いのち・未来 うべ

わたしたちは、原発のない安全な未来を
子どもたちに残すことを願って活動しています

【川内原発】8月10日再稼働を阻止、ゲート前大行動に結集しよう!!

2015年07月28日 | お知らせ

鹿児島県の川内原発が、8月10日に再稼働されようとしています!!

ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会事務局 向原祥隆さんの要請文です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
川内原発再稼働の日程が、いよいよ確定してきました。
8月10日起動と九電は発言しています。

鹿児島に暮らす人々の人権を蹂躙するのみならず、
西日本、日本全体を崩壊せしめる重大な犯罪行為を、
私たちは、断じて許すことはできません。
私たちは、全国の再稼働に反対する人々に、
川内原発ゲート前大行動への結集を強く呼び掛けます。


★要請文

川内原発再稼働阻止!ゲート前大行動へ、結集を強く呼び掛ける

九州電力川内原発は、日本中の原発が全て停止している中で再稼働一番手に指名され、着々とその準備が進められている。そして遂に、核分裂を開始する起動日が来る8月10日と明らかになった。私たちは心から糾弾し、川内原発ゲート前大行動への結集を強く呼び掛ける。

2011年3月11日、福島第一原発事故を私たちは経験した。福島の住民に対する非道はいまなお続いている。そんな中での川内原発再稼働は、新たな核災害の第一歩にほかならない。再稼働は鹿児島の大地、森、川、そして海を破壊し、鹿児島に暮らす人々の人権を蹂躙するのみならず、西日本、いや日本全体を崩壊せしめる重大な犯罪行為であり、断じて許すことはできない。

川内原発の安全性の論拠は完全に破綻している。予知できない破局的噴火、置き去りにされた地震問題はもとより、構造的、工学的欠陥も多々指摘されている。要援護者をはじめとする避難計画は完全に放棄されている。川内原発に保管されたままの使用済み核燃料888㌧をどうするのか、先は全く見えない。

さらに許しがたいことに、九州電力は「説明と同意」という最低限の義務さえ放棄したままだ。国民の意思と世界の脱原発の流れに反して原子力に固執する安倍総理、九州電力をはじめとする「ニッポン原子力ムラ」の無法が、浮き彫りになった。

私たちを育んだこの鹿児島の大地は、聖なる大地である。私たちは、聖なる大地への蛮行を黙って見過ごすことはない。九州電力が川内原発を起動するその日、ゲート前に結集し、魂の闘いを繰り広げようではないか。私たちは、全国の再稼働に反対する人々に、ともにゲート前で最大の抗議と抵抗を示し、再稼働断念に追い込むことを呼び掛ける。

2015年7月15日
ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会

よろしくお願いします。

 

[Xデーまで2週間]

原発再稼働Xデーまで、わずか2週間。

川内原発再稼働阻止! ゲート前大行動です。

反対の意思ある方! 川内ゲート前に総結集です!

チラシを添付しました。

どんどん拡散してください。

連続行動
■8月7日(金)8:00-10:00
川内原発ゲート前
■8月8日(土)13:00-15:00
川内原発ゲート前

★【起動日前集会】
8月9日(日)13:00―17:00
久見崎海岸(川内原発そば)

★【起動日集会】
8月10日(月)7:00―
川内原発ゲート前

*8/8 12:00―8/9 12:00 久見崎海岸では、川内ウェル亀ロックフェスin くみざきビーチが行われます
*8/9(日)は10:00より、駅から久見崎までのシャトルバスが出ます。

-------------------------------
ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会
事務局 向原祥隆
〒892-0873鹿児島市下田町292-1
TEL099-248-5455
FAX099-248-5457
info@nanpou.com
-------------------------------- 

また、カンパも募集しています!

■川内ゲート前基金(目標1000万円)にご協力をお願いします。
貸切バス等の移動手段の確保、食糧等の生活用品、仮設トイレなどの資材費に有効に活用します。

http://goodbyenukes-kagoshima.jimdo.com/川内ゲート前基金/

(郵便振替口座)加入者名:川内原発再稼働をさせない基金
口座記号番号:01740-7-128775
(ゆうちょ銀行) 名義:川内原発再稼働をさせない基金
口座番号:(普通)32031161

 

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【『日本と原発』上映会】 in 宇部

2015年07月23日 | お知らせ

ドキュメンタリー映画『日本と原発』の上映会が、

7月25日(土)に、宇部市シルバーふれあいセンターで開催されます!!

