、現在の日本政府は、その役割を果たしているのでしょうか。
今、進められている集団的自衛権の行使容認は、日本国憲法を踏みにじる暴挙です。
日本が戦争できるようになり、武力で守ろうと言うのですか。武器製造、武器輸出は戦争への道です。
いったん戦争が始まると、戦争は戦争を呼びます。歴史が証明しているではないですか。
日本の未来を担う若者や子どもたちを脅かさないでください。被爆者の苦しみを忘れ、なかったことにしないでください。
 福島には、原発事故の放射能汚染でいまだ故郷に戻れず、仮設住宅暮らしや、よそへ避難を余儀なくされている方々がおられます。小児甲状腺がんの宣告を受けておびえ苦しんでいる親子もいます。このような状況の中で、原発再稼働等を行っていいのでしょうか。使用済み核燃料の処分法もまだ未知数です。早急に廃炉を含め検討すべきです。
 被爆者はサバイバーとして、残された時間を命がけで、語り継ごうとしています。小学一年生も保育園生も私たちの言葉をじっと聴いてくれます。この子どもたちを戦場に送ったり、戦禍に巻き込ませてはならないという、思いいっぱいで語っています。
 長崎市民の皆さん、いいえ、世界中の皆さん、再び愚かな行為を繰り返さないために、被爆者の心に寄り添い、被爆の実相を語り継いでください。日本の真の平和を求めて共に歩みましょう。私も被爆者の一人として、力の続くかぎり被爆体験を伝え残していく決意を皆様にお伝えし、私の平和への誓いといたします。

 平成二十六年八月九日
 被爆者代表 城台美弥子
(東京新聞)
********************************

また、今、長崎市では、今回の平和宣言に賛同を募集しています。
賛同される方は、下方のボタンをクリックしてください。


(み)
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みんなの海の会の報告、上関『奇跡の海』国際シンポジウムのお知らせ、他

2014年08月09日 | お知らせ

6月に「みんなの海プロジェクト」と題して、祝島の人々への寄付を募りました。

http://blog.goo.ne.jp/nonukes2013/e/206c07c0e3cb0e96d2af7d11d809c619

予想の4倍を超える寄付を多くの方々が、寄せてくださいました。

本当に、ありがとうございました。

「いのち・未来 うべ」からも、「菊地洋一さん講演会」のカンパと一緒に、総額15万円を寄付しました。

下記がその報告です。

http://minnanoumi.jimdo.com/カンパお届け報告/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

カンパお届け報告

 このキャンペーンは、呼びかけ開始から約1ヶ月半という、限られた期間でおこなった緊急キャンペーンでした。上関原発のための漁業補償金の問題に、ここ1年以上ものあいだ揺れつづける祝島の状況を目の当たりにして、やむにやまれぬ思いで模索し、上関原発を建てさせない祝島島民の会(以下、島民の会)の運営委員の方々にご相談させていただきつつ検討を重ね、傍観でも介入でもない何かができないかと、勇気を奮いおこして立ちあげた試みでした。

 
 お陰さまで多くの皆さまのご協力に支えられ、思いがけない早さで目標額を達成することができました。祝島の方々への敬意と感謝と応援の念が、全国のそして世界の各地に、広く厚く存在すること実感しました。その後も祝島への応援の輪は広がりつづけ、 一次締め切りとした7月18日 現在、2363人の方々が20,106,106円をお寄せくださっています。これほど多くの方々が、祝島のためにすばやいアクションを起こしてくださったこと。寄せてくださったカンパやメッセージや絵に託された気持ち。それをお届けする役目の重さ。まさに身の引き締まる思いで迎えた7月21日の海の日でした。発起人3人で相談し、カンパの目録には次の言葉を記しました。

 「祝島島民のみなさまが、これまでの三十二年間、上関原子力発電所計画に抗い、海や山、暮らしを守り続けてきたことに、心からの敬意と感謝を表します。私たちは、これからも祝島の方々と共に闘い、学び合い、喜び合える者でありたいと願います。ここに有志二三六三人からの応援金20,106,106円を、謹んで贈呈致します。」

 

 この言葉を、発起人である纐纈あやと山秋真、事務局を引き受けてくださった山本裕美さんの3人で一文ずつ申し述べ、カンパの目録・皆さまが寄せてくださったメッセージ・イラストレーター黒田征太郎さんが「祝島のために役立ててほしい」と寄せてくださった『海の絵』を、島民の会の運営委員の方々へ手渡しました。

