いのち・未来 うべ

わたしたちは、原発のない安全な未来を
子どもたちに残すことを願って活動しています

26日、山口県庁前の祝島島民のみなさんと脱原発の仲間たち

2014年06月27日 | 活動の報告

【報告 その1】


昨日、祝島のみなさんは、広島の中電本社前でのアピールを終えて大型バスで駆けつけ、「上関原発を建てさせない山口県民大集会」の有志と合流し、山口県庁広場でさらに抗議の声をあげました。

山口県は、広島で開かれた中国電力の株主総会で「山口県は原発には反対」と株主としての権限を行使すれば、どんなに県民に知事は感謝されたでしょう。

逆に、山口県は白紙委任することで、中国電力の上関原発計画を支持することを明らかにしたのです。

公有水面埋立の来年1年間の再問い合わせの本質が、「上関に原発をつくるため」であることが明白になりました。

毎日新聞の記事(下記参照)は、島民の会代表の清水さん、福島県から阿武町に避難移住した浅野容子さん(山口県避難移住者の会)などの県庁広場の集会の発言を丁寧に記録しています。
「村岡知事が中山間地支援というならまず上関原発白紙撤回をすること」と発言したのは、知事と同じ宇部市西岐波生まれの浜野さん(いのち・未来うべ副代表)です。

マイクを使うかどうかで県の管財課は発言を抑える妨害に出てきました。

これに抗議してくれたのは、県議会議員の木佐木大助さんと佐々木明美さんです。

                                                 (6月27日毎日新聞山口版)

祝島のみなさんは、この日も仕事を休み、自費でバスを雇って来られています。

こういう活動を31年も続けていることは、本当に凄いことだと思います。

村岡県知事は、阿武町の道の駅の開店に行かれたのでしたら、是非、祝島へも足を運んで、県内の中山間地支援をしてもらいたいと思います。


【報告 その2】

 

普通こんなに大きな新聞広告を、私たちのような小さな市民団体が出せないのですが(お金がない!)趣旨に賛同してくれる人がことを運んでくれたのです!!
とても感謝申し上げます。

上関原発を止める声を大きくするためにも、菊地講演会へぜひ参加してください。

昨日、会場のシルバーふれあいセンターに「終わる時間は何時ですか?」と問い合わせがありました。
終了時間は、4時半を予定しています。

多くの皆さんのご参加をお待ちしております。

よろしくお願い致します。


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木林 紀生男さんの死を悼み、原発ゼロ・上関原発ストップのために取組むことをあらためて誓います

2014年06月26日 | お知らせ

先日来、お知らせしていますように、今日は、祝島のみなさんとともに、県庁抗議行動の日です。

中国電力の株主総会で抗議の意思表示をされてきた祝島のみなさんと一緒に、3・8上関原発を建てさせない全県民集会事務局の呼びかけで、抗議の声をあげます。


ところで、山陽小野田宇部の実行委員会からは、今日、悲しい残念な報告をしなければなりません。

木林 紀生男(きばやし きせお)さんが、6月9日、急逝されました。73歳でした。

木林さんは、実行委員会の先頭にたって、山陽小野田市からバスで3・8集会に参加を呼びかけたり、山陽小野田市役所前からの金曜ウォークの先頭に立ってこられました。

もともと、木林さんは、山陽小野田市の市民運動の担い手として、緑陰塾などの環境グループや条例制定の会などで活動されている著名な方でした。

3・8全県民集会の実行委員会が山陽小野田市や宇部市でつくられたときに、諸手をあげて歓迎の意を表して、徳重洋子さんともに、多くの市民のみなさんを誘って参加され、先頭にたって脱原発の意志を強く表明してこられました。

 

浜野勝さん(いのち・未来うべ 副代表、菊地洋一講演会実行委員会世話人)

彼とは、同じ年令あったこともあって気があった。同級生のような感じで何度も話し合った。亡くなる前も、次のように言っていました。「私たちの年になるともう、欲もそんなにない、あれもこれもそんなにないが、福島の原発事故のあとの日本の社会のことが心配でたまらない。原発ゼロと上関原発を止めることだけは自分の宿題として、最後まで取り組みたい。」私も、この言葉を私も忘れずに、取り組みたいと思います。

 

秋本和美さん(3・8上関原発を建てさせない山陽小野田市実行委員会)

