よるのみちで
ほたるを見ました。
「ほたるぅぅぅ」
っていう富良野的なものではなく。
蛍です
今回は映像も撮れました!!
切れかけのクリプトン電球とかじゃないですよ。
手の上に乗って近くで撮影できたホンモノです。
夢オチじゃないです、本当に
時は日曜日。
朝から夕方まで一仕事を終え、その日の夜
バタバタしていた私の時間に合わせていただき
知り合いのお母さんと一緒に夕飯を食べに行きました。
塩釜の海の見えるレストランで
おなかいっぱい御馳走になり
こころいっぱいホッとするお話を聴きました。
おしゃべりに花を咲かせているところに息子さんから電話
「いつまで待たせるんだよー」
そうそう、お母さんを独り占めしちゃってました。
今日のメインはここから!
実はこちらのご家族は、毎年この時期に蛍見物にでかけるんだって。
私が蛍をこの前生まれて初めて見たという話をしたら
「ここの蛍を見てほしい!」と連れて行って下さることになったんです。
と、いうことで
息子さんで中3のSくんと、
その日にハタチの誕生日を迎えたお姉ちゃんのYちゃんに混ざって
多賀城・利府近くの「大郷」という街へ夜のドライブ
余談ですが・・・
中3のSくん。かつても登場しましたが、
私も応援してます小さなバイオリニストくんなんですよ。
そう、「小さな」・・・。そのはずだったんだけど。
実はしばらく会っていなくて前回会ったのがいつかお互い覚えていないほど。
おそらく半年以上は演奏を聴きに行ったりもしてなかったんだけれど・・・
な・な・なんと・・・見上げる大きさになってました。
この前会ったときは、私よりちっちゃかったのにぃ。。。
176cmだって!!(って誰くらいか想像できないけど。。)
14歳男子の成長ぶりってこんななの??
もう立派な、じぇんとるまんではないか。
前会ったときは私より小さかったはずだよ、と言ったら
「167ぁ?そんなん中1の時だー」って。
うーん。。おとこのこって・・・。
育てるのがおもしろそうだなぁ(笑)
(と、言いながら
昨日、中2の頃以来で偶然会った先輩から
「こんなに大きくなったの
?」と驚かれた私です・笑)
そんな驚きもありつつ、、、
街灯もほとんどない、くらーい山道をひたすら進むこと30分。
いるかなぁ?もういなくなったかな?いやきっといるよ!
と期待に胸を膨らませつつ、着いたところは真っ暗な田圃地帯。
大音量でカエルの合唱が聞こえる以外はしーんとした場所。
車を降りて、そろそろ進んでいくと・・・
田んぼのあちこちで、うっすらと青白く光る蛍!いたぁ!
果敢にも畦道に乗り込んでいったSくんは
「捕まえた!」と言って蛍を手に乗せて連れてきてくれました。
間近で見たホタル。
頭が赤くて、黒い胴体で、お尻がぽっぽと光ってる。意外と小さい。
台原で見たホタルよりはおとなしくて慎ましやかではありましたが
みんな草や木に止まって規則的に光を発しているのでした。
木に止まっているとクリスマスツリーのようで、また幻想的。
もう少し早いシーズン中だと、群れになって飛んでいるんだって。
少し遅い時期になってしまってたようだけど、その分誰もいない中で独占。
Yちゃんの手の中でおとなしく光っていた蛍の正体が、実はサナギだったりもして。
(蛹でも光るんだよー、びっくり)
クモの巣にいっぱい引っ掛かりながら、光のある方へ走っていって観察しました。
感動です。
ここの蛍も人工的に育てた蛍ではあるらしいんだけど
生きていけるきれいな水が、農薬の使わない田んぼがあるという証拠。
それはとっても貴重なことだよね。
はかない命でありながら、こんなにも人をしあわせにしてくれる昆虫。
こんな生まれて初めてのミラクルを短期間で2回も経験してしまって・・・
今後平穏無事に生きて行けるかしら・・・
なかなか時間が取れずに、御好意を断ってばかりいた中で
「幸せをくれる蛍との素敵な出会いは無理をしないとダメ。
それで会えたら幸せだから、ちょっとだけ無理して蛍に会いに行きましょ」
そう言って、快くあの場所に連れて行って下さったお母さんに大感謝です。
蛍との出会いに限らず、素敵な出会いは待ってても来ないよねー。
ちょっと頑張って、人に会うことで得られる幸せはたくさんだったりする・・・
かもしれない。
今うまくいかなくても、事態は好転するかもしれない。
転がってった先が、実は一番自分にとって最適の道かもしれない。
世の中、案外うれしいこともピカピカ光って目の前を照らしてたりするもんだ。
いっぱいおしゃべりして、いっぱいきれいなものを見ると
いろんなことを教えてもらえる気がします。
私も口だけじゃなくもうちょっとがんばらナイト
身体も回復してきたので、とーりあえず今週末に向けて!