この映画は、河合弘之さんという弁護士がつくったドキュメンタリー映画です。

山口県内でも何か所かで、上映会が開かれました。

しかし、もっと多くの人に、今まで原発に関心のなかった人にも、日本における原発を取り巻く問題を知ってほしいと思います。

子どもたちや孫、未来の世代のため、未来の地球のために、このまま原発を再稼働させるのか、それとも廃炉に持って行くべきかを考える材料になります。

日本がこのまま原発を持ち続けるのか、それとも廃炉の方向に向かって行くのか、それは私たち市民一人一人の意志にかかっています!!

ドキュメンタリー映画『日本と原発』公式サイト

http://www.nihontogenpatsu.com/

***********************************

日 時:7月25日(土)①13:30~ ②18:30~ (上映時間2時間15分)

場 所:宇部市シルバーふれあいセンター2階ふれあいホール

     (宇部市琴芝町2-4-25 TEL0836-38-7000)

入場料:前売り:一般800円 中高生400円(当日:一般1000円 中高生500円)

主 催:「日本と原発」の上映を成功させる会

後 援:宇部市、宇部市教育委員会、宇部日報、FMきらら

前売券お取扱い:宇部井筒屋、フジグラン、サンパークあじす、おのだサンパーク、逍雲堂美術館(新天町)、うべ★子ども21

問合せ(予約):0836-33-4787(堀田) 090-76405-1062(秋本)

***********************************

上映は、午後と夜の2回あります。

どうぞご都合のよろしい方にお出でください。

多くの皆様のご来場をお待ちしています。

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【アピールの紹介】 最大級の負の遺産を増やすアベ政治は退場を!大久保芙美子さんさんのスピーチ。

2015年07月20日 | 情報

すでにお知らせしまた澤地久枝さんが呼びかけた7月18日の全国一斉アピール

山口県では、萩市、下関市、山口市、周南市、柳井市などで行われたとのことです。

宇部市では、宇部井筒屋前に、

緊急の呼びかけにもかかわらず、40人もの人々が駆けつけました。

 

 

呼びかけ人の堀田雅子さんが、「アベ政治を許さない」と書いたポスターを掲げ、三度の掛け声でスタート。

そのあと、次々とハンドマイクを使ってリレートークが行われました。

10人近い人が、それぞれの意見を述べました。

今回は、いのち・未来うべで、脱原発の活動を行っている大久保芙美子さんのアピールを掲載します。

福島の事故の責任を曖昧にしない立場、原発も戦争もない社会を望むアピールです。

                    (転載歓迎)

==============

 

       最大級の負の遺産を増やすアベ政治は退場を!

 

 皆さんこんにちわ~!!

 私は「いのち・未来 うべ」で脱原発活動をしている大久保と申します。

 今日は、ここで何を話そうかとあれこれ考えてきましたが、まとまらないままここに立っています。

  安倍政権が発足して以来、独裁者の暴走ブリに怒りがこみ上げて脳天に到達しています。

 

 さて、福島第一原発事故は4年たっても未だ収束の見通しもたたない有様です。

原発事故現場では放射能で汚染された地下水や雨水の遮断がうまくいかず、漏れて海へ流れ、溶けた核燃料棒を回収しようにも線量が高くて近づくことが出来ず、実態すら伺うことができない状態です。この地獄のような作業現場での被曝と先の見えない廃炉への道のりが続いています。こんな過酷事故は発電所では原発でしか起こりません。

 また被災者の家族が分断されたり、補償金打切りを盾に放射能がまだ残る地域への帰還を促したり、汚染土がうず高く積まれた地域での暮らしなど、生活の目途もたっていない十数万人もの方々が難民生活を強いられています。