木林さんを失って残念でなりません。山陽小野田市で始まった原発ゼロの取り組みを絶やさずに大きくしていくことで、こたえたいと思います。

 

 

=============

 

 

菊地洋一さん講演会

と き:2014年7月6日(日)午後1時半~4時半

ところ:宇部市シルバーふれあいセンター 2Fホール

参加費:前売り 500円(当日700円)

  学生300円  高校生以下無料

主催:実行委員会 (080-6331-0960)

メール:ando-maipenrai★nifty.com ★を@(半角)にして送信してください。

 

詳しくは、いのち・未来うべ の記事をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nonukes2013/e/b40cbf5687cb109c72f6de62355d8477

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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7月6日、菊地洋一講演会)学生300円、高校生以下は無料とします。

2014年06月25日 | お知らせ

昨日、開かれた菊地洋一講演会の実行委員会で、高校生・学生の料金をどうするか、あらためて話し合われました。

というのは、実は、高校生からのまとまった参加の打診があったからです。

この問題は、当初論議されたのですが、結論が出ていませんでした。

昨夜の会議では、木下愛・実行委員長の

「若い人にもっと多く参加してもらって、菊地さんのお話を聞いてもらいたい」

という一言で、決まりました。

 

というわけで、

学生 300円

高校生以下 無料

となりました。

 中学生も、ぜひ、ぜひ、ぞうぞ!!

 


菊地洋一さん講演会

と き:2014年7月6日(日)午後1時半~4時半

ところ:宇部市シルバーふれあいセンター 2Fホール

参加費:前売り 500円(当日700円)

主催:実行委員会 (080-6331-0960)

メール:ando-maipenrai★nifty.com ★を@(半角)にして送信してください。

 

詳しくは、いのち・未来うべ の記事をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nonukes2013/e/b40cbf5687cb109c72f6de62355d8477

 

菊地洋一さんの本

 

 http://amzn.to/1q9kepZ

↑ アマゾンでなか見検索が可能です。

当日、会場でも販売します。

 

 

 

 

 

 

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菊地洋一講演会)予約を電話とメールで受け付けています。

2014年06月24日 | お知らせ

7月6日(日)の菊地洋一氏の講演会が、いよいよ近づいてきました。

遠方の方でチケットの入手が困難なかたは、

電話、メールでも予約(前売り)を受け付けています。

ご利用ください。

 

 

菊地洋一さん講演会

と き:2014年7月6日(日)午後1時半~4時半

ところ:宇部市シルバーふれあいセンター 2Fホール

参加費:前売り 500円(当日700円)

主催:実行委員会 (080-6331-0960)

 メール:ando-maipenrai★nifty.com ★を@(半角)にして送信してください。

 

 詳しくは、いのち・未来うべ の記事をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nonukes2013/e/b40cbf5687cb109c72f6de62355d8477

 

 

 

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祝島の人たちと行動しよう~!!

2014年06月24日 | お知らせ

①6/26祝島島民の会の抗議行動への連帯呼びかけ

山口県は、上関原発計画の公有水面埋立期限を、また1年延長しました。

山口県は、今の山口県知事(比較的若い)は、山口の豊かな自然を守る気はないのでしょうか?

あの美しい海、たくさんの生き物が生息し、祝島の人々もそれを壊さないように一生懸命に守っている海を、未来の世代に残したくないのでしょうか?

あの海を31年間、守り続けている祝島の人々が、山口県庁前に集まって、抗議の集会を開きます。

私たちも、再び、祝島の人々と一緒に、「豊かな海を守って!!」と、山口県に抗議の声を上げましょう~!!

この日は、広島市の中国電力本社で株主総会が開かれ、祝島の人々は、本社前で抗議の集会を開いた後に、山口県庁前に来られます。

一緒に、抗議の声を上げましょう~!!

