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2006-07-26 | こころ学のこと(*^o^*)
晴れましたねー。梅雨の中休み。
やっぱり私は蒼い空と太陽エネルギーで動いてるんだな~と思いましたよ。
天気が良いと、機嫌が良い


さて、今日から集中が始まったんだけどね。こんな話が出ました。
「心理学は自然科学の一領域」と豪語する人がいます。
先生曰く、本当に自然科学の一領域だったら敢えてそんなことは言わんと。
工学は自然科学なんだよとかわざわざ言わないでしょ。
院生さんの解説によると、本当に友達がいる人は
「俺?友達?いっぱいいるよぉ。」とか言わないみたいなもの(笑)

心理学が社会科学か人文科学かはたまた自然科学かは知らないけれど、
実際心理学では色んな実験をやるわけです。
理系の実験とは違う。想像しがたいものが多い。
もちろん我々学生がやるような実験は安全かつ倫理的ですので、これからの話を読んで心理学の実験被験者になるのを拒否したりしないでね。
もう一回。学生実験は安全ですので皆さん快く実験参加よろしくお願いします(笑)

心理学史上には、結構悲惨でむごい実験も多い。医学実験にも勝るかも。
例えば動物実験。
電流の流れる檻の中にイヌを入れて逃げられないようにする・・・
ネズミ(?)の中枢神経と内臓を切り離して反応を見る・・・
本で見て怖かったのはプラナリアを切り刻んで他のプラナリアに食べさせる・・・
うぅーーー
実験内容だけ見ると恐ろしいですよね。動物愛護の観点で心理学実験を反対する記事も見たことあります。でもその実験によりちゃんとした理論とかが見つかって心理学に多大なる貢献をしてるわけで。複雑だよね。

そして心理学の学問の対象の主なるものはまぁ人間なわけで人体実験にも残酷なものがある。
もう一回言うよ。ここに挙げるのは飽くまで極端な例。今は法的に倫理規制も厳しいしこんなことはないので誤解しないで下さい!少なくとも私の実験で、電流流したり、切り刻んだりはしません!たぶんね、ふっふっふ

で、人間対象の恐い例で有名な実験は、例えば「アイヒマン実験」(愛肥満って出た…)
人は権威に服従する時、上からの命令を絶対として個人の意思や責任を無視して非人道的な行動をも起こしてしまう。この実験では気絶するほどの電流を、苦しんでる相手目前にして流し続けるって行動が表れた。ヒエラルキーとかナチスとかそうだよね。権威への服従。
簡単に言うとジャイアンに苛められるのが恐いからのび太を苛めるスネ夫みたいな奴。

もう一つ有名なのが「監獄実験」詳しく!(英語だけどね)
スタンフォード大でジンバルドーが行った実験。普通の学生21人を囚人と看守に分けて実際に2週間、監獄の中で過ごさせる。
すると、ほんの短期間で囚人役は卑屈的で抑鬱傾向が表れ、しまいには精神に支障をきたすように。
看守役はサディスティックで支配的な人格となり、囚人役に精神的・肉体的暴力を奮うように。

「状況の力」が人をこんなにも変えてしまうことを例証した超非倫理的な実験です。でも心理学史上ではすごい有名で偉大。。。
それで、ここまでちんたらと眠くなるような話を続けてきたのはなぜかっていうと、(やっと本題

この実験を再現した映画を見ました。
「es]
この実験を知ってると面白い。むりむり恋愛ごとを組み込んだ意味があったかだけは疑問だけど、監獄の中の再現はリアルですごいなって思った。実際よりラストは誇張してるとは思う。
でも人が変わっていく過程が日ごとに見ることが出来て、改めてこの実験こわいなーって思います。見るとへこむもん、。

なんかね、これ見てると
鬱に陥る囚人役も、攻撃的になる看守役も
どちらも人間の恐ろしいとこついてると思うんだけど
何より研究のためにと、実験だからと、
この実験を実行した研究者熱が恐いと思いました
みなさん、研究は倫理的に行いましょう。


と、いうわけで心理学以外の方は心理学実験を誤解しないでね。
ゼッタイ監獄なんかに入れませんよ!!

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