 そして、トイレなきマンションの例えでいわれる、使用済み核燃料棒の最終処分方法も決まっていません。

  そのような中で、負の遺産を増やそうとし続ける安倍政権です。

 現在でも、ギリシャに次ぐ負債を背負っている我が国の状況を無視した政策を進める安倍政権に「退場」と叫びたい。

 アベノミクスという大企業優先政策、特定機密保護法という言論弾圧政策、貧困率を引き上げる雇用制度、懲りない年金組織による年金破綻への道筋をつけ、

 そして憲法をないがしろにした安保関連法案という最大級の負の遺産!!です。

 3.11の経験すら反古にする、原発回帰政策が未来志向のエネルギー政策へ転換できる機会を捨て去るこれもまた最大級の負の遺産!!です。

  安倍さんは心地良い言葉をやたらと使います。いつの時代もどこの国も戦争を始める時、「戦争しよう!! そして侵略しよう!!」なんてことは決して言いません。「世界の安全と平和」「国民の安全と平和」「世界秩序を守るため」なんて耳触りの言葉です。

 これって嘗て原発の安全神話でも「安全・安心」クリーンなエネルギーというキャッチコピーが頭の中を占領しましたよね。

 心地よい言葉の本音を一市民のビビッくる直観力でウソを見抜いて、「退場」と声を上げていきましょう。

 反則だらけで、負の遺産づくりを進める安倍晋三に未来は託せません!!

 安倍さんを政権の座から引きずり下ろしましょう。「安倍さん 退場!!」 

   ありがとうございました。

===================

 

 

 

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【安保法案】私たち日本人はこれでいいのか???

2015年07月13日 | お知らせ

「いのち・未来 うべ」ブログの読者のみなさん

いつもご拝読いただき、どうもありがとうございます。

今回はいつもとは少し趣の違う情報になりますこと、どうぞお許しください。

 

今の安倍政権や自民党は、明らかに「原発推進派」であることは、みなさんもご存知だと思います。

そしてこの政権は、多くの国民の声を無視して、独裁的に事を進めようとしています。

原発に関しても、これからドンドンと再稼働、新設、輸出を進めて行くと思われます。

これは、なんとしても止めなければいけません!!

原発は政治と密接にかかわっている問題ですから、政治を変えないことには、脱原発は達成できないのです。

ご理解、ご協力を、どうぞよろしくお願い致します。

 

15日にも強行採決すると安倍政権が言っている『安保法案』、いわゆる『戦争法案』ですが、

果たしてこれでいいのでしょうか?

国民への説明は十分なされているでしょうか?

国民の60%が反対で、80%が説明が足りないと言っているのにもかかわらず、また多くの憲法学者が「違憲」だと言っていることも無視し、数の力で押し切ろうとしている安倍政権を、私たち国民は、このまま黙って見ていていいのでしょうか?

今、老若男女、特に若者たちや、若いお母さんたちも立ち上がって、この法案に「反対」の意思表示をしています。

連日、国会議事堂周辺では多くの人が集まり、自分たちの声を届けようと、頑張っています!!

12日(日)に広島市で開催された『ストップ!戦争法案』集会&デモには、4500人以上の人々が集まりました!!

「戦争イケン」のプラカードを掲げる人々

 

 安倍総理の地元ということで、冷たい目で見られている山口県民ですが、山口市でも抗議行動が、10日に行われました。

山口市民館前で座り込みをする人々

 

澤地久枝さんや鳥越俊太郎さんたちが提唱されているイベントに、みなさん個人で参加します。
https://sites.google.com/site/hisaesawachi/

★7月18日(土)12:45~

宇部市井筒屋前に集まり、13時に一斉にこのプラカードを掲げる計画です。
http://atta-an.seesaa.net/article/422274217.html

(印刷した紙は用意しますが、出来ればダンボール紙、セロファンテープなどをご持参ください。)

多くのご参加を、どうぞよろしくお願い致します。

 今の安倍内閣のやり方を許すと、日本は、戦前に戻ってしまいます。
世界に誇る憲法9条を70年間も守った日本を、そんな国にしたくはありません。
お子さん、お孫さん、未来の世代のためにも、みんなで日本の民主主義を守りましょう!!
何十年後に、お孫さんたちに、「お爺ちゃん、お婆ちゃんはあの時何をしていたの?」と聞かれても、堂々と胸を張って答えられるように。