日 時:6月26日(木)15:00から1時間を予定

場 所:山口県庁前広場


②6月27日(金)17:00~ 定例の山口県庁前行動

翌日の27日には 、毎月行われている県庁前行動も、いつものように行われます。

上関原発建設反対の意思表示を続けましょう。

アピールしたいことがある人は、言いたいことを用意して持って来てください。

 

③山口県議会の傍聴の呼びかけ

625日から開催される山口県議会6月定例会で、72()午前中に、木佐木大助議員と佐々木あけみ議員が、上関原発計画について質問されます。

この日、傍聴席を上関原発建設反対の意志を持つ人たちで埋め尽くし、村岡知事にプレッシャーをかけたいと思います。

また、77()から9()にかけて、午前10時半から土木建築委員会が開催され、こちらも傍聴可能とのことです。

より具体的に公有水面埋立免許延長申請判断先送りの件が協議されることになるので、こちらにもぜひ傍聴にお出かけください。

7月2()10:00~ 木佐木大助議員

      11:15~ 佐々木あけみ議員

79日の委員会の開催場所については、25日以降に山口県議会ホームページに掲載される予定ですので、以下をチェックしてください。

 山口県議会ホームページ↓

http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a30000/index/index.html



以上、3件、今週から来週にかけての抗議活動のお知らせでした。

どれか一つでも、ご興味のある方、また県議会を傍聴したことのない方は、これを機会に一緒に参加されませんか?

 

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7月14日 アーサー・ビナードさん講演会 in 防府 

2014年06月14日 | お知らせ

昨年、宇部市で講演され、3・8山口県民大集会にも参加された、あのアーサー・ビナードさん(詩人・絵本作家・エッセイスト・翻訳家)が、7月に防府市で講演されます。

またまたどんなお話をされるのか、とても楽しみです!!

 

アーサー・ビナードさん講演会

 「今を生きるすべてのひとへ」~未来への提言~

 

日 時:7月14日(月)19:00~21:00(18:30開場)

場 所:ルルサス防府 多目的ホール

入場料:前売り 一般800円 高校生400円 中学生以下無料

      当日 一般1000円 高校生500円

チケット取扱い:アスピラート

主 催:エコシフトほうふ

問合せ:0835-22-1275(草地)  メール:hofuch@royal.ocn.ne.jp

*託児有り。7/7までに上記にご連絡ください。

*防府市外の方で前売り券をご希望の方は、事前に草地さんに問い合わせた方のみ、前売り料金で参加できます!

*著書の販売は少しありますが、サイン会は未定です。



 

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明日、映画『標的の村』上映会、山口市、岩国市で。

2014年06月13日 | お知らせ

今年の4月18日の金曜学習会で、沖縄の学生、知念優幸さんがゲストで話してくれました。

私たちは、そこで映画『標的の村』のことを知りました。

 

 

 

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「マスコミ教育のせいかもしれないが、、あまりにも無関心な本土のみなさんの沖縄についての無知をなんとかしたくて、今度の全国の旅を考えた」と目的を語ってくれました。

その後の参加者との質疑応答で、

「60年安保の前に、海上で交流会を行ったことがある」

「ベトナムに見立てた標的の村があることをこの映画で初めて知った」

「69年の沖縄デモに参加したことがあるが、それ以来、沖縄を忘れていたわけではないが、ますます厳しい現状になっていて申し訳ない」「原発と憲法9条、原発と沖縄の問題は切っても切れない、根っこにつながりがある」

「若い人の参加が沖縄でも減っていることは心配」

「スラップ訴訟は、祝島でもたたかわれている。共に力を合わせたい」

などの意見が出されました。

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詳しい報告は、

いのち・未来うべのブログ

http://blog.goo.ne.jp/nonukes2013/e/55bf81c09780754f2048e45eac37f627

をご覧ください。


その映画が、山口市と岩国市で明日開かれます。

 

公式ブログと上映予定

http://www.hyoteki.com/jyouei/



山口市 山口県教育会館

http://www.saporant.jp/event/event_view.php?id=7622

前売り券を「いのち・未来うべ」事務局でも扱っています。

ご連絡ください。 080-6331-0960

 

岩国市 中央公民館

https://www.facebook.com/events/644620412280674/?ref=22


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原発技術者の話を聞きましょう!

菊地洋一講演会 

原発をつくった私が原発に反対する理由

7月6日(日) 午後1時半

宇部市シルバーふれあいセンター2Fホール

主催:実行委員会 (代表:木下 愛)

問合わせ:連絡先 いのち・未来うべ 080-6331-0960 

 

 

金曜ウォーク プラカード・提灯などをもって脱原発をアピール

毎週金曜日午後6時 

宇部市役所前集合 ⇒ 中央町 ⇒ 宇部新川駅前 ⇒ 宇部市役所

市民学習会 テーマを決めて報告と討論

午後7時から8時半 緑橋教会 (宇部市役所裏)

6月13日 美味しんぼ問題の整理 (会員のレポートと討論)