山口・広島方面の8名の方々が、カンパにご協力くださったうえ、この日も祝島へ駆けつけ、ご一緒してくださったので、おひとりずつメッセージをいただきました。祝島の方々は、そうした心をしっかりと受けとめてくださいました。受けとってくださる側も、お届けする側も、言葉にできない思いは涙になりました。

  
当日は、「祝島へ感謝と応援届けようイベント」も、郵便局前の広場で開催させていただきました。島民の会さんと祝島の朝市グループさんの多大なるご協力のもと、黒田征太郎さんの『海の絵』30点を祝島の飲食店さんとイベント会場に展示。32年ものあいだ海をまもりつづけてくださった祝島で、『海の絵』を、皆さまにご覧いただくことが叶いました。 

  朝市グループさんは、有志による出店にくわえ、祝島の女性お手づくりの「お昼ごはんプレート祝島スペシャル」の特別販売もご用意くださいました。氏本農園さんの豚肉のカルパッチョ、祝島のちらし寿司、祝島の寒干し大根をつかった島料理「かんぴょう汁」、祝島のもずく、祝島のテングサでつくった黒糖味のところてんと、祝島が守りぬいてきた山海の恵みが満載。祝島の無農薬びわ茶のサービスもあり、32年抗いつづける祝島の底力の源の一端を垣間みせていただくような内容です。 

  昼食のあとは、門司港を拠点に活動をしておられる筑豊大介さんに、猿回しをご披露いただきました。上関の原発計画が浮上したころ若手だった女性たちが、島帽子をかぶり手押し車を押してお集まりくださり、お猿のイッペイちゃんとテッペイちゃんの芸を笑顔で楽しんでくださいました。まだ若いテッペイちゃんは、これまでできなかった技を、この日は涼しげな顔でやってのけたとか。大介さんによると、お客様と会場の雰囲気がとてもよくて、飛躍できた日だったそうです。

  恒例の月曜デモを、この日は特別に午後4時へ繰りあげてくださったので、日帰りで祝島へお越しになられた方もデモに参加させていただくことができました。いつもより長いデモの列から、「原発はんたーい、えいえいおー」「きれいな海をまもろーう、えいえいおー」の声が、梅雨明けの青空に吹く風にのって響きわたりました。

  翌22日は、島民の会の全員集会で、このキャンペーンについてのご報告を発起人の纐纈と山秋からさせていただきました。皆さまがカンパ金とともに寄せてくださったメッセージも、一部ご紹介させていただきました。読みあげられたメッセージに涙される方のお姿もありました。 

   このキャンペーンは、漁協の赤字補填金の支払いという急場をしのぐためのものでした。その目的は、お陰さまで無事に達成することができました。同時に、継続的な支援を模索したいとの声も、少なからず届いています。「みんなの海をわたしも守る」と、今回の呼びかけに応えてくださった方々と手をとりあい、今後もなんらかのかたちで、できることをひとつずつ実践したいと願います。よろしければ、これをひとつの始まりとして、ひきつづきご関心ご協力をお願いできますと幸いです。 



なお、会計報告は後日、このホームページに掲載させていただきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

8月16日、17日、18日の3日間にわたり、上関の”奇跡の海”に生息する貴重な動植物について学ぶ『国際シンポジウム』が、開催されます!!

http://kaminosekimamoru.seesaa.net/article/396884496.html

8月16日は、山口市の山口県立図書館レクチャールームでの開催です。

コーディネーターは、安渓遊地教授(山口県立大学)です。

参加費は500円です。

ご興味のある方は、どうぞご参加ください。

詳しくは、下記のチラシをご覧ください。






ところで、今日(8月9日)は、長崎の原爆が投下された日です。

長崎の原爆は、プルトニウム爆弾でした。(広島はウラン爆弾です。)

いくら戦争中とは言え、なぜあのような物凄い破壊力の核爆弾を、次々と投下しなければいけなかったのか、と今でも不思議に思います。

よろしければ、下記の記事もご覧ください。

「2枚の写真が私たちに教えてくれること(長崎)」

http://botibotiikokaaa.seesaa.net/article/403280605.html

「浦上天主堂の真実」

http://botibotiikokaaa.seesaa.net/article/403432932.html


(み)

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金曜ウォークの報告&9月6日(土) 第3回総会のご案内

2014年08月09日 | お知らせ

 

