★桃源深更深★~paradise into deep~

路は桃源に入りて深くして更に深し♪

『すべてがFになる』第2回を観る。

2014-11-04 03:00:16 | 観る
どこのアオイホノオが始まったのかと思いました@オープニング(・∀・)


解決編はさすがにスピード感あったり犀川せんせの本領発揮観られたりで、(第1回よりは)面白く観られました~♪

せんせの思考法、どうやって表現するんかなーと思ってたら、なんやサイバーな絵面になってますたね~。

 

まぁ、確かに間違ってはないと思いますけど、ちょっと特撮ヒーローっぽいビジュアルになってたなと。。。

嫌いじゃないですけどね☆( *´艸`)

ちなみに、センセは一見多重人格のようにも見えますが、(あくまでののてぃが個人的に思うところ)多分ちょっと違っていて。

要するに、物事を考える時に複数の視点から同時にアプローチすることでより精度の高い答えが見出せる。

みたいな才能の持ち主ってことやと思うんですけど、どうでせう。

ついでに言うと、萌絵ちゃんは視点は一つやけど、恐ろしく情報処理が速いスーパーコンピュータ的?頭脳の持ち主。


ツッコミドコロはもちろんチラホラ。

まずトリックパートが雑。

やっぱ1作品を2話以内に収めるためにはしょうがないんでしょうけど、雑やったなー。(ビタスマ)

原作ではもっと色々細かい設定やら制約があってあの密室が成立するんですけど、だいぶすっ飛ばされてますたねぇ。。。

あれでは重箱の隅をつつくまでもなく、なんぼでも矛盾や穴が見つかりそうです。はは。

まぁでも、テレビドラマって結構のほほんと観るコンテンツやと思うので、幼稚園児でも解けるようなトリックとかではない限り、

そう言われたらあぁそういうもんかってな具合で納得してくれる優しい視聴者も多そうですけど。


次に殺人動機の不明瞭さ。

まぁこれはもう原作からしてそういうもんやし、そこが森作品の森作品たる所以の一つとも言えるので、しょうがないのですが。

びっくりするくらい排除されてますよね@「加害者」並びに「被害者」の視点。(ビタスマアゲイン)

本来なら(作風によって多少比重の差はあるものの)描かれて当然、ミステリーを読むor観る際のクライマックスとして欠かせないはずの、

事件が起こった背景や動機の描写が、圧倒的に少ない。

まず探偵役の二人がそういったものにほとんど興味を示さないので追及しないし(基本トリックなど謎を解くこと自体にしか興味がない)、

被害者の回想シーンもなければ、加害者の白状シーンもないので、読者(視聴者)はそのどちらにもほとんど感情移入を許されない。

今回のお話でも、ぱっと聞きなんじゃそりゃ。な動機で人が殺されてしまいます。

しかもそれは、犀川せんせから淡々と客観的に述べられるだけ。

日頃見慣れたサスペンスなんかとはおよそかけ離れているので、原作を読んでない方はかなり???なことになったのではないでせうか。

(いや読んでてもなったけどね。少なくとも原作ではもうちょっと複雑な経緯があっての殺意発露、やった気が…)

んーこうやって映像化されると、(ミステリーというジャンルにおける森作品の)その特異性に改めて気付かされますね。

森さん、なんであんな「被害者」と「加害者」に優しくないかなー。

まぁ、なんぼ聞いたところでしょせん犯人や被害者の気持ちなんてほんまの意味で理解なんかできっこないし、知ろうとするだけ無駄。ってことなんかなぁ。

(なんぼほんまのとこ分からんにしても、知ろう分かろうとしてしまうのが人間の愛おしいところやと、ののてぃ的には思うんやけどなぁ。。。)

まぁとりあえず森さんはなんらかのポリシーがあってあえてそうしてはるんやと思うし、小説で読んでるぶんにはその意図もなんぼか伝わってくるので、

1,2作読んでしまえば、そんなに気にならなくなるんですけどね。

ただそれって映像においては、よっぽどきめ細かい演出せんと、ただ単に雑な描き方してるように受け取られかねないなと。

で、ドラマが実際そう見えちゃったかなと。。。

例えば、犀川せんせが犯人二人のバックボーンや動機についてなんや神業的推理を展開したみたくなってますたよねぇ。

一応フォローしとくと、原作ではもうちょい詳細な参考資料や情報が提示された上での、あの推理です。(とはいえ、原作読んでてもかなり飛躍してるなとは思いましたが…)

決して、当てずっぽうであそこまで決めてかかった訳ではありません。(o゜◇゜)o。_。)ウン★

…んーつまり雑なんだよねーそこら辺も。


と色々言いましたけど、たとい諸々雑だろうが、ドラマ自体が面白くありさえすれば、ののてぃ的には(視聴者的にもきっと)全然OKなんです。

もしくは登場人物が魅力的なキャラクターでありさえすれば、原作とかけ離れてても、然り、です。

ただいかんせんどちらも、特にキャラクターが、どうにも求心力が弱い!

もうね、この際ね、どんどんデフォルメしてドラマならではの魅力的な人物像というものを作り上げるべきやと思うの!(。・`ω・´。)

製作サイドがそれさえ明確に提示してくれれば、主役のカレシのことです、きっと萌え萌えさしてくれること間違いなしやと思うんです。

もうね~せっかく綾野くん起用してるのにさぁ~~~、ほんまにモッタイナイ。モッタイナイオバケ出る絶対。


あ、でも事件の解説を求められて「え、なんで?」ってなってる犀川せんせは原作イメエジに近い感じ(原作よりも無邪気さアリ)で良かったです♪



このすっとぼけた感じで行ったらええのになぁ!

あと、表情的には色々ええ顔してた~♪♪

   


と、ギャースカ言うのはその辺にして。

次回からの封印再度編は、珍しく(失敬)トリック的な部分が楽しめる作品なので、その辺りどのくらい再現してくれるか楽しみにしております☆

ちなみに、原作ではこのエピソードで犀川せんせと萌絵ちゃんの関係がダダッと急展開することになってるんですけど~。

(本来の時系列で言うとこの事件は4つ目で、だいぶ二人の関係が煮詰まってきている)

さすがに、まだ二人の関係がどういったものか曖昧なこの段階でそれをブッ込むような真似・・・しないよね??

まぁ概ね事件とは関係のないパートで進行する話ですし、丸ごと違うエピソードに移植しちゃっても問題ないかと思われるので、後回しになるのかな~。

というか、してほしい。ここでいきなりあれやられても、唐突過ぎて萌絵ちゃんにイラっとするだけやしね。


本日のラスト1枚:やっぱCGで消してるんやろねぇ@お髭?(つーか公衆の面前で子供のマジックの種明かしするとかちょっとせんせ大人げないよ…!)