6月20日 福島・東日本の放射能汚染の現状と避難保養

    報告:横見出さん(山口県避難移住者の会)

 

 

 

 

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3・8事務局から 抗議行動の呼びかけ。6月16日、26日、27日

2014年06月09日 | お知らせ

上関原発を建てさせない全県民集会実行員会から抗議行動のアピールが出されましたので転載します。

まずは6月16日村岡県知事への申し入れ、26日祝島島民の会との連帯行動です。

 

山口県議会での質問と合わせた議会傍聴も必要です。

日程が決まり次第、ここでもご案内します。

また、定例、第4金曜日の抗議行動は、予定通り行います。

6月27日午後5時 県庁広場です。

都合のよい時間を選択して、波状的で集中的に抗議の声を届けましょう。

私たちの会でも、7月6日(日)菊地洋一講演会とあわせて、集中的に取り組みたいと思います。

 

 

上関原発を建てさせない山口県民大集会
賛同者の皆さま

集会事務局長の草地大作です。以下、抗議行動を呼びかけます。


(1)先月5月14日に、村岡嗣政山口県知事が集会参加者一同の願い及び、署名を寄せられた方々の思いを踏みにじって、判断を先送りにしました。このことに対して、集会事務局会において抗議の申し入れを行うことを決定しました。添付の申入書を提出し、抗議の意志を明確に示したいと思います。

当日は、県側の要請で10人までしか入室できませんが、申し入れ後に報告の時を持ちたいと思います。どうぞ、ご一緒くださいますよう、ご案内いたします。

申し入れ 2014年6月16日(月)14:00~15:00
報告    同 15:00~15:30(多少後ろにずれ込むことも想定されます)

(2)祝島島民の会の方々が県庁前にて抗議行動を行われます。
中国電力株主総会が行われる当日、広島の中電本社前での抗議行動の後、山口県庁まで赴かれます。ぜひ、祝島島民の方々の抗議に合わせて、わたしたちも声を上げたいと思います。
どうぞ、ご参集ください。

日時 2014年6月26日(木)15:00頃から約1時間を予定
場所 山口県庁前広場

以上、よろしくお願いいたします。

 

参照:申し入れ文書(テキスト)

 

山口県知事
村岡嗣政様
            20 1 4年6 月1 6 日
               上関原発を建てさせない山口県民大集会
                       共同代表 清水敏保
                       共同代表 田川章次
                       共同代表 那須正幹
                       事務局長 草地大作
                       〒747-0035防府市栄町1-2-1
                       0835-22-1275(FAX兼用)


中国電力による公有水面埋立免許延長申請に係る判断先送りに対する申し入れ


山口県知事として、県民のためのお働きを志し、日々重ねられる努力に対し、心より感謝申し上げます。
わたしたちは今年3月に、上関原発を建てさせない山口県民大集会を開催し、約7 0 0 0人の参加者と共に「上関原発はいらない」との声を高らかにしました。
そして3月2 6日には貴職に対し、その集会で採択された決議及び、公有水面埋立免許の不許可を求める要望署名1 0万6 5 0 7筆を提出しました。多くの山口県民の意思として、上関原発建設を前提とする埋め立てを認めないでほしい、という切なる願いが込められた集会宣言と署名を、知事はしっかり受け止められたはずです。

しかしこのたび、知事は、県民の意思と願いを無視して、中国電力からの埋立免許延長申請に6 度目の質問を提出し、その回答期限を2 0 1 5 年5 月1 5 日としました。山口県民のために働かれることを第一とする県知事にあって、県民として、とても看過できない決定といわざるを得ません。この決定は、2 0 1 3年3月に山本繁太郎前知事が行ったのと同様の「判断先送り」に他なりません。
山本前知事の判断に対しては、行政上の瑕疵を巡って住民訴訟も起こされていることを、知事はご存知のはずです。にもかかわらず、知事は同様の決定をしたのであり、県民の提訴という抗議すら無視するというこの態度は、断じて認めることはできません。

5月2 1日に福井地裁は「大飯原発の運転差し止め」を命じた判決要旨で、「人格権は憲法上の権利であり( 1 3 条、2 5 条) 、また人の生命を基礎とするものであるがゆえに、我が国の法制下においてはこれを超える価値を他に見出すことはできない」と明記しました。また、その人格権を著しく奪うのが原子力発電所の事故であると判断しました。この判決こそ、山口県知事としての判断を下す際に参考にすべきものと考えます。山口県民の人格権を守る責務を有する知事として、わたしたちの願いを真摯に受け止め、公有水面埋立免許を即刻不許可とするとともに、上関原発建設計画白紙撤回を標榜されるよう以下のとおり申し入れます。