人種差別反対運動の途中で凶弾に倒れたキング牧師の言葉



追記

安倍総理の地元の下関市で、15日、18日に反対行動があります。
お時間の許す方は、是非、参加されてください。

★7月15日(水)15:50~
下関市民会館前
https://www.google.co.jp/…/data=!4m2!3m1!1s0x0:0x795d947f18…

★7月18日(土)12:30~
下関駅前人口地番上
https://www.facebook.com/events/392506054273934/

★7月18日(土)13:00~

徳山駅前


 

 

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【上関原発計画スラップ裁判】7月1日傍聴記と意見陳述

2015年07月06日 | 上関白紙撤回

7月1日のスラップ訴訟に集まった人々

 

先日の上関原発計画関連のスラップ訴訟の公判に運良く傍聴できた私たちの仲間、崎田修一さんが、傍聴記を書きました。

公判の様子が、よく判ります。

*******************************

『7.1スラップ裁判の傍聴』         いのち・未来 うべ  崎田修平

 

 7/1(水)13:30-16:35、山口地裁にて、上関原発建設に関わる「損害賠償訴訟」;中国電力による、いわゆる、「いやがらせ(SLAPP;スラップ)」裁判を傍聴してきました。

今回は、被告の二人、橋本久男さんと岡田和樹さんへの尋問が行われました。

開廷前の地裁駐車場広場には、祝島はじめ県内各地から、また、広島からは大型バス2台の応援団など傍聴券を求める人々で溢れました。

300人近い中から傍聴できるのはたった43席でしたが、幸運にもその抽選に当たり傍聴席に座ることができました。

 当日は、橋本さん、岡田さんに対して主尋問が、それぞれ、60分と45分、反対尋問が各20分の予定で行われました。

まず、被告二人の唱和による宣誓書「・・・真実を述べ、何事も隠さず、又、何事も付け加えないことを誓います」が読み上げられ、被告弁護人による橋本さんへの主尋問に入りました。

本人履歴、職歴、本人-漁業-上関原発建設計画との関係と経過などの確認がなされましたが、橋本さん自身が1981年に福井県敦賀原発での作業(配管、溶接など)経験があり、連日、毎回、線量アラームの鳴るような被曝環境での作業に体調の消耗や異変を感じたため、3週間で辞めて祝島に帰ったこと。それ以来、父親とともに漁業に従事する中で、翌年の1982年に、中電の上関原発建設計画が浮上したこと。父亡きあと、1986年以来30年間、一貫して原発建設に反対するとともに、漁業補償金の受取を拒否してきたことを述べられました。

 そして、いよいよ、当訴訟の対象とされた「抗議行為」についての尋問に移りました。

原告側はこれを「妨害行為」と言うのですが、その行為の期日は、2009年11月5日から11月11日までで、この延べ7日間の工事妨害に対して4800万円の損害賠償を請求した(2009.12)のです。

次の四つの工事が該当すると言っています。1.護岸工事、2.敷地造成工事、3.取水口敷地造成工事、4.仮設作業道設置工事です。

これらの工事が強行された7日間の日付ごとに、本人の判断と行動(時刻、操船、場所、実行行為など)について、裁判提出資料の記録映像(写真)および説明表を確認するかたちで質疑応答が行われました。

橋本さんの答弁に淀みはなく、これらの行為は自分の「生活の糧である海を守る」ために自主的意思に基づき、工事に対する説明要求と海の侵犯への抗議をするために行ったものであることを淡々と述べられました。

 続く、反対尋問の中で、原告側弁護人による「あなたは大工で、漁業の知識がない」との発言があり、橋本さんは呆れて絶句。すかさず、傍聴席から「失礼なことを言うな!」の叱声があり、あわてた弁護人は「今の発言は撤回します」という、ハプニングがありました。反対尋問の粗雑さが垣間見えたように思いました。

 最後に裁判長が、当該行為に対して「抗議」と「妨害」の言葉が何度も飛び交い、被告は前者の、原告は後者の行為であると主張したと総括したうえで、推進派の船の行動状況と役割について尋ねました。

