新聞やテレビで、福島の汚染水(実態は、放射能水)のことが報道されることが多くなりました。
多くのことが、「アンダー・コントロール」のもとに隠されていたことがわかって、唖然とした状態が続きます。
福島県の漁協の幹部のみなさんが、
「騙された」「信頼関係が崩れた」と口々に言っています。
漁協と言えば海の汚染問題の当事者中の当事者なんだから、知らないはずがないだろうという意見も聞こえます。
一方、3・11事故直後から東京電力や政府に対して鋭い取材を続けているおしどりマコさんのチームは、この件について注目すべき事実をあげています。
結論からいえば
放射能の汚染濃度は、排出時には測定しないで
外洋の希釈された区域で検査され、規制基準に合致しているかどうか、をみるというものです。
汚染源の汚染実態はみないで、放流された、はるかな沖で、希釈されたものを見るというモノです。
ぜひ、直接、この情報をご確認ください。
普通の汚染(し尿、産廃物、その他、つまり放射性物質以外) では、およそありえないことです。
し尿の海洋投棄は、すでに世界的にもはるか昔に禁止されています。
下水道や合併浄化槽でも、当然、放流する基準が厳しく規制されています
もっと厳しさが必要なはずの放射能汚染が、このようなことでいいのだろうか。
汚染水(厳密には、放射能水)のコントロール問題、放流問題の情報と学習が必要なことを痛感しています。
それにしても、全国の、原発立地地域、予定地とされている地域の漁業者のみなさんは、このニュースをどんな思いで聞いているのでしょうか。
(文責 安藤)
参考:
◎47ニュースから
福島県漁連「信頼関係が崩れた」 汚染雨水流出で怒りの声
http://www.47news.jp/CN/201502/CN2015022501001290.html
◎OSHIDORI Mako&Ken Portal / おしどりポータルサイト から
http://oshidori-makoken.com/?p=825
海への汚染水流出:東京電力の本音「測ってしまったから、わかってしまった」