知事が中国電力の公有水面埋立免許延長申請の判断を先送りにし、再質問を行ったことに対して厳重に抗議すると共に、以下の要望と質問をいたします。なお、回答については申し入れ当日に文書でお渡しくださいますよう、お願いいたします。


申し入れ事項

1 . 公有水面埋立免許を即刻不許可とすること
2 . 中国電力より提出された公有水面埋立免許延長申請に対してなされた6度目の質問で、1年間の回答期限を設定した根拠を明確に答えること
3 . 県民の人格権を守るために、上関原発計画の白紙撤回を標榜すること

                                                以上

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美味しんぼ・鼻血問題)がれき問題を考える会・福岡の宣言

2014年06月09日 | お知らせ

 先週と先々週の金曜市民学習会は、福井地裁の大飯原発運転差止め判決の要旨をテキストに学習会を行いました。原発の危険性が、人格権の否定にあることを学びました。それはだれも犯すことのできない、すべてに優先する私たちの生きる権利・生活し暮らす権利です。経済の論理と天秤にかけられるものではありません。

 今週の金曜学習会は、その中で論議になった福島の放射能汚染の実際を美味しんぼ・鼻血問題の整理を行いながら、みんなで討議します。

おりしも、がれき問題を考える会・福岡のみなさんが、宣言を出されました。

2012年の北九州市の放射性廃棄物・がれきの受け入れ焼却に反対する取組みを、私たちの会も結成直後に宇部市から何度も北九州市に通って行ってきました。今、あらためて北九州市や周辺の健康被害に言及されていること、放射能汚染との対峙を曖昧にせずに表明していることに、賛同の意を込めて掲載させていただきます。

次回の市民学習会(詳細は末尾)でも資料として討議します。

 

     「美味しんぼ」の休載決定についての宣言 
                   -掲載再開に期待する-

                      がれき問題を考える会・福岡
                           福岡市早良区有田5丁目17番7号荒木事務所気付 
                                2014年6月7日


  はじめに

 雑誌スピリッツ連載の「美味しんぼ」の記述は事実であるにも拘わらず、石原伸晃環境大臣、安倍晋三総理大臣などが、あげて掲載内容に対する出版抑制発言を繰り返したのですから、一連の言動は、内閣による、憲法違反の、「表現の自由」破壊行為だといわざるを得ません。

休載決定は前から決まっていたとされていますが、このままの終了は出版社としての自死行為です。出版元の小学館には「美味しんぼ」のなるべく早い掲載再開を期待します。
 以下、争点を列記し、私たちの見解を付し、わたしたちが求めること結論としてまとめ、宣言を発します。

 論ずべき争点

 争点は次の3点だと思われます。

1.鼻血が事実か。

2.それが福島原発事故(以下「事故」)と相当因果関係にあるのか。

3.福島で、農家が農業再生に傾注しているところ、人体の放射能被害を訴えることが風評被害になるのか。

争点に対する私たちの見解

1.鼻血について
鼻血の事故以来の異常急増は事実です。それは、福島だけではなく、私たちが知る限りでも関東地方(東京・千葉・埼玉・神奈川・群馬そして茨城)、さらには、震災がれきを北九州市が焼却した直後に北部九州、具体的には北九州市と福岡市博多湾沿岸部などで、小児や大人にこれまで経験したことがなかった異常な鼻血が出たという愁訴が寄せられました。


2.事故との相当因果関係について
鼻血と事故との相当因果関係は、鼻血患者の自己申告のなかに厳然と存在します。病因的調査だけではこのような真実について解明することはできません。政府や東電は病因的調査だけを科学だとして、疫学的調査を認めようとしませんが、両方とも因果を究める科学であり、その両方を実施しなければ真実にたどり着くことはできません。一般の市民が疫学的な調査も科学であることを知らないので、政治家が市民の無知を悪用しているのです。