これに対して、橋本さん「十数隻の推進派の船が作業船に接近し、中間(にできた隙間)の海中へコンクリートブロックを投入していました、・・・いつも、推進派の船が来てから作業が開始されました。」と答え、中電と推進派の共同謀議による工事強行を物語る的確な証言を引き出してくれたように思いました。

 

 岡田和樹さんへの尋問までに休憩が入りました。傍聴席を見回すと、最前列中央には以前、我々の学習会講師で来られた山秋真さん、その後ろには当裁判の応援団長アーサー・ビナードさんがおられ、後列の当方の隣はおしどりマコ・ケンのお二人で、法廷ながら華やぎさえも感じました。

 さて、岡田さんへの主尋問です。

被告弁護人との間で延々80に上る質疑応答が繰り返されました。

本人と経歴の確認から始まり、2009年の抗議行為に至るまでの祝島、上関原発計画、シーカヤックとの出会と関係について動機、時期、生活行動の尋問から、岡田さんの「貴重な海の自然を守りたい」との強い真摯な思いが伝わってきました。

そして、核心の11月7日と8日の行動に入りました。

当日の行動はカヤッカー個人としての自発的行為であり、他の被告・清水さんや原さんの指示や共同での計画的行動ではないこと、カヤッカー達の頭上を移動してのコンクリートブロックの投下、危険な工事を止めるためにカヤックから海に下り、クレーンのワイヤーを掴んだこと、作業員3人がかりで推進派の漁船へ引きずり上げられ、甲板に押し倒され、首や手足を羽交い締めにされたこと、苦しい身動きのできない状態での拘束(3~5分程度)で意識不明状態に陥ったことが、時系列と映像資料(写真とDVD写真)に併せての証言がなされました。

この暴行の結果、岡田さんは病院へ緊急搬送され、12日間の入院(肺炎併発)加療を要する事態に至ったわけです。

あくまでも危険な工事に対する正当な非暴力の抗議であって、これを不法とされるのは大変心外であり、しかも、抗議行動の間も工事自体は進められていたわけで、妨害行為には当たらないとの明解な主張であったと思います。

 他方、原告側弁護人による反対尋問では、上記経緯はすべて不法な妨害行為に当たると主張を繰り返すばかりでした。

 裁判官二人からは、シーカヤックの操作技術、習熟までに要する期間、推進側の船に乗ったことや海に飛び込んだことの理由、クレーン船の右舷から左舷へ移るまでの行動、などについて質問がありましたが、主尋問の質疑を超えるものではなく、答弁によってかえって説明不足の補てん効果になったように思いました。

 そして最後に、裁判長は、被告は「中国電力の工事に対する説明が不十分であることへの抗議と主張するわけですね」と確認を促す発言をしました。

対して岡田さんは、「そのとおりです。カヤックで声を届けたい、でも声が届かない、最後の声を届けたい!」との思いから行動しましたと、締めくくりました。

 公判の後の報告会で上関原発埋立禁止訴訟弁護団・弁護団長田川章次弁護士から届いたコメントによれば、

「清水、原、橋本、岡田4名の本人尋問の内容も素晴らしかったことから,裁判所のこれまでの対応と変わったものになりました。中国電力側の証人を聞く必要があると裁判所が言い始めました。このような裁判所の変化は4人の本人尋問の結果も大きいものがありますが、何よりもこれだけの多数の皆さんが傍聴に来てくれた結果です。」とありました。

この言葉にも、我々も勇気づけられます。これからも一層、みんなの熱意を支援に結集するとともに、上関に原発を建てさせないように頑張ってまいりましょう。

***************************


このスラップ裁判で被告にされた、橋本久雄さん、清水敏保さん、岡田和樹さん、原康司さんの意見陳述が、下記にあります。

みなさんの自然と命を守りたいお気持ちがとても伝わります!!

(意見陳述とは、裁判の中で判決を公平に下すための判断材料として、自分たちの言い分を裁判官に伝えるためのものです。)

http://kaminoseki-genpatsu-slapp.jimdo.com/4%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%84%8F%E8%A6%8B%E9%99%B3%E8%BF%B0/

 

 

 


 

 

 

 

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【上関原発用地埋立禁止住民訴訟】7月8日(水)10回目の公判です!