 

 

昨日の金曜ウォークは、雨だったので、久しぶりに宇部市役所前から新天町のアーケードを歩きました。

道行く人や商店のみなさんに、「カンムリウミスズメと上関の生物多様性~奇跡の海を未来の子どもたちへ~」

の国際シンポジュームのチラシを配布しました。

山口は、8月16日(土)山口県立図書館レクチャールームで開かれます。

  

また、中津瀬神社前では、8月6日、祝島を訪問した浜野副代表らの報告がありました。

上関原発を建てさせない祝島島民の会の事務所で、代表の清水さんからお聞きした貴重な話の報告でした。

また、金曜市民学習会は、原発の温排水で変わる生態系の動画をみて、話し合いました。

 

~~~~~~~~~~~~

いのち・未来うべでは、第3回定期総会を9月6日(土)午後1時半~4時に、宇部市シルバーふれあいセンターで開催することになりました。

以下に、会からの案内を掲載します。

身近なかたに一人でも多く声をお掛けください。

~~~~~~~~~~~~~~

 

                                            2014年8月8日


「いのち・未来 うべ」第3回総会のご案内


会 員 各 位                                
                                    いのち・未来 うべ
                                               代表 安藤 公門

 

猛暑と台風、集中豪雨などが続きます。みなさま、お変わりありませんでしょうか。
さて、当会は、前身の小出裕章さんのお話を聴く会から3年、会として発足してから2年の歩みを経て、ここに第3回総会を開催する運びとなりました。

昨年は、3・8上関原発を建てさせない全県民集会実行委員会が発足しました。待望の全県レベルの旗です。そして、県内・全国に呼びかけて今年の3月には、上関原発を止める32年間の取り組みで史上初となる7000人の集会を実現しました。当会も、山陽小野田・宇部実行委員会のみなさんとともに、集会の成功のために力を尽くしてきました。


また、多くの市民のみなさんと共同で、詩人のアーサー・ビナードさん講演会、上関町祝島の人々の心を伝えるドキュメンタリー映画『祝の島』上映会、さらに「原発をつくった私が、原発に反対する理由」という菊地洋一さん講演会を、それぞれ成功裡に実現することができました。さらに、度々会員が祝島へでかけ、また宇部にもきていただき、交流を深め、「私たち自身の課題」として上関原発を建てさせない取り組みを行ってきました。

原発のない社会、負の遺産を子や孫に残さぬ社会のためには、意志を声に、声を形にして地域と暮らしのなかで示すことが大切だと考えます。祝島の500万円カンパ運動は、目標の4倍、2000万円を2ヶ月足らずの間に、達成しました。この例からも、地域の取り組みはつながっており、全県全国の人々の心に響き、広がりることを確信できます。

ときあたかも、この秋には、鹿児島県で川内原発の再稼働が、原子力規制員会の「合格」「でも安全は審査したわけではない」という誰も責任を取らぬまま強行されようとしています。収束のめどさえ立たない福島原発事故、作業員と子どもたち・住民の被曝の拡大、中間貯蔵施設建設の強行と放射能汚染の拡散など私たちが声を挙げなければならない課題は山積しています。そして、村岡山口県知事は、県民の反対の声を無視し、数々の法律違反を犯し、公有水面埋め立て許可の判断を来年5月までさらに1年延長して、原発の新設増設の動きを待とうとしています。


このときにあたって、昨年総会以来の私たちの足跡を振り返り、つかみとった貴重な教訓を確認し、新しい若い人を迎え、次の一年間の方針を提案・討論・共有したいと考えます。
ぜひ万障お繰り合わせの上、ご出席いただきますよう、よろしくお願いいたします。

                
                      記

日時:9月6日(土)日)13:30~16:00
場所:宇部市シルバーふれあいセンター 第3講座室
 〒755-0033 宇部市琴芝町二丁目4番25号 電話 0836-38-7000
 電車…JR琴芝駅下車 徒歩2分 琴芝駅前バス停下車 徒歩2分

 

 

 

 

 

 

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「いのち・未来 うべ 通信」第4号が発行されています。

2014年08月06日 | お知らせ

第4号が、発行されています。

 

A4 全8ページです。

表紙の一部と編集後記の写真をアップします。

 

 

 

 


ご希望の方は、

お近くの知り合いの会員に連絡するか、

ando-maipenrai★nifty.com

(★を@に変換してください)

へメールをください。





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