2-1 病因的調査とは、どういう物質(細菌)が人の細胞に入って、どういう破壊行為をして、どういう病気を引き起こすか、という調査です。

2-2 一方、疫学的な調査とは、例えば、水俣湾の魚を食べた人と食べていない人を数千人とか大勢調べて比較して原因に迫ることです。とても時間がかかります。大勢を長期間調べなくてはならないので、地方自治体や大学病院などの専門機関の協力がないと実施が難しく、医師の個人的努力だけでは出来ません。政府が原因の隠蔽に傾いている日本では余計に立証が困難であり、その間に被害がどんどん拡大したのが、水俣をはじめ、これまでの日本の公害と公害病の実態です。水俣でチッソ排水との因果関係を最初に発見したのは、漁民であり、水俣病患者です。また、実験的に猫に排水を飲ませることで証明したのはチッソの付属病院の医師でした。原田正純医師や公害Gメンたちの真摯な努力によって政府が水俣病の原因がチッソ水俣の工場排水に含まれる水銀であると認めるまでには長い時間がかかりました。

 鼻血と事故との因果関係究明には疫学的調査が必要です。国と東電は、「鼻血と事故の因果関係はない」と立証できない限り、国際的に認められている予防原則にしたがって、因果関係があると考えて対策を立てるべきです。

3.風評被害について
 風評被害とは、風の噂によって白いものが黒いと誤解され、売れなくなったり嫌われたりすることです。しかし、今起こっているのは、内閣が事故との関係を一方的に否定して評する風評被害の類ではなく、深刻な環境と健康における実害状況なのです。事故後、多数の人々がそれまで体験したこともない異常な鼻血が発症しました。後掲する北九州市での「健康被害(症状頻度)」図は、震災がれき焼却時の鼻血など健康被害を示しています。雑誌連載で「美味しんぼ」が伝えたのは、福島県内での、鼻血や倦怠感などの健康被害なのです。

 住民の健康が苛まれ、農民が直面し格闘している農産物汚染の原因は放射能の存在そのものであり、そうした実害発生の責任は内閣と東電にあります。鼻血と事故との因果関係究明には、前述したとおり、病因的調査だけではなく、国の協力が必須となる長期の疫学的調査が必要となってきます。にも拘わらず、内閣は、そうした因果関係究明のための本格的調査を実施することなく、健康被害を「風評被害」問題だとして、事故由来の放射能被害の実害であることを否定して、市民・住民から真相を隠すために、常套手段として「風評被害」だと言を弄しています。

私たちが内閣、東電などに求めること
よって、私たち「がれき問題を考える会・福岡」は内閣総理大臣、環境大臣、経済産業大臣、原子力委員会委員長、原子力規制委員会委員、東京電力株式会社社長、福岡県知事、北九州市長、福岡市長などに次のことを求めます。
並びに、マスメディア各社に、輿論を喚起するためこの宣言の広報を依頼します。


              記

1,国と東電は、鼻血の事実を、福島原発事故による放射性物質の拡散が続き、環境に現存し続け、人の健康を蝕んでいる証拠として理解すること。その理解に基づき、被害と事故との相当因果関係実証のために欠かせない、病因的調査だけではなく、チェルノブイリ原発被害に関して実施された疫学的調査を福島住民並びに避難した元福島住民全てに実施し、放射能被害の健康診断を実施すること。また、震災がれきを焼却した、大阪市と北九州市及び近隣地域の環境放射能被害調査にも同様の調査を行い、健康診断を実施すること。

2,上記の調査方法で、事故と被害の相当因果関係を明確にするとともに当面の課題として、1992年の国連環境会議や1998年のウィングスプレッド宣言で示された予防原則に基づき、因果関係があることを前提とした環境の放射能汚染からの回復と健康被害救済のための対策を講じること。

3,実際に起こっているのは、風評被害ではなく、放射能被曝に苦しむこどもと大人の呻吟です。大地と大気などの環境への放射能汚染と健康被害という実害であることを認識し、対策を講じること。それは、風評被害だという断定をやめて、最優先で実施されるべき国の政策です。


4,「美味しんぼ」掲載出版物への出版抑制につながる発言など、表現の自由権を侵奪するすべての言動を取り消し、市民・住民に謝罪すること。


 注)2012~13年に北九州市が宮城県石巻市より震災がれきを運び入れ、市の3工場で焼却処理し、焼却飛灰を煙突から広域に飛散させた際の健康影響調査の250件以上の集計報告書があります。「北Qのこどもを守るねっとわーく」が実施したもので、環境省及び北九州市環境局に提出されており公文書保管されています。同ネットワークのブログで全データを観ることができます。

http://ameblo.jp/kitakyu-mamoru/entry-11571434715.html

2012年9月17日北九州市災害廃棄物本焼却開始以降に発生した市民の体調異変(PDF) リンクより

また、次の二つの図「健康被害(症状頻度)」は、北九州市の北川喜久雄医師が「北Qのこどもを守るネットワーク」の資料を分析・作成されたもので、2013年に同医師が全国保険医団体連合会の医療研究集会で発表された資料です。

 

 

転載は、以上。改行は、管理人が行いました。

========

 

原発技術者の話を聞きましょう!