2015年07月03日 | お知らせ

【上関原発用地埋立禁止住民訴訟】とは

 山口県知事が、上関原発建設のため上関町田ノ浦の公有水面埋立を中国電力に免許を出して3年の竣工期限の前日2012年10月5日、中電は竣工期間延長許可申請を山口県知事に提出。

これに対し山口県知事は、中電から4度にも及ぶ補足説明を経て、2013年2月26日標準処置期間を満了していたにもかかわらず、許否の判断をしませんでした。

更に、山口県知事は同年3月4日、回答期限を1年程度とする補足説明を求め、その間、免許は失効しないものとしたのです。

(これは、今の村岡知事になっても、未だに続いています。)

 これは明らかな公有水面埋立法違反であり、また行政手続法違反でもあります。

 公有水面埋立法では、免許期間の延長については、まずもって「正当な事由」が認められなくてはならないとあり(13条の2)、更に「正当」の内容についても別途定めがあります。(『港湾の行政外洋』)

 また、行政手続法には、行政の処置義務期間として(標準処置期間を定めることとなっているのです(9条)

 この行政の権力乱用に対して、2013年6月11日、市民有志によって住民監査請求が行われましたが、同年8月2日却下の決定が下されました。

そこで、監査請求人が原告となって、2013年8月30日に提訴されたのが、「上関原発用地埋立禁止住民訴訟」です。

上関原発用地埋立禁止住民訴訟の会HP

http://umetatekinshi.wix.com/juuminsoshou

 

今まで、9回の公判が行われています。

7月8日(水)に10回目の公判が行われます。


ご都合のよろしい方、是非、ご参加ください!!



住民訴訟次回期日について,弁護団の田川弁護士からの挨拶
************************************
 次回7月8日 午前11時の住民訴訟について,当日の原告本人の出席申し出は現
在3名です。残り2枠ございますので,希望される方は当事務所までご連絡くださ
い。
 祝島島民の会の清水さん達に対し中国電力が4800万円の損害賠償請求をしてい
る裁判の尋問が6月10日と7月1日の2回にわたって行われました。
この裁判には,広島から大型バスが2台で傍聴者を運び裁判所の駐車場が傍聴券を求
める人で溢れました。傍聴券が入手できたのは40名くらいですが,清水,原,橋
本,岡田4名の本人尋問の内容も素晴らしかったことから,裁判所のこれまでの対応
と変わったものになりました。中国電力側の証人を聞く必要があると裁判所が言い始
めました。このような裁判所の変化は4人の本人尋問の結果も大きいものがあります
が,何よりもこれだけの多数の皆さんが傍聴に来てくれた結果です。
 裁判所は裁判をする人の対応をしっかりと見ています。従って,私達の住民訴訟も
県民の熱意を示すことが必要です。このような次第ですので,7月8日の本人の皆さ
んの出席と,多数の傍聴者の多数の参加をお願いいたします。

上関原発埋立禁止訴訟弁護団 弁護団長 弁護士 田川章次
*************************************


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【市民学習会】7/3は、原康司さんを講師に迎えます!!

2015年07月03日 | お知らせ

【市民学習会のご案内】(宇部)

7月3日(金)の市民学習会(宇部)に、このスラップ裁判の被告の一人でもある原康司さんが講師です。

カヤック隊として上関原発計画反対運動に関わったいきさつや、体を張った上関原発反対活動など、色々なことをお聞きしたいと思います。

7月3日(金)19:00~20:30

宇部緑橋教会2階(宇部市役所裏)

会場費:100円

問合せ:080-6331-0960(安藤)

※市民学習会の前に、恒例の金曜ウォークが18:00から宇部市役所前であります。こちらもどうぞ、ご参加ください。


※参照

再度取り上げますが、アーサー・ビナードさんの番組『日本人探訪』(BS11)の6月の出演者は、原康司さんでした。

原康司さんのプロフィールも判りますので、こちらもどうぞご覧ください。

 https://www.youtube.com/channel/UCKeTyWGVvkRJcxltpe0ZvyQ


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