菊地洋一講演会 

原発をつくった私が原発に反対する理由

7月6日(日) 午後1時半

宇部市シルバーふれあいセンター2Fホール

主催:実行委員会 (代表:木下 愛)

問合わせ:連絡先 いのち・未来うべ 080-6331-0960 

 

 

金曜ウォーク プラカード・提灯などをもって脱原発をアピール

毎週金曜日午後6時 

宇部市役所前集合 ⇒ 中央町 ⇒ 宇部新川駅前 ⇒ 宇部市役所

市民学習会 テーマを決めて報告と討論

午後7時から8時半 緑橋教会 (宇部市役所裏)

6月13日 美味しんぼ問題の整理 (会員のレポートと討論)

6月20日 福島・東日本の放射能汚染の現状と避難保養

    報告:横見出さん(山口県避難移住者の会)

 

 

 

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みんなの海プロジェクト 開始!!

2014年06月07日 | 上関白紙撤回

祝島の人々は、32年間、上関原発を建てさせないために、闘われてきたことは、皆さん、当然ご存知ですね?

しかし、闘うにはお金もとても必要なのです。生活もしなければいけませんので。

しかも、山口県漁協祝島支店は、中国電力からの補償金を受け取ってはいません。

これまで何とか頑張られて来ましたが、今、かなりピンチなのです!!

この問題は祝島だけの問題ではありませんね。

http://minnanoumi.jimdo.com/

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「みんなの海じゃ。金では売らん!」

      ― 32年目の祝島がピンチです

 

瀬戸内海に浮かぶハート形の島、祝島。

島民9割が、人生を賭け世代を超えて、上関の原発計画を拒みつづけています。その闘いが、東電の原発事故後、今なお正念場です。

 

海は売っちょらん!

祝島の漁師さんは、中国電力からの108千万円の漁業補償金の受けとりを拒みつづけてきました。漁師さんの明確な意思表示です。このことが原発計画を止める切り札となってきました。けれど今、祝島の漁師さんが追いつめられています。

 

祝島支店の2013年度の赤字は約1,000万円。

高齢化過疎化が進み、水揚げは減り、魚価は低迷。山口県漁協により作られた構造的な赤字も加わり、県漁協祝島支店(旧祝島漁協)の運営は破綻寸前です。数年前から、この赤字を組合員が個人で補填しています。年金をつぎ込み、組合員をつづける漁師さんが大半です。議決権のある正組合員の、少なくとも過半数の意思表示がなければ、補償金を拒めないからです。今年はついに個人での赤字負担が20万円近くになることがわかりました。支払い期限は7月の末日。もう祝島の漁師さんたちだけで背負うのは限界です。

 

みんなの海を私も守る。

私たちのカンパで、志ある漁師さんたちが組合員をつづけ原発を拒みとおすことができます。「補償金を受けとるしかない」と思いつめていた漁師さんの気持ちも変わるかもしれません。ひとりでも多くの漁師さんが補償金を拒めば、漁協の運営改革の議論が可能となります。目標額は500万円。海の日の721日、祝島の漁師さんへ届けましょう。

 

湯浅正恵(広島・上関リンク発起人)

山秋真(『原発をつくらせない人びと』著者)

                                                                        纐纈あや(映画『祝の島』監督 

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カンパの方法

下記の郵便振替(ゆうちょ銀行)口座に送金ください。

一口1000円から何口でも歓迎です。

 

【口座番号】01320-0-90176

【加入者名】みんなの海の会

 

一般金融機関からゆうちょ口座へお振込みの場合はこちらです。

【口座種別】当座預金

【店名】一三九(イチサンキュウ:店名の読み)

【口座番号】0090176

【名義】みんなの海の会(ミンナノウミノカイ)

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皆様のご協力を、どうぞよろしくお願い致します。

 

 


   

 

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